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身体や心の不具合は何故生まれるのか?

2022.08.15


さて、『命のエネルギーが循環していること=健康』でした〜

これは、東洋医学的概念です。
アーユルヴェーダ、中医学でもエネルギーが循環していることと健康であることは比例関係です。

(ちなみに生命エネルギーのことを中医学では気。アーユルヴェーダではプラーナといいます。)

ということは逆説的にみていくと、身体や心の不具合(病気や不定愁訴など)が起こっているということは、このエネルギーの循環が何らかの原因で上手く行っていない状態と考えます。

そして、そのエネルギーがどの部分で、どのような質のエネルギーがどうなっているのか?
どこで滞りが起きているのか?もしくはエネルギー自体が過剰なのか?不足なのか?

東洋医学はそういうことを見ている学問です。

そして、もっと言えばそれはバランスです。

何が過剰で何が不足なのか?

それぞれのエネルギーの質をバランスさせていく学問とも言えるでしょう。

このエネルギーのアンバランスも含めて、
質や量の微細な組み合わせが個性となり
その人個人となります。

なので、東洋医学を使って身体や心に起こってきている不具合を治療していくとき、治すというよりエネルギーを変容させていくという表現の方が適しているかもしれません。

この場合、治療の執着地点はもってる価値観をリフレッシュさせる。すなわち、自分の中のなんらかの考え方、信念、概念を変容させていく作業となります。

漢方薬やハーブなどの薬、マッサージやストレッチなどのボディーワークは心や身体をほぐしてエネルギーバランスを整えてくれます。

そうやって心や身体からの小さな変化を続ける中で、そのもっと大もとにあるものを変容させていくのです。

そもそも、身体の不具合は何故生まれるのでしょうか?

それは自分の元々の性質にそぐわない考え方から始まります。

そこから生まれる自分への制限が身体の癖をつくり、それが慢性化すると不具合を生みます。

例えば、怒りを溜め込み過ぎると肝臓に、不安や恐怖は腎臓に、考え過ぎは脾臓に、悲しさは肺になど。感情はそれぞれの臓器と深く関わり合っています。このように、身体のある部位と感情はリンクしあっています。上記はほんの一例にすぎませんがこう言ったことが身体の癖を生み、それが複合しあって、なんらかの不具合が身体にでてきます。

ですから、根本から不具合にアプローチする場合は、身体と心の緊張を解きほぐしながら、そのもともとの素質の自分にそぐわない考え方もリリースすることになります。

根本から変化したいとき、身体とマインドの両方の変化が必要です。

身体とマインドどちらか一方の準備が整っていたとしても、両方の準備が整わない状態で、考え方のリリースをしようとしてもうまくいきません。

考え方をリリースすると言葉にすれば簡単なのですが、これを実際に実行していくには、その人の程度にもよりますが勇気がいる作業になると思います。

考え方とは、アイデンティティです。
アイデンティティを自分の存在と重ねている人も多いでしょう。
今まで慣れ親しんできた考え方をリリースすることは、今まで自分が信じてきたものをやめることです。
それは、今までの自分を否定することのように感じたりもするでしょう。

ですから、リリースには身体も心もどちらの準備も必要になります。

その中のいくつかのステップの一つとして、心や身体へのアプローチがあります。

そのときは、上記したようにエネルギーのバランスを見ていくんです。

バランスの不具合は身体に反映されます。
脈や舌、ツボなど、それを読み解くツールはたくさんあるんです。

そして、エネルギーの質を振るい分けるのにはエレメントを使って見ていきます。

それはまた別の機会に!また書きます!

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