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【日本企業vol.4】上場することのメリット

こんにちは、I-GLOCALメディアチームです。

前回の記事では上場について紹介しました。今回は上場することのメリットと責務について紹介していこうと思います。

○上場のメリット

まずは上場することによるメリットを今回は4つ紹介しようと思います。

1. 知名度、信用度の向上による顧客基盤の拡大

上場することによって証券取引所の銘柄欄に会社の名前が載るわけですから、多くの投資家の目に触れるようになり会社の知名度が向上します。
また以前にも触れましたが上場することで経営などがきちんとした企業であることの証明になるので、信用度も向上します。


2. 人材採用力の向上

会社の知名度が向上するということは、より多くの人に会社のことを知ってもらえるということです。つまり優秀な人材に出会う確率が高くなることを意味しています。それに伴って人材採用力も向上していきます。


3. 資金調達力、財務基盤の安定

これが一番わかりやすいメリットと言えるかも知れません。上場する前は知り合いの投資家だったり投資企業から投資してもらうしかありませんでしたが、上場することで多くの人から資金を調達できるようになり、財務基盤も安定していきます。

日本の企業(note)-1


4. 株価連動ボーナスの導入等による従業員のインセンティブ

"インセンティブ"とは「報奨金」や「成果報酬金」と呼ばれ、毎月の給与に上乗せされる手当のことを意味します。

株価というのは、みなさんご存知だと思いますが、会社として何か成果を上げることができれば上がりますし、不祥事などを起こせば下がっていきます。
つまり上場することで会社に対する評価が"株価"という形で目に見えるようになると言えます。

会社として成果を上げるには従業員に頑張ってもらわなければいけません。なので"株価"という会社の評価に連動したボーナスを支給すると約束することで従業員のモチベーションにつながりますし、その結果株価も上昇する、というわけです。

これもまさにWin-Winに関係ですね。私だったら最小限の努力で成果があげられるような工夫を頑張って探すと思います。そうすると会社全体の効率化につながりそうな予感がします。

○上場の責務(デメリット)

次に上場することで発生する責務(デメリット)を今回は3つ紹介しようと思います

1. 会社情報の正確かつタイムリーな開示

上場企業はその経営状況をみえる形にしておく必要があります。またその情報の開示もスムーズである必要があります。例えばですが、12月に前年度の経営状況が公開されてもあまりタイムリーとは言えませんし、発表に時間がかかる=社内の連携がきちんと取れていないんじゃないか、と不信感が募ってしまいます。

2. コンプライアンス面のレベルアップ

まずコンプライアンスとは、企業などが法令や規則をよく守ることを意味しています。上場する際にその経営状況などの審査がありますが、上場した後もそれをキープする必要があるので、上場する前よりも就業時間など社内ルールが厳しくなったりしてしまいます。

3. 投資家との丁寧な対話

上場したからには投資家に株を買ってもらわなければ意味がありません。きちんと投資家に対して企業の成長性や事業内容を説明しなければいけませんし、適当な対応では会社の印象も悪くなってしまします。

その対応に特化した人材を新たに雇う必要が出てくるかもしれませんし、その場合は新たに人件費が嵩んでしまします。


今回は上場のメリット・デメリットを紹介しました。次の記事では実際に上場している企業について紹介します!そちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです。


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