「働く」が変わると人生が変わる（最終回）
二十代のころの私は、自分の実力のなさに打ちのめされ、何度もくやし涙を流し、反省から学んで努力をし、力を蓄えることの繰り返しでした。
その間、どんな仕事も全力で取り組んできました。でも、もし私が与えられた仕事を甘く見ていたら、今の私は絶対になかったと思います。
むしろ、何もできなかった大学生リポーター時代に教わったことのひとつひとつが今の仕事に生きており、「仕事は全部つながっている」ことを実感しています。
人の成長を竹にたとえると、私は二十歳そこそこの「たけのこ時代」から、「仕事ができて感じが良く、いくつになっても内面も外見も美しい仕事人になりたい」と思っていました。
この先年齢を重ね、六十代、七十代になっても、女性としていつもキレイに身だしなみを整え、なおかつ仕事ができる人でいたいというのは私の人生のテーマです。
大切な恩人の方々との出会いで作られた「人生の節目」ご縁を大切に。
私のこれまでの成長過程で、約５年刻みで大きな節目を作ってくれたのが恩人と言える強運な人たちとの出会いです。25歳で出会った学習塾フランチャイズの会社の社長は、私を「原石」として発掘し、真の仕事力がつくように鍛えてくれて、松下幸之助氏の本とも出会わせてくれました。
29歳のときには、国際的なジャーナリスト・作家そして大活躍されている方に東京での起業に向けて大きな勇気となる一言をいただきました。
そして34歳で生きる経営の神様である稲盛和夫氏と出会い、ご指導をいただいてきました。ほかにも節と節の間を埋めつくす、多くの良いご縁を頂き、今の私があります。
仕事も人生も繋がっている。無駄なことは一つもない
思うように人生が運ばないとき、二十代の私が常に「私は運が強い。私の未来はきっと明るい」と心から思えたのは、松下幸之助氏から学んだ「自分は運が強いと自分にいい聞かせること」「悪い時がすぎれば、よい時は必ず来る」「着々とわが力をたくわえる人には、時は必ず来る」という言葉があったからです。
確たる根拠はなくとも、幸之助氏がその思いでゼロから経営の神様になられたのなら、私もその心の持ち方だけは素直にまねをして、そこから私自身の人生を築いていこうと決めたのです。人生をよりよい方向に導くのは、プラス発想と努力と行動、そして「前向きな思い込み」です。
夢の場所にはいきなりいけるわけではありません。でも、努力と行動を重ねて一歩一歩着実に進むことで、5年後、10年後に振り返ると、あなたは山の何合目からの景色を望めるはずです。
今与えてもらっている役割に素直な心で全力をあげていれば、必ずよいことがあり、その経験はすべてその先の明るく輝く未来につながります。自分を磨いてレベルアップさせるために、今日から一つずつ本コラムの内容を実践し、自分自身の中身をぎっしりさせていきましょうね！お互いに、頑張りましょう。
⏬プロフィール 井垣利英（いがきとしえ）☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで
⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英（いがきとしえ）【私の仕事】プロとして大切なこと
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ちょこっとマナー＆プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい！ 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。