【医学部受験】 社会勉強法、問題集まとめ|倫理・政経・地理・現代社会

社会の選択方法について

国公立医学部では、共通テスト(旧センター試験)において、社会の受験が必須となっています。

どの科目で受験するかは概ね自由であり、
「倫理+政経」「倫理のみ*」「政経のみ*」「現代社会*」「地理B」「日本史B」「世界史B」
の中から1科目選ぶことになります。

ただし、大学の中には、*をつけた科目(倫理、政経、現代社会)では受験ができないことがあります。詳しくはあとで説明します。

おすすめの選択方法

基本的には倫理・政経選択がおすすめ
原則として、社会の選択科目は倫理・政経にすることを推奨しています。
理由としては単純で、他の社会科目よりも短期間で高得点を取りやすいためです。

医学部受験は科目数が多く、社会にはあまり勉強時間を費やせません。
できる限り効率よく高得点を目指せる科目を選びましょう。

ただし、現時点で社会の点数に困っていないなら、無理に変更する必要はありません。目安としてセンター試験で8割程度取れているなら、今の選択科目のままで問題ないでしょう。

地理は意外とコスパはよくない
暗記量が少ないという理由から地理を選択する医学部受験生は少なくありませんが、あまり推奨できません。たしかに、地理で6割程度とるのは容易なものの、8割以上を目指すには結構時間がかかります。

また、単純な暗記では通用しない問題が多く、本質的な理解が問われる科目でもあり、どれだけ勉強しても高得点がとれない受験生もいます。

日本史・世界史はおすすめできない
暗記さえすれば満点が目指せると推奨している人がまれにいますが、全くおすすめできません。
なぜなら、暗記量が膨大で医学部受験生には負担が大きすぎるからです。

そもそも、社会で満点を目指すことに大きな価値はありません。

例えば、日本史や世界史受験で97点を取ったとしましょう。
しかし、倫理・政経でははるかに効率よく9割を目指すことはでき、そこで生まれる点差はせいぜい7~8点です。

この点差を得るために社会に膨大な勉強時間を割くくらいなら、英数理の勉強に時間をかけた方が医学部合格可能性が上がります。

もともと歴史が好きでそんなに勉強しなくても高得点取れるよ!という人以外は、日本史・世界史を避けた方がよいでしょう。

現代社会
暗記量が少なく、短期間である程度の点数が取れるようになります。
ただ、時事問題なども出題され、高得点は狙いにくい科目でもあります。

社会の勉強量をできる限り減らしたい人は選択しても良いでしょう。

最も社会の負担が軽くなる選び方
医学部には、「倫理・政経」が必須の大学と、「倫理」「政経」「現代社会」のいずれか1科目だけで受験可能な大学があります。

「倫理のみ」「政経のみ」「現代社会」という選び方は、社会の勉強量を最大限少なくすることができます。

社会を勉強する負担はさらに軽くなりますが、これらの科目で受験できる大学は限られていますので、以下をご覧ください。

倫理・政経が必須の国公立医学部

こちらの大学では、倫理+政経が必須となります。
「倫理」「政経」「現代社会」のいずれか1科目だけで受験することはできません。

旭川医科大学、北海道大学
東北大学、秋田大学、山形大学、福島県立医科大学
千葉大学、東京大学、東京医科歯科大学、山梨大学
富山大学、金沢大学、福井大学
名古屋大学、岐阜大学
滋賀医科大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、和歌山県立医科大学
鳥取大学、広島大学
愛媛大学、高知大学
九州大学、大分大学、鹿児島大学
琉球大学

倫理、政治経済、現代社会で受験可能な国公立医学部

以下の大学では、「倫理」「政経」「現代社会」のいずれか1科目だけで受験することができます。

札幌医科大学、弘前大学
筑波大学、群馬大学、横浜市立大学
新潟大学、信州大学
浜松医科大学、名古屋市立大学
三重大学*現代社会or倫理・政経。倫理のみは不可。
京都府立医科大学、大阪市立大学、奈良県立医科大学
島根大学、岡山大学、山口大学
徳島大学、香川大学
佐賀大学、長崎大学、熊本大学、宮崎大学
琉球大学*現代社会or倫理・政経。倫理のみは不可。

