上島竜兵さんの自死に想う
みなさん、こんばんは。おざわです。
今朝は、非常に衝撃的なニュースが飛び込んできました。
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが自死をしたというニュースです。
竹内結子さんのときもとてもショックでしたが、ふだんテレビで見ている馴染みの芸能人だとその衝撃はやはり大きなものです。
ネット上では、連日のように芸能人が自死していくので
「最近の芸能人はおかしい」などという言葉が散見されますが、
一見華やかに見える芸能人も、そうではない一般人も、いろいろな悩みを抱えている点では、同じ一個の人間であると感じます。
僕が医学部を目指したのは、精神科医になって自殺のない社会をつくるためです。
そういう意味では、精神科医を目指す自分にとって、他人が自死を選んでしまう(そのような社会の)有り様は、最悪の失敗、最大の敗北を意味しています。
人は、幸せに生きれるなら、いつまでも生き続けたいはずで、心から死を願う人はいません。
自死を選ぶ前に、家族や友だちや、あるいは精神科医が、誰かが本人の声を聴いてあげられなかったのかと残念に思えてなりません。
もちろん、本人にも家族にも責任があるわけではないです。
責任があるとしたら、それは「社会そのもの」だと僕は思います。
失われてしまった命を想うたび、自分への無力さと、社会への怒りが胸の中に湧き上がってきます。
行き場のない絶望と怒気…
一日も早く精神科医になって、現場で人々の心の声に、声なき叫びに耳を傾けて寄り添っていきたい。
人の命を救うなどと高尚なことはできないかもしれないけれど、自殺を止めることはできると思っています。
また、そういう医師にならなければならない。
これは僕なりのミッション、人生の目標です。
医学部に入った初心を胸に、不条理さと希望を糧に、日々成長していくことを誓います。
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