見出し画像

誰もが立ち上がれる社会にしたい。生きづらさを感じていた私が、コンサルタントになった理由

ストラテジーユニットにてコンサルタントを務める中村です。

京都大学経済学部を卒業後、新卒でイグニション・ポイントに入社しました。入社後は、情報通信、自動車業界を中心に、マーケティング、新規事業立案・企画といったテーマで経験を積んできました。

これまでの学生時代およびキャリアを振り返りながら、仕事のやりがい、イグニション・ポイントで働く魅力についてお話いたします。


生きづらさからの脱却。唯一無二は“おもろい”

——中村さんは、幼少期にどのような性格だったのでしょうか?

他人に自分を合わせるような”他人軸”を重視していたため、周りへの気遣いができると言われるような子どもでした。父親が単身赴任でほとんど家にいない中、末っ子長男のため、女性複数に対して男性が私のみという少し特殊な家庭環境で育ったこと、転校が多かったからか、周囲から孤立せず、馴染まないといけないと感じていました。

幼少期

——学生時代のターニングポイントを教えてください。

大学入学以降、他人と違うことのユニークさを”おもろい”に替えてしまう、京大特有の文化に触れたことが大きかったと思っています。それまで”他人軸”で生きることに生きづらさを抱えていた私にとって、”自分軸”の方が”おもろい”という価値観は新鮮で素敵に思えました。

結果として、大学時代は”自分軸”で興味を持ったことに色々チャレンジしていました。学業では、専攻していた経済・経営学以外に、社会学、文化人類学、哲学、人文科学系等の講義も積極的に受けていました。学外では、塾講師や、長期インターンで携帯電話の営業、キャバクラのボーイとしてアルバイト 等もやっていました。

——学生時代に力をいれたことは何ですか?

ゼミ活動と塾講師としての活動です。
ゼミでは、ロジカルシンキングを専攻していました。具体的には企業分析やフィールドワークを通じて、模擬的なコンサルティングワークを行っていました。例えば、大学3年生の時に、4人チームのリーダーとして「実際に京都のお店に協力してもらい、問題を発見・特定し、それに対する解決策を提言する」という半年弱のプロジェクトを行いました。お店の選定・交渉から、ヒアリング、問題発見〜解決策の検討、プレゼンと、一連のワークをこなすことはハードでしたが、メンバーの協力のおかげで、お店の方にも一定満足していただける提言ができました。

また塾講師としては、大学3年〜4年にかけて、不登校経験のある生徒さんに対して個別指導を行っていました。きっかけは、生きづらさを抱えていた私を支えてくれた家族や友人、塾講師の方々のように、「今度は自分が支える立場になりたい」と思っていたことです。複雑な事情が絡みあった生徒さんの現状と、どのような大学に行きたいかという将来像のギャップを埋めるため、講師としてだけではなく、身近な相談相手となれるように尽力しました。

大学のシンボルである、時計台とクスノキの前での集合写真

自身のビジョンを実現するための第一歩

——就職活動時の軸について教えてください。

自身のビジョンに近づくことができること、新規事業系のテーマに関われること、裁量が大きいことの3点です。

「自身のビジョンに近づくことができること」について、私はこれまでの経験から「複線的な仕組みづくりを通して、誰もが立ち上がれる社会にしたい」と想っています。具体的には、有名大学に入り、有名企業に就職し、定年まで勤めるといった、”人生のレール”を外れてしまっても、また別のルートでやり直せるような社会にしたいという意味です。このビジョンに近づけるようなスキルが身につく業種・職種が良いと思っていました。

次に「新規事業系のテーマに関われること」について、将来的に上記のビジョンを実践していくために、自身で事業の立上げや運営に携わっていきたいと考えています。そのため、新規事業の企画〜実行まで携われる企業が良いと考えていました。

そして最後「裁量が大きいこと」について、先の2点をより早く自分の血肉と化すべく、入社後から裁量が大きい企業が良いと考えていました。

——入社の決め手について教えてください。

やはり自身の就職活動における3つの軸に合致したことが決め手になりました。

まず、コンサルティング手法を身に付けることで自身のビジョンに近づけるのではないかと思い、コンサルタントを志望していました。というのも、ゼミや塾講師での経験から「複雑な事情が絡みあう現状を理解し、将来的な目標を設定したうえで、そのギャップを埋めるための解決策を検討する」といった問題解決の代表的なプロセスは、汎用性が高いと理解していたためです。ふわふわとしていたビジョンを明確にする上で、複数業界を俯瞰して見ることができる点も魅力的でした。

またストラテジーユニットは、新規事業系のテーマが多く、かつ入社当時の規模の小ささや組織風土から裁量を持って働けると思ったため、入社を決めました。

心の成長痛を乗り越えて

——2023年2月現在の所属ユニット、業務内容について教えてください。

ストラテジーユニットで、主に新規事業の企画・立案や、マーケティングをテーマとしたプロジェクトに従事してきました。新規事業企画では、ビジョン策定から戦略立案、事業企画や収支計画、PoC計画 等、上流〜下流まで幅広いテーマでご支援しています。

——入社して苦労したこと、大変だったことは何ですか?  

裁量の大きさです。就職活動の軸で申し上げた通り、自分で所望した環境ではあったものの、自身のスキル不足を痛感し、想像以上にしんどかったです。

当時はマネージャー直下でスタッフ1人という座組でプロジェクトに従事していました。Excelやパワーポイントといったハードスキル、コミュニケーション能力や論点・仮説設定といったソフトスキルまで、ありとあらゆるスキルが不足しており、とにかく必死で働いていました。

一方で、この経験があったからこそ、自身でやり切るというグリット力や、先述のハード・ソフトスキルも短期間で一定身についてきたと実感しています。

”思いやり”を持った、新規事業のスペシャリストに

——仕事をする上で、大事にしている価値観を教えてください。

“思いやり”です。
この言葉には、他人の思考や感情を理解しようとする姿勢と、理解したことを丁寧かつ迅速に行動に移すという2つの側面があります
。クライアントの頭の中を理解できないと、正しい問題解決やコミュニケーションはできないと思います。

また、限られたリソース内でできるだけ分かりやすく、迅速にアウトプットを出すことができないと、クライアントに納得してもらい、さらに動いてもらうことはできないと思います。まだまだこれからですが、これらの要素を意識して、日々の業務に従事しています。

——これからのキャリアの展望についてお聞かせください。

企画から運営まで、新規事業のスペシャリストになりたいと思っています。
短期的には、新規事業をテーマにしたプロジェクトに従事していきたいと考えています。もっと言うと、新規事業のローンチや運営まで携われるとベストだと思っています。
長期的には、やはり自身のビジョンの実現に向けて自分の事業を立ち上げ、運営することをライフワークとしていきたいです。


▼Join Our Team!
イグニション・ポイントは一緒に働いてくれる仲間を募集しています!
急成長フェーズに参画いただける仲間を求めていますので、ご興味を持ってくださった方は、ぜひ下記より詳細をご確認ください。

Linkedintwitterfacebookのフォローも大歓迎です!


この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

イグニション・ポイントにメディア取材ご希望の方は以下よりご連絡ください。 ご利用環境により、以下ボタンが反応しない場合は、 <info@ignitionpoint-inc.com>をご利用ください。