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【家系ハンター”裏”試験③】〜基礎の四大系譜 壱系編〜


今回は「家系ハンター“裏”試験

【直】【古】【壱】【武】である

【直系・クラシック系・壱系・新中野武蔵家系】

四大系譜の見分けについて

表試験の記事を読んでない方はまずこちらから
家系とはどんなラーメンか?」を書いています。




家系「基礎の四大系譜」とは?


【直】【古】【壱】【武】と書いてあるが
一括りに「家系」と言っても店舗によって全然違う。

・どこで修行したのか?
・どんな系統の味なのか?


それによって「@@系譜」と呼ばれ
それぞれの味や趣向が分かれているのです。
(言わばお店のコンセプトですな)

さらにお店に入る前から【何系譜】なのか分かる!

これさえ読めば念取得を吹っ飛ばし「水見式」なしで強化系なのか変化系なのかを判別出来る「家系バイブル」だ。

では【直】【古】【壱】【武】である

【直系・クラシック系・壱系・新中野武蔵家系】

その見極め方を伝授していこう

これまで基礎の四大系譜【直系】【クラシック系】について(要は、家系の直系・クラシック系とは?)書き記したので

今回は4大系譜【壱系編】

ウイングさんよろしく分かりやすく説明していくぞ!押忍ッ!!


”家系の母”壱六家が産んだ【壱系】

家系ラーメンの全ての始まりは『吉村家』

家系ラーメン家系図」の頂点に君臨する総本山。

いわば吉村家は”家系の祖”であり、父である。

そんな【壱】である【壱系】の始まりは、磯子に本店を構える『壱六家』。

そうここは

家系界の母である【壱系】を産み出した原点

さらに国民的アーティスト「ゆず」が青春時代に通ったお店であり、クラシカルな味を提供する名店だ。


では『壱六家』から始まった【壱系】がなぜ“家系界の母”なのか、麺(紐)解いていこう。


【壱系】独自ポイント①「いえけいのけいえい」


本当に言葉を選ばずに言うのであれば…【壱系】はマジでどこにでもあるのだ。

家系発祥の横浜だけでなく、全国各地に「家系」を産み出しまくっているのだ。家系ラーメンの「産みの親」と言う意味ではないが、今なお店舗を拡大し続ける勢いは凄まじい。こんなに増え続けるのは「壱系」か「たけのこ」くらいだ。

そんな【壱系】は資本系とも呼ばれており

・『壱六家』の流派である『魂心家』

・町田に本店を構える“商店系”『町田商店』

・『町田商店』の流れを汲む『壱角家』

この3店舗が主な「資本系家系ラーメン」である。

外観の特徴としては、基本的に赤い看板にぶっとい筆文字だ。思わず「宮本武蔵」とか「西郷隆盛」とか書きたくなる太筆フォントは覚えやすいだろう。

さらに『壱角家』に至っては、ギンギラギンに輝いているので見つけやすい。全然さりげなくないので入りやすさも抜群だ。

いつでもどこでも家系を楽しむ事が出来る。大変ありがたい系譜なのである。


しかし中にはこう言った意見も多く存在する。


「あんなの家系じゃない」「偽物」「薄利多売」「工場で作ったスープを解凍しているだけ」「なにがセントラルキッチンだ」「家系の魂を売ったチェーン店め」

そんな心無い声をあげる人たちも居る。家長道助的にもやはり“店炊き”であるべきだと思ってはいる。(※町田商店の本店は店炊き)


