見出し画像

Viva!

見ましたよ、ビデオ。4月30日のパフォーマンスの。
ダンスの見方がいまだによくわからないいがらっしの判断基準は、見ていられるかどうか、の一点です。

「見ちゃいられない」という慣用表現がありますが、自分のパフォーマンスのビデオは文字通り「見ちゃいられないもの」が残念ながら存在します。お客様に見せておきながら、自分だけ「見ない」という選択を行使するはそうとう卑怯だと思いますが、あるんですよ。そういうのが。ここでお詫びしておきます。

2018年にワークショップのなかで数人の前で踊った数分の即興は、2022年の今日こんにち、いまだに最初の数十秒しか見られておりません!期間を開けて何度か見ようとしましたが、一向に見ることができません!(自信ありげに言うな)

ところが。4月30日のビデオは、何度も見てしまった。うん。踊っています。当社比ですが。
3月26日パフォーマンスの同じ演目の見ちゃいられないカテゴリのビデオと比較しまして、

わかりました。

いままで言われ続けていたのに、どうもよくわからなった数々の事柄。曰く、
踊りになっていない
躍動感がない
緩急つけろ
序破急がない

皆様には当然も当然のことなのでしょうが、間違えないように、ヨロヨロしないように、表情はこれでよいかな、とか演っていると見ちゃいられないカテゴリにまっしぐらなのです。それは踊りじゃない。うはー、なんたる恥さらし。恥と気づいていないから演っていられただけですわ。おそろしい。

と、ここまで書いて気が付いたのですが、昨日の投稿もしかり、いがらっしは「枠組み」について意識的になっているんじゃないでしょうか。

図らずもプロフィール(※1)の投稿にはセミの羽化の画像をつかったのですが、お客様に見せるべきは、そして私が毎日経験したいのは、もっというと「一生懸命生きる」(※2)というのはいつだって羽化なのではないでしょうか。

羽化は失敗することが結構あります。アリにたかられたり、羽が歪んだまま伸びず飛べないまま花の蜜を吸うこともなく一生を終えたり。
でも、それがなんだっていうんでしょうか。
いままで育てたアゲハチョウ、無事飛んで行ったものより、ゆがんだまま死んでいった個体がより記憶に残っています。「失敗」が「成功」より価値が低いとは到底思えない。

じゃ、技術的に、具体的に、踊るのに何が効果的だったのかという話になりますが、3月26日と4月30日の間に私が心血(とお金)注いで学びつつあったものは野口体操。おそらく、野口体操が影響していると思います。地面からの反作用をキャッチし、その力の流れを感じたり増幅させたりします。これができてくると勝手に動きに緩急がついてくるのではないでしょうか。

Viva野口体操!


※ 1 プロフィール https://note.com/igarassi/n/n92facab14d1d

※ 2「一生懸命生きる」については、星座 https://note.com/igarassi/n/nd73f200f93e3
をご参照ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?