医学部社会勉強法〜戦略編〜

ポイント① まずは英数理の実力をつける!
社会の勉強に入る前に、まずは国公立大学医学部の二次試験、私立医学部に対応できる英数理の実力をつけましょう。

英語数学理科の実力がついていなければ、どんなに社会で高得点を取れても医学部に合格することはできません。

逆に、社会で多少失敗してしまったとしても、英数理でしっかりと得点することができたら、社会の失敗はカバーすることができます。
実際、社会の点数が6割程度で、国公立医学部に合格した例は過去に複数あります。

医学部受験の戦略において、優先順位は圧倒的に英数理>国社となりますので、まずは英数理の実力を固めましょう。

ポイント② いきなり9割以上を目指さなくてOK

いきなり社会で90点以上を確実にとろうという目標設定にすると効率が悪くなります。
まずは80点以上をとれることを目標とし、余裕があれば90点を目指すようにしましょう。

社会の点数を80点から90点にあげるのはかなり大変で、時間がかかります。
この10点を上げるために労力を割くなら、英数理の勉強に時間をかけた方が最終的な医学部合格率は上がると考えましょう。

受験までに時間的な余裕がない場合、社会で無理に9割を目指す必要はないので、合格ラインの点数をとることを目標にしましょう。

共通テスト|倫理・政経勉強法

まずはどちらか1科目から進めていく
時間的に余裕がない方は、2科目同時並行で進めるのではなく、まずは倫理or政経のどちらか1科目を習得するのがおすすめです。

倫理・政経で迷っている場合、政治経済を選択するのがおすすめです。

理由として、覚えた分がそのまま得点に繋がりやすいという点があります。
政経は参考書を覚えれば得点につながるため高得点を取りやすく、また知識量や理解にかける時間も他科目と比べて比較的少ないという特徴があります。
*倫理が得意で点数が取れている場合は、倫理選択のままで問題ありません。

<政治・経済の勉強の流れ>

1. 大まかな流れをつかんでから細かい知識の暗記を
政経の勉強を始めるときは、まず教科書や参考書を使って基本的な内容をさらいましょう。

知識が頭の中に入っていない状況で覚えるのは非常に効率が悪いので、1周目は全体の流れをつかみ、内容を整理することを目的に読み進めるのが効果的です。
全体の流れがつかめたら、細かい知識を暗記していきましょう。

2. 過去問演習で知識のアウトプットを行う
知識がある程度身についたら過去問演習を行い、どの程度知識が定着しているか確認しましょう。

参考書の内容が頭に入っていても、過去問で別の視点で問われると正しい答えが選べなくなることがよくあります。間違えた問題はきちんと分析を行い、身に着けた知識をセンター本番で使える形にしておくことが重要になります。

<政治経済の勉強のコツ>

ひたすら細かい知識を暗記しようとするのは効率が悪い
最初の分野から、細かく知識を暗記していくのは非効率的です。

まずは知識の幹になる部分をしっかりと理解し、そこからどんどん細かい枝葉を広げていく感覚で知識を広げましょう。

各用語の背景まで理解する
試験で問われるのは、単語の意味を問うような1対1対応の問題だけではありません。
「与えられた出来事を古いものから順に並べたときに、3番目にくるものとして正しいものを選べ」というように、いくつかの知識を組み合わせて解くような問題も例年多く出されます。

参考書の知識がある程度身についた人は、用語の暗記だけでなく、その背景も身に着けるように意識しましょう。

具体的には、
・政経済関係なく起こった出来事を時系列に従って並べてみる
・その制度がとられている理由を試行された年代から考察してみる
といった方法が挙げられます。

利害関係を理解する
政治の動きや経済の流れには必ず利害関係が存在します。

国同士が戦争を起こすときや条約を結ばれるとき、
「誰が得をしているのか」
「どんな利益を守るために誰が攻撃をしているのか」
という目線で考えると一見難しい事柄でもスムーズに理解することが出来ます。

