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戦略コンサルが説く新規事業の柱を創る「プロの考え」とは

「ゆたかな人生のきっかけを」を理念に掲げ、さまざまな社会の課題解決を推進するイグニション・ポイント。

イノベーションの火を灯すことを意味する「イグニション」の名に相応しいタレントが、続々と集まっています。

今回、話を聞くのは新規事業におけるプロフェッショナル人材が集まるコンサルティング事業ストラテジーユニット(チーム)の3名。

入社歴の異なるそれぞれの視点から、ストラテジーユニットで果たしているミッションやプロとしての矜持などを深堀りします。

〈Profile〉
写真左/髙橋 ストラテジーユニット/ディレクター

早稲田大学創造理工学研究科修士課程修了。パナソニック㈱、アクセンチュア㈱を経て現職。製造・小売・消費財・製薬業界を中心に、戦略策定のみならず、現場変革まで伴う実行支援を強みとし、未来創造型の新規事業探索、全社改革の構想・実行支援、海外市場調査を踏まえた参入戦略、等のプロジェクトを多数経験。イグニション・ポイントでは、ビジネストランスフォーメーション及びグローバル領域のリードを担う。

同中/阿部 ストラテジーユニット/マネージャー 
青山学院大学文学部を卒業後、㈱船井総合研究所を経て現職。
新規事業参入における事業性調査、新規サービスの要件定義、顧客ニーズの調査・分析、マーケティングプランの立案、IT中期経営計画策定、業務改革・組織活性化など、戦略立案から実行支援まで、多岐にわたるコンサルティング実績を有する。

同右/満永 ストラテジーユニット/コンサルタント
東京大学教養学部卒業後、2020年に新卒で入社。IT・保険・旅行業界を中心に、新規事業・マーケティングに関連するプロジェクトの経験を有する。現在は保険領域において、ハンズオンでの新規事業の立ち上げ支援を実施している。


新規事業におけるプロフェッショナル人材を輩出するコンサルティング事業の魅力

──イグニション・ポイントの特徴を教えてください。

高橋 当社は「コンサルティング事業」をはじめ、スタートアップなどの新しい事業の芽を育てる投資を担う「インベストメント事業」、持続可能な社会基盤の構築を担う「イノベーション事業」の3つ事業の柱に基づいて、一種のエコシステム形成をグループ内で体現しています。

この相互のシナジーを生み出しているエコシステムこそが、他に類を見ないイグニション・ポイントの大きな特徴であり、意思決定が早く、柔軟かつ機動性高くチャレンジできると考えています。

イグニション・ポイントの事業相関図

中でも私が所属するコンサルティング事業内のストラテジーユニットは「戦略」を主幹に、戦略立案から企画・開発、実現までワンストップに顧客企業に寄り添い、特に新規事業の柱を創出すべく伴走しています。

髙橋 ユニット/ディレクター

──具体的にどのような新規事業の開発案件があるのでしょうか。

高橋 多岐にわたりますが、例えば大手製薬会社の案件では、セルフケアの推進を目的とした統合PHRプラットフォーム構築を支援しました。データ統合や顧客体験を重視した戦略・設計を行うほか、エクスペリエンスデザインユニットといったクリエイティブな社内人材と協力して、インフォグラフィックスなどを制作したりもします。

阿部 そうですね。また面白い案件として大手SIerでは、社会課題解決に寄与する新規事業立案に向けて、木材流通業界のDX化に向けた事業構想および具体化に取り組んでいます。日本の国土の約66%が実は森林なのですが、日本の木材需給率は40%程度と言われており、十分に森林資源が有効活用されていないことが社会課題となっています。さらに林業においては慢性的な人手不足もあいまって、森林の管理不足による洪水被害や、輸入木材に頼ることでのCo2排出量の増加などの問題が起こる恐れがあります。この社会課題の解決に向けて、事業構想からお客様にサービスを届けるところまでワンストップに支援しています。

満永 私が担当する大手保険代理店では、デジタル化が進む中で持続的に企業を成長させるため、DX関連の新規事業を初めて設立するということで、実際にクライアント先に常駐し、社内の現場にまで入り込んで伴走支援を行っています。戦略コンサルタントというと、構想のみで後はクライアントが実行、というイメージをもたれる方も少ないかと思いますが、本案件ではもっと泥臭く、現場目線で向き合える点がイグニション・ポイントらしいかと思います。

「人の成長に携われる」新規事業の醍醐味

──新規事業を成功させるために必要な「プロの考え方」はありますか。

高橋 一般的に新規事業が成功するのは難しい中で「きれいな絵」だけを描いていても、新規事業は前に進みません。常に自分ごと化し、泥臭く進めていく実行力が必要です。方針を策定する際は既存事業の延長線上ではなく、マクロの視点や競合企業から見た視点など、複眼的に柔軟に捉えることが求められます。
 
