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【売れるマーケ】お客さまの“手間と時間”は、価格の一部。

賢い主婦は、いくつかのお店のチラシを見比べ、
少しでも安いものを求めて、
あちらこちらへ自転車で疾走します。

牛乳はあのお店、小麦粉はこのお店、醤油はここ。

主婦の鏡ですが、かなりの体力・労力・時間を要します。

ほとんどの主婦は、ここまでしません。

もっとも欲しいものが安いお店か、
近場で便利なお店を選ぶものです。

このような主婦を
“賢くない”“怠けている”とは言えません。

安いものばかりを買うために、
手間や時間を費やすことは、忙しい現代人にとっては、
非合理的なことなのです。

つまり、あまり安くないお店を利用したとしても、
手間や時間が掛からなければ、
その分を節約したことになるのです。

現代人は、お金より時間を大切にする傾向にある
というデータもあります。

手間や時間を掛けるくらいなら、
高いお店で買っても良いと考えるのです。

わかりやすい例で言えば、
道端にあるジュースの自動販売機です。

街中なら、スーパーやコンビニがどこにでもあり、
安いジュースをすぐに買うことができるのに、
その手間と時間を惜しんで、
定価で売っている自販機で買ってしまいます。

つまり、手間と時間をジュースの価格に
置き換えているということです。

自販機とスーパーの価格差が、
“手間と時間の価格”となっているのです。

この消費者心理をうまく活かせば、
値下げしなくても集客できるのです。

最近では、コンビニの宅配やネットスーパーが、
“手間と時間”の節約で、人気を高めています。

猛暑続きで、ネットスーパーの利用者が増えたのも、
「暑い中を出掛ける」という、
手間と時間を節約したかったからです。

今後ますます、こうした傾向は強くなります。
そこに、集客のチャンスがあります。

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