同様に、資本主義・社会主義について、
「誰に支持され、どのような弊害を生み出すのか」
「その弊害を取り除くためにどのような方法が考えられたのか」
といった視点を持で考えてみましょう。
こうすることで、単なる暗記ではなく、経済の仕組みを根本から理解することができます。

共通テスト「政経」おすすめ参考書

「共通テスト政治・経済集中講義」旺文社
この参考書は、各単元が講義→演習という構成になっており、さらに別冊で一問一答集が付属しています。
まずは講義のページを読んで流れをつかみ、その後知識を暗記していきましょう。
「共通テスト問題研究 政治・経済」教学社
「政治・経済」の基本的な勉強を終えた後は、センター試験の過去問に取りかかりましょう。
「政治・経済用語集」
「政治・経済」で高得点を取るために重要なのは、正確な知識の暗記と理解です。教科書や参考書を読み進めていく中で、また、問題集の答え合わせをする中で少しでも分からないと感じた単語は、用語集を使ってこまめにチェックしていきましょう。

<倫理の勉強の流れ>

1. まずは全体像を理解する
政経と同様、まずは教科書や参考書を通して読み、全体の流れを掴みましょう。

倫理は、年号や人名を覚えるといった単純な暗記科目ではありません。
各時代や思想家の考えや主張の正確な把握が問われる理解型の科目です。

倫理の勉強を始める際には、人物名や重要語句を片っ端から覚えようとするのではなく、教科書や参考書を反復して読み、倫理の思想の本質を理解しましょう。
全体像を理解した後、基本的な用語の暗記を始めましょう。

2. 知識は過去問演習を通してまとめていく
教科書か参考書を一冊終えた後は、過去問を解き始めましょう。
難しい参考書に手を付けたり、オリジナルのまとめノートを作ったりと無駄なステップは踏む必要はありません。

共通テストはあくまで教科書に沿った知識が身についてるのかが問われる試験ですので、教科書レベルの知識を暗記していれば十分に対応できるはずです。
過去問演習で間違えた問題は、教科書か参考書に戻って復習し、用語の理解・暗記を強化していきましょう。

<倫理の勉強のコツ>

苦手分野をつくらないようにバランスよく勉強する
センター試験の「倫理」は歴史や地理に比べて出題範囲が狭い分、教科書全体から満遍なく出題されます。
苦手分野を作らないようにバランス良く学習を進めましょう。

キーワードを繋げながら暗記して理解を深める
センター試験「倫理」で大切なのは、思想の根本的な理解です。

やみくもに重要語句を暗記しようとするのではなく、キーワード同士を繋いでいくのが得点をアップさせるポイントです。

「ソクラテス」といえば「プラトン」
「アダム・スミス」といえば「国富論」「神の見えざる手」
「カント」といえば「純粋理性批判」コペルニクス的転換」
といった具合にキーワード同士を繋いでいくよう、教科書や用語集に関連した語句を書き込んでいきましょう。

枝葉を伸ばすように知識の網を広げていくことで単なる暗記力に頼らない「考える力」が身に付きます。

共通テスト「倫理」おすすめ参考書

「蔭山の共通テスト倫理」学研教育出版社
センター試験の倫で一番大切なのは思想の理解です。この参考書はとても分かり易い言葉で丁寧に倫理の基礎が解説されているので、初学者でも抵抗なく読み進めることが出来ます。
「山川 一問一答倫理」山川出版社
教科書や参考書で基本的な倫理の流れを理解できたものの、暗記がスムーズにいかない、知識の整理が出来ているのか不安だというときには、この一問一答問題集がおすすめです。
「共通テスト問題研究 倫理,政治・経済/倫理」教学社
一通り倫理の基本的な勉強を終えた後は、すぐに共通テストの過去問に取りかかりましょう。過去問を解くことにより、暗記した知識の使い方が身につきます。
「倫理用語集」山川出版
倫理の勉強を進めるときは、用語集を手元に置きましょう。
選択肢の正誤判断スピードを上げるためにも、分からない言葉、問題演習で間違えた言葉はこまめに調べ、知識を正確に暗記することが高得点への近道です。