しかし新規事業を率いるプロフェッショナル人材に最も大切と考えるのはその人のマインドセットです。ストラテジーユニットでは、当社のビジョン「ゆたかさを生みだすあらゆる革新のプラットフォームになる」を実現するために、この”革新のプラットフォーム”の中核機能を担う”エコシステムカタリスト”になることを目指しています。

「エコシステムカタリスト」とは、”競争”から”共創”へ、”モノづくり”から”コトづくり”へ変容していく産業構造に対応した動きが求められている中、我々が触媒となって、業界や経済圏を横断して革新をうむエコシステムを形成していける人材であり、まさにこれからの時代に求められる存在だと考えています
 
業界の垣根すら取り払い、エコシステムや経済圏をいかに横断するか。俯瞰しながら、ビジネスとして勝ち筋が見えるかどうかを常に見極めていきます。
 
阿部 上手くいくまでやり続けること、伴走にこだわることだと思います。多くの新規事業は残念ながら成功しません。その中でも成功する事業は、苦しい時期を必ず乗り越えています。そこには、人を引っ張るリーダーが必ずいて、情熱の火を持っている。その人の持つ火種を絶やさないように、火を灯し続けられるような情熱を私たちも持ち続け、こだわりを持って最後までやり遂げる。このマインドこそが必要です。
 
もちろん、コンサルタントには、第三者的な立場から事業を俯瞰して捉え、ロジックを組んで進めることが求められます。しかし新規事業の場合、「あるべき姿」を追うと失敗することが多い。なぜなら、従来のビジネスモデルに思考が偏ってしまうからです。

この罠にはまらないようにしつつ、トライ&エラーを繰り返す。上手くいくまで走り続ける伴走者となることが、重要な役割だと考えています。

阿部 ストラテジーユニット/マネージャー

満永 私にとってのプロとは、ロジカルな筋道・方法論を理解した上で、エンジンのイグニション(点火装置)になれる人。事業責任者や経営者の情熱に共感し、応援する人です。

そんな人になるには、単にハンドルを握るだけではなく、私たち自身エンジンになることが重要。このマインドは必須です。なぜなら「方法論」や「あるべき論」をロジックで展開するだけでは、上手く行かないからです。

孤独になりがちな新規事業の担当者や創業者の情熱の火をいかに絶やさず燃やし続けられるか――そんなエンジンにならなければならない。つまり、お客様のマインド面も支えつつ、実行部隊も担える。この両輪で回せることがプロだと思います。

 ──新規事業のプロフェッショナルになるために、なぜイグニション・ポイントを選んだのでしょうか。

満永 私が新卒入社でイグニション・ポイントを選んだ理由は「新規事業色が強い」からで、まさに新規事業の柱を創る経験を積めます。

私は就職活動の際に候補をコンサル企業に絞り、「自分の好きを深堀り、新たな価値を作り、広げられる」フィールドを求めていました。たとえ自分の興味の対象が変わっていったとしても、好きを見つけながら好きを広げていくことで、自分自身の市場価値を上げて成長できるはずだと考えていました。

それには、適度に放置されて、適度に指導してもらえる環境に身を置くのがいいだろう、と。当時のイグニション・ポイントは社員数もまだ少なく、それが叶うと感じました。

入社後の今も好き勝手にやらせてもらえる環境にいますし、案件に取り組むのも楽しくて、自分の性にマッチしている。期待以上に、とても満足しています。

高橋 裁量が大きく、自由度が高いため、上長の担っている仕事にも挑戦させてもらえます。今の満永さんの話は、当社のバリューの1つ「Effectuation(遂行・達成)」の体現だと言えます。

イグニション・ポイントの理念/ビジョン/バリュー

大手コンサルティングファームは、サプライチェーンやマーケティングなどの領域ごとに縦割りでチームが切られがちで、さらに組織間を跨いだアサインが比較的少ないですが、その場合、「専門人材同士のコラボレーションが難しい」という問題があります。
 
当社にはその垣根が生まれないように工夫しております。お客様のご要望やフェーズに即して都度、ユニット横断で最適なメンバーを柔軟にアサインしています。

ストラテジーユニットには40名ほどが在籍していますが、私はメンバーのゆたかさが実現できる場を創る責任を負っている立場です。

コンサルタントを通じてお客様に対してバリューをご提供するだけではなく、チームのゆたかさに寄与することも同じくらい、大事です。それには、メンバーすべての案件を「自分ごと化」して取り組むことがディレクター(当社では、シニアマネージャーの上級職に相当)としての肝だと考えています。

阿部 イグニション・ポイントはまだまだ成長段階にありますから、新規事業創出など新しい価値を生み出す場に身を置くことで、ゆたかな経験を積むことができます。

当社の理念「ゆたかな人生のきっかけを」の意味するところは、一緒に働く仲間や家族、環境や社会のゆたかさを生みだす中心的存在として、私たちイグニション・ポイントが先頭を切って未来を創ることです。

