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一 もろこしの聖人、古の詩を選びて教えを立て給う。 詩を学べば、自ずから善き事、悪しき事…
"文訓の、詩などの文章は、今の世の、学術論文や公文書等の事と考えれば、日本語にある、表現…
一 和歌は、古、賤者といえど是を詠んで、心を通わしけり。 今は、世下りぬれば、只、堂上の…
"江戸時代 日本人の識字率は高く、この時代の他国では、有識な人のみ文字を読み、その内の極…
一 親戚朋友に対し、財をやり取りする時、我が財を損ぜざるように、我が利運の如くせんとす…
一 我が家の生業を勤めて、財を生ずるの本とし、又、倹約を行いて、財を保つの道とす。 も…
一 萬の事、皆、法あり。 法に従えば、其の道立ちて、其の事成る。 法を守らずして、只、我が心に任せ行えば、必ず、其の事破る。 家をおさめるに、尤も法あるべし。 法無ければ必ず財用盡き、困窮して家を保ち難し。 二 凡そ、家を治めるに、財を用いる法を知りて、堅く愼み守るを要とす。 是れを知りて守ると、知らずして守らざるとは、家の盛衰存亡の本にて、其のかかる所、いと、重き事なれば、常に心を用い、よく其の法を知りて守るべし。 疎かなるべからず。 其の法を知らず、疎かにして、心
一 人の子孫たる者は、其の家の先祖の家法をよく守りて失わざれば、たとえ其の子孫才力無し…
一 家のわざを能く務めれば、利養は求めずして其の内にあり。 士は、奉公を能く務めて諂わ…