共通テスト|現代社会勉強法

<現代社会の勉強の流れ>

1.まずは教科書を使って基本事項を頭に入れる
現代社会の勉強を始める際には、まずは教科書を反復して読み、基本的な知識を頭に入れていきましょう。

「政治」「国際」分野では、重要な政治家の名前、年号、法律、組織名を、「経済」分野では専門用語を正しく理解し、正確に暗記できるように心がけます。

教科書に載っている基礎知識を頭に入れるだけで、60点程度はすぐに取れるようになりますので、まずは「現代社会」の土台を固めていきましょう。

2.時事問題対策は参考書でOK
時事問題について具体的な対策が立てにくいと頭を悩ませる受験生が多いのですが、過剰に心配する必要はありません。

新しく出版された参考書には、抑えておくべき時事問題が掲載されていますので、まずは参考書に載っている時事問題を暗記しましょう。

余力がある場合は、こまめに新聞やニュースに目を通すと良いでしょう。

3.過去問を問いて知識の質と量を高める
教科書で正確な知識をインプットした次のステップは、共通テストの過去問です。

実際に問題を繰り返し解くことにより、知識の暗記量を増やしていくとともに、問題文を読み解く力、暗記した知識の使い方が身に付きます。

選択肢の中にはさまざまな引っかけが隠されているため、間違えた問題についてはしっかりと分析を行い、選択肢の吟味の仕方も学んでいきましょう。

<共通テスト「現代社会」解法のポイント>

問題文を読むときのコツ
「現代社会」は出題範囲が狭いため、問題文の作成に困った出題者が、教科書に載っていないような細かい時事問題と絡めた文章やデタラメの文章が紛れ込ませることがあります。

共通テストはあくまで教科書の範囲内の知識を正確に理解できているかが問われる試験です。
教科書で見たことがない事柄が含まれた問題文は、出題者によって作られたダミーの文章である可能性も考えましょう。

選択肢を選ぶときのコツ
一見問題なさそうな選択肢でも、常識や倫理から外れた選択肢は不正解です。
選択肢1つ1つを根拠を持って吟味するより、選択肢の文章内で少しでも間違ったところがあるものはどんどん消去していくのがおすすめです。

また、社会的に関心の高い事柄や、問題点が問われることも多い科目です。
その年によく話題になっていた事柄は何か、ニュースで取り上げられる機会の多かった出来事は何か、という視点から設問を吟味すると正解が発見できる可能性もあります。

共通テスト「現代社会」おすすめ参考書

「大学入学共通テスト 現代社会の点数が面白いほどとれる本」中経出版
この参考書は「現代社会」の流れを大まかに把握するのに適した、初学者におすすめの一冊です。
この参考書を反復して読むことで、共通テストを解くための基礎力が身につきます。さらに、条約や法律が出来た背景、具体的な訴訟の内容についても説明されていますので、知識の丸暗記に頼らず、現代社会の理解を深めることができる参考書です。
「共通テスト現代社会集中講義」旺文社
この参考書は、要点整理と問題演習とが1冊でカバーできる一冊です。
要点もみやすくまとまっており1冊で共通テストの対策が十分可能な参考書+問題集となっています。
「共通テスト問題研究 現代社会」教学社
過去問集、いわゆる「赤本」は収録されている過去問の年度数が他の過去問集より群を抜いて多いだけでなく、法律が改正された点に関してもこまめに注釈がつけられています。
共通テスト「現代社会」で高得点を取るための応用力が身に付く問題集です。

共通テスト|地理勉強法

地理の特徴と対策について
地理で問われる知識自体は少ないのですが、点数に結びつくまでに時間がかかるという特徴があります。
どうして暗記量が少ないのに点数が取れないのかというと、地理は知識がそのまま得点につながりにくいからです。

教科書に載っている基本的な知識を頭に入れるだけでは点数になりません。
知識を組み合わせて考えたり、資料を正確に読み取る力を養う必要があります。

<地理の勉強の流れ>

1. 地理の基礎知識は、”数学の公式”だと考える
地理の勉強を始めるときは、まずは教科書や参考書を用いて基本的な知識を頭に入れることから始めましょう。

地理の教科書に載っている重要な語句や現象、地名は、数学でいうところの「公式」です。
知らないと問題は解けませんが、知っているだけでは得点につながりません。

知識を曖昧に暗記するのではなく、正確に暗記することが大切です。
また、単なる丸暗記では問題は解けないため、理解を伴った暗記を心がけましょう。
こうすることで、思考力を問う問題に対しても根拠を持って解答することができます。

