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自分にとって最適な住宅価格っていくらなんだろう?

築50年のボロボロ木造戸建が3棟建っている古屋付き土地を買って自宅と貸家にした話を忘備録的につづっていきます。

@いえくにの築古戸建購入ブログ No2.

そもそも生きるとって、それ自体にお金がかかりますよね。

食費はもちろん衣服、教育費、そして住宅費もそうです。
この住宅費、賃貸物件に入居していれば家賃、自宅を購入していれば購入費の支払いがそれにあたるんですが、これって居候とか家を相続したとか、よほど特殊な人じゃない限り必ずかかってくるんですよね。

金持ち父さん貧乏父さんの作者ロバート・キヨサキさんは、自宅を購入しその住宅費を支払うことを負債と呼んで、自宅より先に自分に利益をもたらす資産(例えば収益物件)を買えといっていましたが、どちらにせよ、住宅費(負債)の支払いが生きている以上避けられない事なのであれば、その支出を必要最低限にするか、自分にとって無理のない額にすることが大切だと思いませんか?
当時、投資物件を買うか、自宅を買うかさんざん迷った私は最終的にこの結論に至ったわけです。
必要最低限の金額もしくは自分にとって無理のない額の自宅を買おうと。

ということで今回は、自分にとって最適な住宅価格っていくらなんだろう?とその時私が考えたことを忘備録的に書いていきたいと思います。本当は物件探しをした話を書こうと思っていたのですが、このあたりの話が後々の物件探しの条件に影響してくるので(それと書かないと忘れてしまいそうなので)先に書いておこうと思いました。

ということでいきなり本題ですが、最適な住宅価格っていくらなのという話。
当時よく聞いた話だと収入の30%以内とか年収の6倍までとか。なんとなくの目安は聞こえてきてはいたのですが、貧乏性な私はできれば少しでも住宅費の負担を安くしたいと考えていて、ただ反面あまりケチってせっかくの自宅なのに粗末で不満足な家になるのも嫌だなと、その二つの間で揺れ動いていました。

当時結構たくさんそれ関係の本も読んでいたのですが、その中で「書けばわかる 我が家にピッタリな住宅の選び方・買い方(翔泳社 出版)」という本があって、タイトル見て「まさにこれ!いま一番知りたい!」という感じで購入したその本が、ともて良くて。
何が良いかというと、書かれている具体的なハウツーも面白いんですが、この本の冒頭で住宅資金の計画を一生涯という単位で計算しようということが書かれていて。ついでに実際に計算できるようにライフプランニングシート(人生の出来事とそれに紐づくお金の流れを見える化できるシート)のデータまで用意してくれていたんです。つまり、その本では収入の30%以内とか年収の6倍までとかという現在の生活を基準とした金額じゃなくて、自分の人生設計に照らし合わせて、見合った額で家は買うべきだよ、ということが提唱されていたんです。
これって考えてみればもっともなことで、現在の生活スタイルや収入、勤め先の会社との関係がこの先ずっと続くかどうかなんて正直わからないですもんね。というか必ずと言っていいほど変わりますよね。子供が増えたり転職したり、もしかしたら海外移住なんてことも選択肢に上がってくるかもしれません。
その時に収入の30%の住宅費の支出が重荷になるというのはできれば避けたいですよね。
ということで、この時点で収入の30%以内とか年収の6倍までというちまたで言われている基準はいったん忘れることにしました。その代わり、実際に自分もライフプランシートを作成してみて、その結果を踏まえていくらなら、生活に大きな変化が起きても対応できる額なのかを計算してみようと思いました。

さらに理想を言うと、住宅費の支払いを最低限とは言わないまでも無理のない範囲で抑え、余ったお金で金持ち父さん貧乏父さんでいうところの何かしらの資産を購入出来たら最高だな、とも思っていました(そんなに収入が高いわけではないので、大したことができないのは重々承知してはいましたが)。


実際に私が計算した資料は何かの折にシェアしたいと思っていますが、あまりに赤裸々なのでまだここでは紹介しないでおこうと思います。。
ちなみに、計算した結果の金額だけシェアさせていただくと、私の人生設計であれば(収入なども転職や移住などをした際にどのくらい変わるのかを予測して金額入れてみてます)7.2万円/月が上限でした。正直思っていたより少なくて、これでほんとに理想の家が買えるの?と不安になりましたね笑。
ただ、ここでお伝えしておいた方がいいと思うのは、収入の30%とこの7.2万円という金額の間には大きく乖離があったということです。数千円とかではなく、数万円の開きがありました。
もしかしたら私の見立てが厳しすぎるのかもしれませんが、収入の30%の住宅費だと、この先の選択肢がかなりしぼまってくるだろうなぁ、というのはライフプランシートをつけながら思いましたね。

ちなみに、少し手間ですが住宅購入を考えている人はライフプランシートを一度作ってみることをオススメします。お金の見立てはもちろんですが、意外とこの先の人生の目標立てをするいい機会になると思います。私は40歳で海外移住を!となかなか現実離れした目標を、その当時は思い切ってライフプランシートに書き入れ、そして今現在英単語帳を購入し週に一回の英会話レッスンを受講しています。正直まだあまり進歩は感じられず(私の頑張り次第なんですが)、目標に向かって進むペースが正しいかどうかはさておき笑、自分の人生の計画を立てそれに向かっていくことは自分の性格に合っていているなと感じています。
ライフプランシートはフリーのソフトなどもネット上で出回っていますので気軽にトライしてみてください。

さて、ここまでをまとめると、

●自宅を購入したことで発生する支払いは資産を生まないという意味で確かに負債だが、生きている以上その負債の支払いは必ず発生する

●であれば、大切なことはその負債(住宅費)の額を、必要最低限にするか自分に適した額にすること

●住宅費をとにかく必要最低限におさえて、と考えるとせっかくの自宅があまりに貧しくなってしまって、それはそれで本末転倒な気もするので、自分に適した額を計算し、それを参考にするのがいいのでは

●自分に適した住宅費がいくらかは、自分の人生設計を考えそれをライフプランシートに落とし込むことで計算できる

といったところでしょうか。

将来を見据えた上で、適正な価格の住宅に住む。
これって当たり前のことのように思えますが、この将来を見据えた上でって言うのが意外と見落とされがちだと思うんですよね。

ということで、次回はどうやってライフプランをたてたのか、またそこから適正な住宅費をどう計算したのか、当時私が実際に行った計算方法を紹介しながら説明したいと思います。

以上、今回はここまでにします。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。

興味があれば次回も読んでみてくださいねー。
それでは。


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