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企業買収なんて、我々の生活に関係ない!?

こんばんは。きむきむです。
今日も数ある投稿の中で私の投稿をご覧いただきましてありがとうございます。

さて、今一つの会社の買収を巡り揉めていますね。そして、経営陣の対立があり、社長が辞任しました。

東芝

です。東芝というと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?

パソコンのダイナブック?
SDカード?
冷蔵庫?
洗濯機?

こんな家電の一企業の買収提案でどうなろうと我々の生活に関係ないと感じるかもしれません。でも、事業内容を注意深く見ていくと、注視する必要があるかもしれませんのでそれについて、今日は共有したいと思います。

東芝株式会社の事業内容(東芝のHPより)

東芝株式会社は1873年に政府から電信機(いわゆるモルス信号でしょうか)を政府から受注したことが創業のようです。その後、重電の芝浦製作所と電球等を扱う東京電気が合併し東京芝浦電気株式会社が発足し規模を拡大しました。
太平洋戦争などが激化する中、国家の要請に応え、軍事物資として無線機や真空管および動力源となる発電機など、急速に生産しました。

という事で歴史的に見ても国の仕事を沢山請け負っています。


そして1984年に「浦電気」で改称して「東芝」となります。

東芝グループの現在の事業

東芝のホームページを見ると事業領域として下記のように記されています。カタカナばかりで分かりにくいですが、主な商品も合わせて書いてみました。

エネルギーシステムソリューション:
原子力・火力・再生エネルギー・送配電線・水素エネルギー
インフラシステムソリューション:
上下水道システム・交通管制システム・航空保安システム・鉄道交通システム
ビルソリューション
エレベーター・エスカレーター・航空灯火システム・空調、照明
リテール&プリンティングソリューション
POSシステム・複合機(FAX・コピー機・プリンター)
デバイス&ストレージソリューション
ディスクリート・システムLSI・ハードディスク(HDD)・半導体製造装置
デジタルソリューション
製造業向け・官公庁向け・物流業界向けソリューション・IoTプラットフォーム
電池事業
電池セル・パック・モジュールの開発・製造・販売

売上高は3兆3,899億円、最終利益(20年3月期)マイナス1,196億円です。

ちなみにここには記載していない(記載できない)のかもしれませんが、気象レーダーや国の防衛に関わる仕事もしていると思います。

生活への影響

どのような仙人のような方でも電気や水道を使わない方はいないのではないかと思います。
都市からかなり離れてもエレベーターやエスカレーター等を一年中一回も乗らない方も稀だと思います。

こうやってnoteを書いたり、読んだりできるのも電気や水が通り、安全に生活できているからです。安全、空気、水などは目に見えにくいけど失うと我々の生活に大きな影響を及ぼします。

そうなんです。東芝と言えば家電のイメージが強いかもしれませんが、我々の生活で非常に大きな影響を与える事業をやっている会社なのです。

今回の騒動の概要

14日付読売新聞によると以下が概要です。
今月6日に英国投資会社「CVCキャピタル・パートナーズ」からの買収提案があり経営陣が対立しているようです。その中で、車谷暢昭社長最高経営責任者(CEO)が退任、もしくは現在、社外取締役から解任提案が出ていて、いずれにしても退任するとの事だそうです。
「CVCキャピタル・パートナーズ」は全株1株5000円で取得し非上場にするという提案のようです。

東芝の株主である米国の投資運用会社ファラロンは買収提案を真摯に検討すべきだと意見しています。
また同じく株主の香港の投資ファンド運営会社「オアシス・マネジメント」は買収価格が安すぎると主張し「6.200円」が妥当だと訴えているという内容です。(14日終値 4,860円)
車谷社長が退任になるきっかけは、車谷社長とCVCの関係が近すぎるとの疑念が社外取締役から出たことによるものです。

他にも米国投資ファンドコールバーグ・グラビス・ロバーツ(KKR)、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントとも買収を検討しているそうです。

東芝はそもそも上場が必要な会社なのか?

以前、私が日本の多くの企業が上場に不向きではないかと下記の投稿で共有しました。

このような公共性の非常に高い会社は本当に上場が必要なのか、利益追求で外資を受け入れて良いのか気にかかるところです。その点ではCVCの提案は良いと思いますが、外資100%になるのは、我々の生活に大きな影響を与えるので私は賛成しかねます。

エッセンシャルカンパニー(仮称)にしては?

コロナで病院や公共性の高い仕事に従事している方をエッセンシャルワーカーと読んでいますが、このような企業も「エッセンシャルカンパニー」として一般の企業と取扱いを分ける方が望ましいのではないかと思ったりします
日本テレビやフジテレビが外資の資本を20%以上受け入れてしまい問題になっています。理由は外資の影響で偏向報道になるリスクが高まるからです。

せめて同様に、上場していていも、ある一定の日本のインフラを担う、今回の東芝や三菱重工、IHIのような企業については外資を一定の割合以下に制限するのが望ましいのではないかと思いました。
 ※東芝と類似した事業を持つ「日立」も最近外資の割合がかなり高くなってきてしまいましたね・・・

電気は電力会社、水道は水道会社、道路は道路公団、エレベーターやエスカレーターはそれが施行されている建物のオーナーが管理・運営しています。でも自分達で保守・サービスや取り替えをやるわけではなく、結局メーカーが保守・メンテナンス・取り替えをしています。そのメーカーが利益追求のため、保守をやらなかったり、保守の費用が3倍になったりしたら、結局、国の費用がかかり税金への影響も出てきますし、そもそも大変利便性が削がれます。

東芝の経営変化を”劇場的”に取り扱うだけではなく、我々の生活にもう少し焦点を当てた報道が多くされたら良いなと思ったりします。

本日のヘッダーの写真もフォトACから使用させていただきました。いつもありがとうございます!

今日も最後まで付き合っていただきありがとうございます。
明日も皆様にとってよい一日でありますように。

未来志プロデューサー きむきむ
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