見出し画像

◯◯さんに出来るんだから、自分だって出来る!の罠

子供の頃、親から言われたことはありませんか?
「◯◯ちゃんが出来るんだから、あなただって出来るはず」って。

これは、子供が何かやろうとする時に、親が子供が自信を持って始められるように(たぶん)、よく言うセリフかと思います。
「同じ人間なんだから、◯◯さんに出来てあなたに出来ないはずはない」という意味で。

それは大人になってからも、自分に対して同じことを言いがちです。
「あの人に出来て、私に出来ないはずはない」と。

確かに、自分が出来ないことが出来る人や、努力して何かを成し遂げた人をお手本にしたり励みにしたりして頑張るのは良いことだとは思います。

しかし、人それぞれ能力は違います。
短い期間の練習で出来るようになる人もいれば、長い時間をかけないと出来るようにはならない人もいるし、成功に到達するまでの方法も人によって違います。

なので、他の人に自分を当てはめようとすると、上手く出来ず自分を責めたり自信を無くしてしまうことにも繋がりかねません。
反対に、自分にとっては簡単に出来ても他の人には難しいこともあるでしょう。

私の場合はADHDもあるため得手不得手の差が激しく、残念ながら「◯◯さんが出来て、私に出来ないはずはない」は当てはまらないことが多いのです。

私のような発達障害を抱えていなくても、誰にでも得意なこと苦手なことがあるわけだから、「他人が出来るから自分にも出来る」で自分を叱咤激励することは、かえって逆効果な場合もある気がします。

人のやり方は、参考に留めながら自分がやりやすい方法を見つけていくのが良いのでは…と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?