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#小説
保坂和志さんの小説入門を読んで
小説とは何か。何のために小説を書くのか。そういった事を深く考えさせられる本でした。
私は若い頃に小説家を目指して挫折し、五十歳手前で再び小説家になる事を決意しました。大工の仕事をしながらですが、生半可な気持ちで思い立ったわけではありません。ただ、この本を読んで、改めて「小説家になる、それだけが自分の夢なのか」という事を考え直しました。
小説家になって、有名になって、テレビやラジオに出演して
小説の勉強をしてみることにした
2021年は、エッセイ、童話、短編小説、中編小説、長編小説と書きまくって色々な賞に応募しましたが、一つ佳作を獲れただけで、あとは全滅でした。
若い頃ライターをしていたくらいですから、書く事は全く苦にならないのですが、よくよく考えてみると、なまじっか書けるがゆえに小説の勉強というものをした事が全くありませんでした。「俺の熱い情熱を打ち込めばいいんだろ?」といった感じで、プロットも何も立てずに、わ