【家系推奨①】ライスのすゝめ
これまで「家系とはどんなラーメンか?」
さらに「家系ラーメンの分類」を書き記して来たが
ここからは家系を食べる上で外せないポイントを挙げていこうと思う。
推奨となっているが個人的にはほぼ絶対だ。強制だ。
・家系推奨「ライスのすゝめ」
まず最初に推奨したいのは「ライス」だ。
初めに断っておくが、家系を食べに行ってライスを頼まない人とは確実に友達にはなれない。
「俺の先輩の○○さんってやばい人でさ〜」「この前、芸能事務所の社長と飲んだ時に〜」とか、人の褌で相撲を取るようなヤツより友達になれない。嘘だ。こっちの方が無理かも知れない。
たまにライス売り切れに出食わすが、その時は絶望でしかない。帰ろうかと思う。家系はライスを食べに行っていると言っても過言じゃない。
「ご飯のお供」と言う言葉があるが、家系に限っては“ご飯がお供”なのだ。
それくらい【家系と米】は切っても切り離せない存在なのだ。絶対的な親和性。シンクロ率100%。ずっ友である。
家系ライスは絶対にしろ。
・ライスの違いから見る家系ラーメン
ただの白米と言ってもラーメンの味と同じで、お店によって様々なタイプがある。
それでは店舗別「ライスの違い」を見ていこう。
『吉村家』原点のライス
家系総本山『吉村家』はライスから特徴的。
ライスを頼むと必ず「おしんこ」が付いてくるのだ。
この「おしんこ」が強い醤油が特徴である直系の良い箸休めとして最適で、なおかつ米が進む最高のアイテムになっている。
日本人は「おしんこ」大好き人種であるからに、家系が日本人に深く愛されているのがこの事だけで垣間見れる。さすが原点にして頂点。ライスから格が違う。
その『吉村家』直系『杉田家』では、日本人が大好きな「ガリ」が置いてあったりする
『クラシック系』伝統のライス
さらにクラシック系のお店では、『吉村家』の「おしんこ」からタイプが変わる。
例えば『寿々㐂家』ではおにぎりに合いそうな真っ黄色な「分厚たくあん」に。
そして『寿々㐂家』の魂を受け継いだ『いずみ家』では「瓶詰め」にしてカウンターに置いてある。
もう閉店しまったが、レジェンド『本牧家』では最高の「刻みおしんこ」があった。
【本牧家系譜】「川崎家」のおしんこは絶品だった。これをみなインスパイアしてほしい。
『ONOMITHI』も六角家系譜にしては珍しく、『本牧家』と同じ「刻みおしんこ」が置いてあったりする。
『吉村家』創業当初の味を提供するクラシック界の雄『近藤家』にも「刻みおしんこ」がある
他にも六角家系譜「ハウス系」と呼ばれる『ぱったぱた』『モンタナ』『5丁目ハウス』では「辛高菜」に進化。
ちなみに壱系『光家』では『寿々㐂家』と同じタイプの「分厚たくあん」だった。
さらに千葉の名店『末広家』では「おしんこ」に加え、最初から「チャーシューまぶし」が乗せられている太っ腹っぷり。
「チャーシューまぶし」で言うと、超直系『厚木家』六角橋の雄『末廣家』でも最初からまぶしまくっている。
さらにオリジナル系・神田「わいず」では毎回ライスに「刻みチャーシュー」を付けてくれる。感謝である。
「おしんこ」の枠を飛び越えて「明太子」を出すたかさご家系譜『町田家』もあったりする
などなど家系において「おしんこ」はわりとポピュラーな事が分かる。
個人的にクラシック系では、寿々㐂家系譜の「たくあん」が好きすぎてしょうがない。
『新中野武蔵家系譜』沢山のライス
武蔵家系譜ではそんな「おしんこ」のタイプが変わり、きゅうりのキューちゃん的な「かっぱ」になる。もちろん「ライス」を含めて食べ放題だ。だから食べすぎちゃう(幸福)
基本的に武蔵家の流れを汲むお店にほぼ必ずおいており、無料である。お店によっては「辛かっぱ」もある。
『武蔵家』を生み出した新中野の本店では「かっぱ」はもちろんの事、卵とチャーシューのタルタルみたいなやつ。通称「ピリ辛チャーシュー崩れ玉子」が置いてあったりする。
【新中野武蔵家系譜】の中でも特にオススメしたいのが、ネオ家系『麺家たいせい』。
”鶏と醤油で食わす家系”を謳っており、米を食わす技術が半端じゃない。
正直「かっぱ」が好きではないあたしだが、ここの「かっぱ」で一気に好きになった。
「にんにく醤油」と「一味マヨネーズ」が卓上にあり、それを「かっぱ」にかけて食べると半端じゃない破壊力を生み出す。エンドレスライスだ。
