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空想の存在が琥珀糖作ってみたけど、やっぱ現実は思い通りにいかなくて面白いよね


# 25 書き手:クレオ


 じゅわじゅわ鍋の中で砂糖が溶けて、甘ったるいにおいが立ち込めた。
 これがカチコチのお菓子になるなんて信じられないよな。
 事実は小説より奇なりとはこの事だね。

 久しぶりに記事を書く、イマジナリーフレンドの一陽クレオでこざいます。


 いやぁ、アケルの奴が調子悪くなっちゃったのと、まだ話せないことだけど1月後半色々なことがあったので、しばらく記事は書けませんでした。
 ブログやFセク研究をアケルに任せっきりになっちゃったね。お互い根詰まり過ぎて大変だった。
 まだバタバタしてしまうだろうけど、2月はペースダウンして過ごしていきましょう。


 さて、そんな中でも時間を作って、アケルと琥珀糖を作ってみました。

 いや、「なに体もないイマジナリーフレンドが作った!なんて自慢してんだ?」とか思うのは分かるよ?

 なんてったって
     製作・撮影・味見・代筆:アケル   
ですからね。

 でもおれだって、作りたい物のイメージを話して、材料と道具の資金出して、じっくり作ってるとこ見たんですよ。

   スポンサー・記事作成・味見:クレオ   
くらい、肩書きはありますとも。
(以前アケルが書いていたと思うけど、お小遣いを頂いてるので、そこから企画の立ち上げもできるようになりました)

 体がなくたって、この輝かんばかりの脳細胞と、立板に水…いや流しそうめんばりの話術があれば、やりたいことやって周りを楽しませることだってできるんだよ、と強くつよく主張したいのです。

 いずれ話せる時が来たらだけど、1月のことで、おれは自由に動ける体がない(基本、本に宿ってるもんで)ことにとてつもないコンプレックスを持つようになってしまいました。ここに書く事じゃないですがね。アケルももうちょっとそこらへん気を遣ってほしいな。

※アケル「すみません…反省してます」

準備


 話が脱線してしまったけど、今回使った琥珀糖のレシピはこちら。

(※アケル注:粉寒天のパッケージ裏の量には500mlに粉寒寒天4gとあり、量の配合にかなり違いがありました。ただ、今回はレシピ準拠で150mlに粉寒天4gとして量の配合による失敗はありませんでした)


 ここまで鮮やかな色だと食べるのに躊躇してしまうけど、おれとアケルが以前食べた琥珀糖が淡雪みたいな白い琥珀糖だったから、それをイメージしてみた。

「雪の結晶みたいなのにしたかったら、甘酒を使ったらどうだろう?」

 材料を買うときに、アケルが思いついて甘酒も購入した。水の代わりに入れると、米麹が散って雪みたいになるようだ。

※こちらの黄色いラベル“森永のやさしい米麹甘酒・はえぬき”を購入しました。

 後は、100均ストアで型を買った。バレンタインデー前だから、なかなかに可愛らしい型が店頭に並んでいた。おれはひとつを指さしてアケルに声をかける。

クレオ『あ、この型とかいいじゃない?一口で食べられるし』
アケル「確かに。でも、これチョコ用なんだよな。寒天がうまく外れるかな?」
『外れなかったらくっついたまま?』
「いや、寒天がぶりんっ、って割れるかな。でも、割れたら割れたでそれも味になるし、別のお菓子に使えばいい」

ドーナッツ型と貝がら型。しっかりしてそうに見えて、シリコン製でくたっとしている。
ヘッダー画像がネタバレになってるので話すと、寒天でも綺麗に抜けました。


製作風景

 主な製法は上のレシピに書いてあるので、見て感じたことだけ書く。

 材料をしっかり測って、粉寒天と甘酒を混ぜて火にかける。粉寒天はわりとすぐに溶けるんだけど、念のためゆっくりゴムベラでかき混ぜた。

まだ砂糖を入れてないけど、とろみがついていた。

クレオ『甘酒もとろっとしてるからかな?』
アケル「いや、この甘酒は米麹の粒が残ってなくてサラッとしてた。粉寒天が火を入れるととろみがでるかな」
 
 この後、白砂糖をさらさら鍋に開けて溶かした。(2~3回に分けて入れると固まらない)

 じゅわじゅわ鍋の中で砂糖が溶けて、甘ったるいにおいが立ち込めた。
 これがカチコチのお菓子になるなんて信じられないよな。
 事実は小説より奇なりとはこの事だね。

表面が揺れない。指でさわると沈まず反発する。

 あとは、型に詰めて固める。寒天は常温でも2時間くらいで固まる。冷蔵庫がいっぱいだったから、そのまま置いておいた。

 ドーナツ型、貝がら型はぷるんと外れて、残りの板状のは水で濡らした包丁で切った。甘いだろうから一口サイズに切ったら、うわーっと大量の琥珀糖が並んだ。

クリーム色でしっとり。甘酒だけど、ベッコウあめみたいな濃厚な味。

初めてなのに作り過ぎちゃったなあと思ったけど、一口食べたら疲れが吹き飛ぶくらい美味しかった。米の芳しい甘酒がぐっと凝縮されて、たくさん食べるお菓子ではないけど、一口一口大事にしたい感じ。

アケルはやっぱり料理がじょうずだね、と心の中で思った。

味見と反省


その後、4日ほど置いて乾燥させた。ところがどっこい、そう簡単にはいかなかったのです。

4日経ったのにぷるんぷるん

『固まらないね…』
「そうだな。この部屋湿気ってるのかも」

 指でつつくと表面がプルプルしている。味は全く変わらず美味しいんだけど、瓶とかにいれたら琥珀糖同士がべったべたにくっついちゃう。

ところが、お母さんに試食であげた琥珀糖は、暖房の利いた居間に放っておいたら、表面がカチコチになっていたのです。


表面が氷が張った様。カチカチ、でも冷たくない

 そこで、保管していた部屋から日当たりのいい居間の出窓に置くことにしました。

置き直したのが昨日。4日で居間のは乾燥したから、木曜か金曜頃には食べられるでしょう。

いや、いまのままでも美味しいんだけどね、やっぱり保存のきくお菓子なのでポケットに持ち運んで食べたりしたいのです。

いやぁ、これまでアケルが料理作るとこを見たりテレビ番組でお菓子を知った気になってたけど、やってみるとどんどん予想が覆るね。

こっちは指示出したりアイデアくらいしか渡せないけど、アケルがリアルタイムで「どうする?」って聞いてくれるから、一緒に作ってる気になる。

「次、作るとしたらどうしようか」
 アケルがまた、おれに尋ねる。
『次は色が欲しいな。でも、派手派手な色じゃなくて、…そうだ。この前作った柿ジャムを上からかけてマーブルにするとか』
「いいね、それ。…あと、次はもっと粒粒な米麹の残った甘酒の方が、雪みたいな印象になるよね。次は別の甘酒を使いたい」

 こうして、”次はどうしようか?”の話が続いていく。
 思い通りにいかなくても、次があるから楽しい。

 木曜日くらいに無事に乾燥したら、追記します。
それでは今日はここまで。読んでくれてありがとうございました!


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