ホラー映画はお好き?
先日、訳書の校正打ち合わせのため、共訳者がいる高知大学に出かけたが、休憩中、ふとしたきっかけからホラー映画の話になり、彼から未読ならロビン・ウッドのホラー映画論(フィルムアート社『新映画理論集成①』所収の1979年の論文)を読むように勧められた。その一節――
私は完全に後者の側である。わざわざお金を払って、ホラー映画を見に行く人の気がしれないし、ホラー映画を「いかがわしい」ものだと思っている。なにより教育上よくないではないか。しかし、研究対象として見た場合には話は別である。