同じくネオ家系で『麺家たいせい』と同じ『武道家 龍』の流れを汲む『龍 〜Ryo〜』も米を食わす技術が凄い。
「紫かっぱ」に加え、最初の一杯だけではあるが『末広家』と同じくダブルスタンダードシステムである。
ちなみに【新中野武蔵家系譜】のライスの特徴は「固い」こと。この固さが堪らないのだ。
『王道家系譜』無限のライス
さらに「おしんこ」をより進化させた存在がある。
それが『王道家』が開発した“無限にんにく”である。
この“無限にんにく”はとにかく革命的で
“史上最強のご飯のお供”とも呼ばれおり、一生米が食える。
「無限にんにく」にマヨネーズなんかかけちゃったりする。マヨネーズ、ヤバイよ。
基本的に【王道家系譜】には”無限にんにく”があるので、いつもお腹いっぱいになってしまう(幸せだ)
王道家がサポートしている『輝道家』にもちゃんと置いてあるゾ。
『王道家』が与えた影響は凄まじく、クラシック系を始め様々なお店に刻んだ醤油漬けにんにく文化を普及している。
おしんこ文化の【寿々㐂家系譜】『あさが家』でも漬けにんにくを用意して下さっておる。
いいとこ取り家系の【大輝家系譜】でも漬けにんにく文化を取り入れている。
「にんにく」ついてはまた別記事にて詳しく書こうと思うのでこれくらいにしておこうではないか
・ライスの量で見る家系ラーメン
ライスの特徴がわかったところで今度は「量」に注目して見ていこう。
家系では『町田商店』『壱角家』などの【壱系】や【新中野武蔵家系譜】には「ライス無料食べ放題」のシステムが存在する。マジでありがとうだよね。
中には数百円を払い、自分でライスをお米をお茶碗に盛り放題な「ライスバー」もあったりする。
【新中野武蔵家系譜】に「ライスバー」を導入してる事が多い。
さらに【新中野武蔵家系譜】ではないが六角家系譜『吉祥寺武蔵家』でも「ライスバー」がある。
いいとこ取り家系の【大輝家系譜】でも当たり前に「ライスバー」を取り入れている。
また「ライスバー」ではないが、【寿々㐂家系譜】『清水家』は自分でライスをつぐシステム。
“ご飯がお供”な家系。
学生なんぞは、ヨダレ垂らして喜んでしまうよな。
家系「大ライス列伝」
これは特に【新中野武蔵家系】ではあるが、
大ライスを注文するとマジで大なので注意が必要だ。
いくら無料食べ放題でいちいち注文が必要だからって調子に乗ってはいけない。
【新中野武蔵家系譜】大井町『武蔵家』
【新中野武蔵家系譜】戸越銀座『家道』
【新中野武蔵家系譜】秋葉原『武将家 外伝』
【新中野武蔵家系譜】駒沢大学『おか本』
ちなみに【クラシック系】でもガチめの「大ライス」があるから、注意が必要だ。
【六角家系譜】大鳥居『上々家』
【六角家系譜】川崎『雷家』
【六角家系譜】金沢文庫『金八家』
【六角家系譜】新横浜『六角家1994+』
【寿々㐂家系譜】東林間『相南家』
さらに【直系】でもガチの大ライスはある
吉村家直系『環2家』
ちなみに番外編として
クラシック界のレジェンド店『介一家 山手店』では
ライスを頼むとこ〜んなにかわいい器でライスを出してくれる。
これらを参考に、自分のお腹とお財布と相談してみんなも注文してみてくれ!
ちなみにあたしは”最低でも”大ライス2杯は食べるのだ。
・正しい家系とライスの食べ方
スープ飲んで一口。麺を啜って一口。チャーシュー齧って一口。おしんこ食べて一口。かっぱで一口。無限にんにくでかきこんで・・・
どの角度どの瞬間でも「ライス」を食べてしまうのが家系ラーメン。
食べ方は己の自由ではあるが(米頼まないのは不自由な人生)
家系マナー的なライスの食べ方
もあったりする。
それがスープに浸した海苔をライスに巻いて食べる
「海苔巻きライス」
これは家系を食べる上にあたってマナーだ。
ちなみにラッパーの漢さんは「ポリスとガンジャを巻くのが上手」だが、あたしは「ライスを海苔で巻くのが上手」だ。
さらに応用編として
上記の写真のように「味玉の黄身をライスに乗せて海苔で巻く」と、マジでオーバードーズを起こすから気をつけてほしい。(絶対やってほしい)
無限にんにくもマジでオーバードーズを起こすから気をつけてほしい。(絶対やってほしい)
この応用編に関しては今後詳しく紹介していこうと思うのでお楽しみに
普段アップしている「家系小説」もよろしく
今回はここまで、みなの家系人生に幸あれ
家長道助
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