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オンライン教育に1年間携わった経験則と書籍からのメリット・デメリットのまとめ

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学校教員として,遠隔授業の構築・継続に1年間携わってきました,いえやすです.

新型コロナウイルスの影響により,多くの学校が遠隔授業の併用を実施されています.そのような状況下で,私が1年間で使用した遠隔ツールは,
・Google Workspace(ミート,クラスルーム,ドライブ,フォーム,ドキュメント,スライド,スプレッドシート等)
・Zoom
・オンデマンド資料作成(パワポ使用)
・Slack
・Skype
等です.
※操作方法を確認されたい方は,下記ページをどうぞ.


様々なWeb会議システム(オンライン上で授業や会議が行えるシステム)のなかで,多くの教育機関や企業で活用されているツールは,Zoomではないでしょうか.
※Zoomの操作方法を知りたい方は,下記ページをどうぞ.


オンライン授業の展開はコロナ禍における教育効果を高める一手段であって,オンライン授業の展開すること自体が目的ではないんですよね.
そのため「オンライン授業は今の学生には教育効果が少ない」と判断できた時には,逆に今まで獲得したスキルを捨てる覚悟でもいます.
今のところは,遠隔授業と対面授業の併用が良いと考えています.

丁度1年前は,感染予防(3密等)にならないために,遠隔授業の導入に必死だったわけです.遠隔授業の併用は,所謂「新型コロナウイルスが落ち着いた」と世間が感じるまでは継続されるでしょう.

そこで,学校教員として気になる次のフェーズは
「教育効果が高まる遠隔授業の展開方法は何か?」
です.

本屋では「遠隔ツールの操作方法」について書かれている本が多く,
「 遠隔ツール × 教育 」
が少ないんですよね,×教育が.

そのなかで見つけた書籍がこちらです↓


小学生でも理解できるくらいの易しいオンライン教育の展開方法を,教員が実践できれば,私が対象とする専門学生にも活用できるのではないか?
と考えました.
※小学校教育が容易いと言っているわけではありません.

それでは,この書籍から学んだ内容を2点にまとめてみます.
①オンライン教育(反転授業込)のメリット・デメリット
※反転授業についてはこちら↓


1)メリット
・好きな時間に,何回でも,どこからでも教材を視聴できる(オンデマンドの場合)
・事前課題を取り組むことで,わかるところをわからないところが明確になり,授業の前に質問を用意できる
・今までは書籍(紙)のみの情報共有から,加えてインターネット上の情報共有も可能となる.学べる情報が多くなる.
等です.

2)デメリット
・学習者の反応がわかりにくい
・学生間の相互作用が生まれにくい
・一方向の授業では集中力が途切れやすい
・実技科目は向いていない
等です.
実技が解決策がないのですが,それ以外は解決策があります.

②生配信の動画と録画(オンデマンド)はどちらが良いか
この書籍では「録画」と述べられています.
理由は,
・生配信の無駄な部分を編集しわかりやすくできるため
・全ての学習者の理解度のスピードは同じではないため

とのことです.

ただ,毎回録画ですと,学習者の反応がわからないため,私は
生配信の動画+その授業動画を後ほど録画として配信
が理想かと思います.

繰り返し見直せることが良いですが,その先を考えると
「1回で理解しようとする力,そして理解できなかったことを学生から質問する力」は身につかないと予想します.

質問することを諦める学生ほど,後々問題になります.
そういった意味からも,私はオンライン授業,対面授業は併用が良いと考えています.

オンライン教育を導入されている学校教育機関や企業お勤めの方に,役立ち情報となりましたら幸いです!

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