2. 問題演習で知識の使い方を学ぶ
地理の全体の流れや言葉の意味を把握した後は、センター試験の過去問を解いていきましょう。
過去問を使用することで最も効率よく得点力をつけることができます。

過去問を使用する目的は、「暗記した知識の使い方」を把握することです。
過去問演習を通し、知識の使い方を身に着けていきましょう。
覚えていない知識があれば、教科書や参考書に戻って暗記していきましょう。

3. 問題演習をした後、解きっぱなしで終わらないこと
センター試験や模試を解くときは、解きっぱなしで終わらないことが大切です。

地理における「知識」は数学でいう「公式」です。
数学で公式は知っていても使い方が分からなくて解けない問題があるように、地理でも知識は知っていても使い方分からなくて解けない問題があります。

問題演習を行った後は間違えた問題の解説をじっくり読み込みましょう。
知識の使い方が分からなかった問題は、用語の丸暗記になっているはずなので、教科書や参考書に戻って理解を深めましょう。

<共通テスト「地理」を勉強する時のコツ>

暗記に頼らず「考える力」を鍛える
センター試験の「地理」は他の社会科目に比べて考える力が必要な科目です。問題を解いた後は、解説や教科書を手元に置き、丁寧にもう一度問題を吟味しましょう。

例えば、ヨーロッパの問題を解き終えた後は、ヨーロッパと似た気候の地域を確認したり、同じ作物を作っている国を確認してみてください。
さまざまな観点から問題文を検討する力を身につけることが高得点を取るためのコツです。

資料集と地図を常に手元に
センター試験「地理」を勉強するときには、地図と資料集を手元に置きましょう。

思うように地理の理解が深まらない、うまく知識を整理できないというときは、こまめに地図で位置を確認してみましょう。
学んだ知識を「地図」を用いて視覚的に再確認するだけでも、かなり理解が深まります。

またセンター試験では、資料や地図、グラフを読み取る問題が解けるかどうかで点数に差が出ます。教科書で用語を暗記するだけではこういった問題には対応できませんので、資料集で知識を補いましょう。

共通テスト「地理」おすすめ参考書

「山岡の地理B教室」東進ブックス
多くの受験者がセンター試験の地理で失敗する理由は、地理を暗記科目だと誤解しているからです。
この参考書は「地理は暗記ではなく理解だ」というテーマに基づいて作られていますので、地理の初学者におすすめの1冊です。地理の理解を深め、考える習慣を身につけましょう。
「村瀬の地理Bをはじめからていねいに」東進ブックス
ある程度地理の基本的な知識が頭に入っているという人は、この参考書から勉強を始めると良いでしょう。
「山川の地理B教室」に比べ、地誌と系統地理の理解を深めるのに向いています。地域ごとの関連性がうまく整理されているので、センター試験で点数と取るための知識が身に付きます。
「共通テスト問題研究 地理B」教学社
過去問集の定番、いわゆる「赤本」です。地理は暗記科目ではありません。基本的な知識をもとに、データや資料を読み解き、どうしてそうなるのか、と考える力が「地理力」なのです。
この力を磨くためには過去問演習が最適です。この過去問集は17年分の問題が収載されており、問題数の多さでは群を抜いています。解説もわかりやすく、共通テストの攻略アドバイスも載っていています。
「地図と地名による地理攻略」河合出版
地図帳の地図はぎっしり地名が書かれており、余白もないので、自分で書き込んで情報を整理するためには使いにくいかと思います。
この問題集は、受験勉強用の地図帳です。センター試験で実際に出題される重要な地名や地形のみ記載されていますので、自分で情報を書き込んで整理するのにぴったりの問題集です。
過去問演習で知らない地名が出てきたら、この参考書で確認し、メモを残しておくと良いでしょう。

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