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【売れるマーケ】小手先のテクニックをバカにしてはいけない。
お店の繁盛戦略について語る時、
「小手先のテクニックではダメだ」
と表現することがあります。
私も何度か書いていると思います。
しかしこれは、
小手先のテクニックを否定しているのではありません。
売り上げを伸ばしたいと焦っている店主は、往々にして、
わかりやすい“小手先”に走ってしまいがちなので、
それを戒めるために、そう言っているまでです。
もちろん、“小手先”だけではダメなのですが、
商品には何の問題もないのに売れない、という場合には、
この“小手先”が有効な手立てとなってくるのです。
質の良い商品を扱っているのに売れない、ということは、
お店や商品のことが知られていない可能性が高いのです。
知らなければ、商品にどれだけ価値があったとしても、
存在しないことと等しいのです。
価値は、お客さまに伝わってこそ、価値なのです。
だとすれば、お店の存在・商品の価値を
伝えることから、始めなければなりません。
ここで、“小手先”のテクニックが必要となるのです。
チラシを打つ、お店を改装する、のぼりを立てる……。
素人集団の商工会議所が提案しそうなことですが、
こうしたケースに限って、
この“小手先”が非常に有効となるのです。
いま現在チラシを打っているというお店なら、
横書きを縦書きに変えてみるという“小手先”。
垢抜けない古いお店を
洗練されたお店に改装する“小手先”。
既製品ではない、デザインされた
オリジナルのぼりを立てる“小手先”。
たったこれだけのことで、
お客さまがお店・商品を認識し始めるのです。
常連さんにしか知られなかったお店・商品が、
注目されるのです。
“小手先”をバカにすることはできません。
ただし、手法は“小手先”でも、
その“質”は高くなければいけません。
じっくり考えた上で、実践してください。
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