前職のコンサルティングファームでは新卒から7年半勤めていて、とてもやりがいのある仕事ではあったのですが、自身のコンサルティングが徐々にコモディティ化していき、成長が止まっているように感じていました。
同じタイミングで、現場ではなくマネジメントに関わる仕事が増えていき、自分のコンサルとしてのキャリア像との乖離をさらに感じるようになっていました。

そんな気持ちからイグニション・ポイントを選んで転職したのはまさに、「ゆたかな人生のきっかけを」の理念に共感したからです。イグニション・ポイントでは働いている中で「ゆたかな人生を送れているか」と、自分に問いかける考える機会が増え、必然的に自分を顧みるきっかけになっています。

高橋 これまで大手企業を何社か経験してきた中で、イグニション・ポイントの理念やバリューは大手企業よりも体現・浸透ができていると感じています。採用面接の中でも理念やバリューなどのカルチャーフィットを重視しており、候補者の方々にも当社のカルチャーをしっかりとお伝えさせていただいております。それにより、一層「理念への共感の和」が広がり、理念に惹かれる人が集まる好循環を生みだしています。

イグニション・ポイント流キャリア形成は個人の「内発的動機」を尊重

──イグニション・ポイントではどのような経験やキャリアを積めますか?

高橋 職種そのものの転換も含めて、自己実現の機会の幅が広く、意志さえあればいろんなキャリアパスに挑戦できます。自分のやりたいことを模索したい人、修行したい人、自己実現の場にしたい人、将来は起業したい人など、社員によって様々です。

満永 例えば私なら、コンサルタントだけを極めるのではなく、ゆくゆくは事業側にキャリアを進めていきたい、チャンスがあれば飛び込みたいと考えています。それまではいろんな経験を積める場に身を置くつもりですが、イグニション・ポイントはまさにこれが実現できる場と考えます。

満永達彦 ストラテジーユニット/コンサルタント

阿部 私も、コンサルタントという職種にこだわってはいません。できれば、優秀なピッチャータイプの方と組んで多くの仕事をし、自分を一流に磨き上げていくような、いわゆる「キャッチャー」としての経験を積めることを重視しています。その点、これまでの3年間、経験を積む場としてIGPを不満に思ったことはありません。

高橋 私はゆくゆくは起業したいという想いがあるのですが、現在ではストラテジーユニットを自分の会社のように感じています。イグニション・ポイントの更なる成長に向けて、今後も所属ユニットに留まらず会社全体のスケールに貢献し、より多くのクライアントに価値提供していきたいです。

──採用候補者に自慢したい、イグニション・ポイントならではの特徴はありますか?

満永 ジョイントベンチャーや自社事業を創ることの多さと個人のやりたいことに合わせて、ユニットの垣根を超えて柔軟に挑戦できる点が自慢です。
自身のキャリアを考え、他の専門領域にもチャレンジしたいという希望が出てきた際には、他ユニットへの異動願いを出すこともできます。

高橋 活躍する場が多いのは自慢ですね。例えば「本気で〇〇のビジネスをやりたい」と言うメンバーがいれば、その想いをどうやったら叶えられるか、アサインを考えるのがマネージャーの仕事ですから。メンバーの志向性や希望を把握した上で、采配を行っています。

阿部 イグニション・ポイントの組織運営にも関われる点です。例えば満永さんはストラテジーユニットの研修内容を考えるタスクを持っていて、一般的には人事が担当するような「会社を創る」業務も、新卒のメンバーが裁量とやりがいを持って携われる。イグニション・ポイントの自慢できる魅力の1つです。

──これからイグニション・ポイントへの入社を検討している方へ、最後にメッセージをお願いします。

満永 「自分がある人」がいいですね。コンサルティングファームへの就職を希望する新卒は多いですが、その中でもイグニション・ポイントを希望する方は何か自分の軸を持っていることが多いと感じます。私がコンサルタントの仕事でもっともやりがいを感じるのは「お客様からありがとうと言ってもらえた瞬間」ですが、そんな想いを持てる人だと最高ですね。

阿部 想いを持っている人と一緒に働きたいです。「目の前の人を喜ばせたい」「地球環境を大切にしたい」など何でもいいので、内発的な想いを面接の場でぜひ聞かせてください。ちなみに私の内発的動機は「人と人をつなぎ、その中で必要とされる人でいたい」です。とことん会話をしましょう。
 
高橋 イグニション・ポイントは採用に際して、マインド面を重視する会社です。新しいことを創造していくシーンが多いので、好奇心を持ち、常に前向きなディスカッションを行える姿勢が問われます。社内だけに閉じることなく、社外とのコラボレーションもいとわないような、オープンマインドが必要です。

コンサルタント未経験の方であっても、傾聴力、論理的思考力、構造化等のベーシックなスキルと強みとなる専門性があれば、是非積極的にチャレンジ頂きたいです。その上で、「尖っている方」にぜひ来ていただきたいです。

取材・文:山岸裕一




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