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高齢者にはスマートフォンとPCだけアクセスは厳しい

こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

さて、先日投稿した通り、私は成年後見人”補助”をやっています。
今日、その被後見人の方から夕方お電話があったのでそれについて共有したいと思います。

後見、補佐、補助の違い


後見人には三種類、すなわち後見、補佐、補助とあり補助が被後見人の認知度が比較的高くなります。
具体的に比較するとこのようになります。

・後見補助:普通の人よりも判断能力が多少不足するものの、日常生活が問題ない場合

・補佐:判断能力は不足するものの、日常生活に問題が無い場合

・後見人:重度の認知症等を患っているなど、本人に判断する能力がない場合

この判断能力の違いによって、後見人の行える権限が変わってきます。被後見人の判断能力が低ければ、後見人の権限が大きくなります。

どのような権限かと言うと、以下の通りとなります。

代理権:家や預貯金等に係る重要行為を本人に代わって取り扱う権限
同意権:上述の財産に関わる法律行為を本人が行う場合、代理人の同意が必要となる
取り消し権:本人が代理人の同意を得なくで行った契約や取引を取り消す権限

結構、強力な権限です!
私の被後見補助の方は肉体的に体を動かすのが不自由なので、先日、私が代理てお金を引き出せるように金融機関のキャッシュカードを作ってきました。

電話の依頼内容

さて、電話の依頼内容ですが今、フューチャーフォン(いわゆるガラケー)を利用されているのですが、

「ネットワーク暗証番号を忘れてしまったので、番号をリセットしたい」

と思って通信事業者のサービスセンターに電話をしたようです。ところがコロナの感染症拡大のため、オペレーターが対応せずインターネットから手続きをして欲しいとのことでした。

私達ぐらいの40歳代~50歳代は社会人になった時にWindows95が登場し、入社10年目ぐらいでiモードが登場したので、PCを使ったりスマートフォンを使ったりするのに割合慣れています。デジタルネイティブが1975年より若い方なので、ちょっと外れていますが仕事柄使う機会が多かったので何とかやっています。

でも、それより上の世代の方はPCやスマートフォンを利用せずとも生活してきており、職種によっては使う機会が無かった方も沢山いらっしゃるので、デジタル化が利便性を大きく損なう場合があります。

また介護を経験されたことがある方なら、もしかしたら経験があるかもしれませんが、年を取ってくると手の指先の感覚が鈍くなってきて、ボタンを押す時の力加減が難しかったり、目的のものタッチするのが難しく、タッチでの操作はかなりの困難を伴います。

PCを持っておらず、フューチャーフォンしか保有していない被後見人のAさんではインターネットでの手続きはほぼ困難と思えます。

高齢者にも優しいデジタル化であって欲しい

人口の3割程度は60代以上ですので、携帯電話のような公共性の高いサービスでは、その方たちへの配慮を考えていただきたいと思っています。

あとちょっと脱線気味ですが、本日4月2日に衆議院でデジタル庁法案が衆議院を通過したようですが、60歳超えの衆議院議員の先生方でどの程度PCやスマートフォンを活用されていらっしゃるか存じ上げませんが、以前サイバーセキュリティ―担当大臣の方がPCを操作せず、USBをご存知なくて話題となりましたが、秘該当の議員の方々が、秘書ではなくご自分達で操作されて、ストレス最低限で使える程度の体制を整えていただきたいなと願っています。

デジタルネイティブの方には関係ないかもしれませんが、誰もが望む望まずとも老います。新技術が登場した時、○○○○技術のネイティブが登場した時、それについていく事が困難になる可能性があると言うのは十分考えられることでしょう。
いつかは誰もがノンネイティブになる可能性があるわけです。

結局、被後見人のAさんには、私が通信事業者に連絡して、後見補助だがネットワーク暗証番号を変更できるか確認することになりました。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
皆様、良い週末をお過ごしください!

未来志プロデューサー きむきむ
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