しかし家系の文字をよ〜〜く見て欲しい

「いえけい=けいえい」


KREVAスタイルじゃないが

「家系」並び変えたら「経営」


生き残る為には売らねばならない。そう、母はどんな手を使っても子供を守るものだ。

後継者問題に直面する「家系の灯火」を絶やさぬよう、誰でも作れるシステムを構築する。

家系を食べた事がない人がいつでも入れるよう、誰でも好きになるきっかけを提供する。

そこには良い悪いの概念はない。あるのは家系の愛だけだ。

どんな手を使ってもと書いたが違う。

母の温かい手で家系文化を包み込み、守り抜く。

そんな優しい一杯を提供してくれるのが【壱系】なのである。


【壱系】独自ポイント②「白濁のスープ」


直系が「黒」クラシック系が「黄金」だとしたら

優しい一杯を提供する【壱系】は「白」である。


豚骨を煮込んだ優しい「濃厚かつクリーミーな白

このスープを飲めばクリミナルな奴でも必ず改心するに違いない。

もしも、ムショに入っている犯罪に手を真っ黒に染めてしまった知り合いが居るのなら差し入れしてあげよう。

もしも、ほぼ黒いことでお金を稼ぐ半グレの友達が居るのならお店に連れて行ってあげよう。

この「白濁スープ」は全てを消化してくれる“ピュアホワイト”なのだ。

しかし清廉潔白な人間でも、無性にピュアホワイトを啜りたくなる夜がある。

だが安心して欲しい。

夜が更けても【壱系】の看板は煌々と輝いているのだから。



【壱系】独自ポイント③「エンドレスライスエンドレスたまねぎ」


家系においての「ライス」は、トム&ジェリー。鬼塚英吉・弾間龍二。吉川晃司と布袋寅泰。切っても切れない相性抜群な最強コンビだ。

失礼。悠仁と岩ちゃんの「ゆず」が正しい表現だった。

そう家系に行ってライスを食べない行為は言語道断。愚者である。


そしてありがたいことに【壱系】は終日ライス無料なお店が多い。ハルヒも仰天するエンドレスっぷりだ。

『壱角家』『魂心家』は常に、無限に、ライスを喰らえる。

『町田商店』は、オープンから18時までライス無料。

さらに商店系ではライスだけでなく「たまねぎ」が無限に使い放題だ。

お昼にライスとたまねぎをエンドレスに食べる事が出来るのだ。

是非とも家系式・無下限呪術「無量空処」を味わって頂きたい。


【壱系】独自ポイント④「うずらの魂」


そして【壱系】最大の特徴と言えば「うずらの卵」であろう。

「壱六家」本店さまのうずらちゃん
「町田商店」本店さまのうずらちゃん

ヨッシー顔負け。キメラアントの女王蟻を遥かに凌駕。

“家系界の母”は、卵でさえ多く生み出すのだ。


普通の味玉のどろりとした黄身も美味しいが、うずらの「卵本来の味」が濃い固い黄身の食感がたまらない。

一度味わってしまったら病みつきになる事間違いなしだ。

個人的にはうずらの卵を齧り、ライスを口に運び、スープを飲む食べ方。もしくはライスの上でうずらの卵をぐちゃぐちゃにして食べる方法を推奨したい。

ぐちゃ前

ちなみに西横浜にある『光家』はゆで卵が無料サービスで置いてあった。大変珍しい。(※そのかわり味玉やうずらの卵はメニューにないけど)

それを味わおうと先日訪れたらそのサービスは終了していた。だが深夜までやっているので来訪の価値は大いにあるので是非に。



【まとめ】壱系とは??

・ぶっちゃけどこにでもある。

・だがそれは“家系”文化を守り抜く為の“経営”術

・「白濁のスープ」に「うずらの卵」

・エンドレスに「ライス」と「たまねぎ」

【壱系】を食べたことがない方はまずお近くの資本系に。時間があれば
壱系を生んだ母『壱六家』に足を運んで頂きたい。クラシカルな家系を味わえますので。

みんなで家系を食べてこの「伝統文化」を守り抜きましょう。



長くなってしまったので今回はここまで。

次回は【家系ハンター”裏”試験】
基礎の四大系譜 新中野武蔵家系編〜をお届けするぞ!
【直】【古】【壱】【武】を極めれば、真の家系ハンターだ。

みなの“家系人生に幸あれ

家長道助


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