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売れるマーケティング戦略

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2024年1月の記事一覧

商人魂(繁盛事例):1億円の借金を返済した、88歳双子姉妹のお笑い食堂。

大阪市中央区南船場。 このオフィス街に、 サラリーマン・OLの胃袋と心を満たす、 小さな食堂「十代橘(じゅうだいたちばな)」 があります。 創業47年。 ランチ激戦区にあって、 コロナ前にはいつも大行列ができていた大人気店。 コロナとなって、お客さまは半減したものの、 地元にはなくてはならない食堂として、 人びとに愛され続けています。 店内飲食だけではなく、 店先にはお弁当や惣菜がたくさん並んでいます。 この食堂の看板娘が、 十代都喜子さんと葛野都司子さんの88歳双

¥200

【売れるマーケ】成功者をマネるなら、徹底的に!

「二匹目のドジョウ」という言葉がありますが、 商売で悩んでいるなら、 この“二匹目”を狙う方法もあります。 成功しているお店を徹底的にマネするのです。 扱う商品・サービス、内外装、什器にいたるまで、 すべてをパクってしまいます。 言葉は悪いですが、 自分がお手本になるお店だと信じたなら、 徹底してパクってみなければ、 そのお店の本当の姿は、わかりません。 変に独自性を出そうとすると、 お店のカラーがぼやけ、何をしたいのかがわからない、 中途半端なお店になってしまいます

【繁盛戦略読本】:『お客さまの「心」をギュッ!とつかむアイデア集 飲食店編』

小さな感動が、ファンを創る。 “おっ、気が利いているなぁ”は小さな感動を生みます。 その心配りが、いくつもあると…… やがて、大きな感動となり、 そのお店はお客さまにとって 忘れられない存在へと変わっていきます。 小さなことの積み重ねです。 ■セットメニューでお得感を。 人気料理をメインに、 単品をいくつか組み合わせて、セットメニューにします。 単品を3つ4つ頼むよりも お得だというイメージでアピールします。 たとえば、酒の肴を3品とお銚子1本をセットにして、

¥1,000

【売れるマーケ】「お奨め商品」を売るための「お奨めしない商品」。

お奨め商品のあるお店は強い。 これは、商売のセオリーですが、 お客さまは、奨められたからという理由で、 買っているのでしょうか。 ショッピングに興味の無いお客さまなら、 そういうこともあるかもしれませんが、 ほとんどの人は、 ショッピングの楽しさを知っているので、 奨められるままに買うことはありません。 ウィンドウショッピングに出たり、 雑誌やカタログを見たり、 ネットで調べたりした上で、 いろいろと見比べてみたいのです。 悩みたいのです。 悩むことが、楽しさになって

繁盛戦略読本:『お客さまの「心」をギュッ!とつかむアイデア集 旅館編』

小さな感動が、ファンを創る。 “気が利いているなぁ”“粋だねぇ”“お洒落だなぁ” こんな言葉がお客さまの口から出てきたら、 あなたの旅館は、すでにお客さまの『心』をつかんでいます。 そのためには、ちょっとした心配り、 アイデアを実践することが必要です。 それは、「小さな感動」をご提供するだけです。 小さな感動をコツコツ積み重ねていけば、 それはやがて、大きな感動となり、 その旅館はお客さまにとって、 忘れられない存在へと変わっていきます。 ■客室にご挨拶文を置く。

¥1,000

商人魂(繁盛事例):昭和の価格で町の人に愛される、母と息子のケーキ屋さん。

チーズケーキ200円。アップルパイ260円。 シュークリーム110円。プリン110円。 一番高いイチゴのショートケーキで270円。 すべて手づくりでありながら、いまなお、 こんな低価格で販売を続けるケーキ屋さんが、 兵庫県・川西市にあります。 この地にお店を開いて、42年。 地域の人に愛され、 お客さまの足が途絶えることはありません。 しかし、失礼ながら、お店の外観は古びており、 「お洒落なスイーツショップ」とは無縁。 店内も、正面に飾り気のないショーケース。 横

¥200

【売れるマーケ】次に来ていただくための情報提供。

「ありがとうございました」。 お客さまの帰り際には、そうご挨拶しますよね。 「また、お越しください」と、つけ加えるのも丁寧です。 しかし、もうひと言添えると、 次回の来店に繋がる可能性が高くなります。 ケーキショップなら、 「来月には、岡山の桃を使ったパイが出ますので、  また覗いてみてください」。 旅館なら、 「紅葉の季節になりますと、  それは見事な景色の中をお散歩できますので、  ぜひ、お越し下さい」。 買い物をされたお客さまは、 満足した気持ちでお店を後にす

繁盛戦略読本:『キャッチフレーズ・23のテクニック』

かっこいい言葉はいらない。 「ドキッ!」と「フムフム!」で、お客さまの心をつかめ! 『キャッチフレーズ・23のテクニック』簡単なテクニックで、驚くほど結果が変わります。 はじめに。 お客さまに知っていただく。お客さまに来ていただく。そのためには、PRをしなければなりません。“モノが良ければ、口コミで広がっていくさ!”そんな言葉を発するオーナーはたくさんいます。しかし、その末路は悲惨です。そんな時代ではありません。もし成功しているお店があったとしても、ごくごく一部です。と

¥1,000

商人魂(繁盛事例):全国ご当地カレー。実は大阪で製造されている!?

レトルトカレーが流行っています。 特に、ご当地カレーと呼ばれるもの。 全国各地の特産品を使った、 個性際立つカレーに人気が集まっています。 百貨店やスーパーには、 ご当地カレーのコーナーが設けられているほど。 ご当地カレーの専門店もできています。 ネット販売も好調で、多くのマニアが誕生しています。 たとえば、「徳島・阿波尾鶏カレー」 「北海道・いかめしカレー」。 消費者が、地名を聞いて思い浮かべるような 特産品を使っているものがあります。 また、「山梨・青い富士

¥300

【売れるマーケ】商品の良さを映像化して語れ!

買って欲しいモノがあるなら、その機能・性能ではなく、 そのモノを購入した後の使用感・利便性・楽しさが、 頭に浮かぶように、映像化して語ることが大切です。 言葉で、どれだけ優れた点を聞かされても、 その良さは伝わってきません。 手に入れた後の、 自分が満足している様子を想像させてくれた時に、 お客さまはその良さを実感するのです。 「近江商人魂」という著書の中に、 畳表を売り歩く行商人が、 北陸の人を説得する場面があります。 「冬の北国では、雪に降り込められて、  みんな

商人魂(繁盛事例):個人商店が生み出す、「ヒョウ柄ブランド」の凄さ。

“大阪のおばちゃん”と聞くと、 どんな人を思い浮かべるでしょうか。 明るい。元気。面白い。うるさい。 値切る。アメちゃん。 そして、ヒョウ柄。 ヒョウ柄の服を着て、大声でしゃべり、大声で笑う。 そんなイメージを持つ人が多いはずです。 もちろん、すべてのおばちゃんがそうではありませんが、 かなりの確率で出会うことは間違いありません。 そんなおばちゃんたちを象徴する ヒョウ柄ファッションを専門に扱う婦人服店があります。 大阪、通天閣近くの商店街「新世界市場」の中。

¥200