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私の会社員時代のロールモデル


こんにちは。
株式会社Kanatta代表取締役社長の井口恵です。

先日も書かせていただいた通り、今後やりたいことを実現するために推薦状が何通か必要なため、大学の先生に引き続き、今度は最初に働いていた会社の上司であるMarloさんに久々にご連絡しました。

Marloさんは私が会社員時代に唯一ロールモデルだと思っていた方

わざわざ唯一と言ったら角が立ちそうですが、仕事以外のプライベートの過ごし方や人間性もひっくるめて憧れた上司は、この方だけだった気がします。


初の女性パートナー

私がMarloさんに初めてお会いしたのは2011年。
まだ大手の監査法人で会計士として働いていた頃です。

2010年に入社し、国際部で働いていた私は、入社初日からある外資系のクライアントに常駐していました。

最初はドイツ人の男性が上司でしたが、途中から彼と交代する形でいらっしゃったのがMarloさんでした。
Marloさんはテキサス事務所から日本に駐在でいらしてた女性で、私が初めてお会いした女性パートナーでした。

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※パートナー:監査法人での最高の役職

私が所属していた事業部には残念ながら日本人の女性パートナーはいなかったので、女性でパートナー、しかもアメリカ人ということで、どれだけ強くて怖い人がいらっしゃるんだろう!と内心ドキドキしていました。


気さくな人柄

しかし、Marloさんとお会いした瞬間、そのような不安は一気に払拭されました

とにかく優しい。
そして誤解を恐れずに言うと、可愛らしい女性という印象でした。

まだ社会人2年目だった私ですが、英語が話せる強みを活かすのは今しかない!と思い、一番偉い上司のMarloさんにどんどん近づいていきました。

そして一緒にお仕事させていただいたり、普段ランチなどでコミュニケーションを取らせていただく中で、Marloさんの魅力に惹きつけられていきました。


合理的な仕事スタイル

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私がMarloさんを尊敬していた点は、仕事のやり方に関して過去に囚われないところでした。

監査法人で働いたことがある方がお分かりになられると思いますが、監査業務は正直過去をなぞればできます。

それが良い時もあれば悪い時もあり、あまり考えなくても正しい作業ができてしまう一方で、誰かが無駄な作業をやりはじめると、それがずっと踏襲されてしまうリスクもあります。

その中でMarloさんは、過去のことはあまり気にせず、今の状況から見て何が必要なのか説明を求めることが多かったです。
よって、ずっと無駄だと思いながらも続けていた仕事がなくなったり、逆にリスクが高いのに手薄だったところの手続きが増えたりと、たくさん変化を起こされる方でした。

アメリカとの違い

Marloさんとご一緒する中でもう一つ勉強になったのは、アメリカと日本の働き方の違いを教えてくださったことです。

一番印象的だったのは、就任された直後に「私の目標はみんなの残業時間を減らすこと」と宣言された点。

日本人は働きすぎだと常におっしゃっていて、アメリカでは金曜日は絶対定時に帰るし、なんなら午後は休むと教えてくれたり、二児のママとして、自らが家族との時間を大事にされることで部下もそうできる環境を作ってくださいました。


ロールモデル

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そんなMarloさんも、実はご自身が所属されていた事務所で自分が初めての女性パートナーになるまでは、ロールモデルがいないことに悩まれていたそうです。

よって、私がロールモデルがいないと言って会社を去った時も一定の理解を示してくださいました。
そして何より、今私がジェンダー平等の実現をビジョンに動いていることをとても応援してくださっています。

日本での駐在を終えてからはニューヨークでかなりのポジションに就かれて、今も地元の事務所でパートナーとしてバリバリご活躍されているMarloさん。

今回久々にご連絡した際に、ずっとお伝えしたかったことを伝えることができてとても嬉しかったです。

You have always been my role model.

あなたは今までもこれからも、ずっと私のロールモデルです。


私もいつか誰かにそんな風に言ってもらえるように、日々努力し続けます。

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