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幼稚園~小学校の時に好きだったマンガ【再掲】

自分の好きなものって書くのなんとなく恥ずかしいので、非表示にしてたが、再掲します。

子供の時に好きだったマンガ家のベスト3 手塚治虫、石ノ森章太郎、水木しげる。水木しげるは藤子不二雄Aと同じくらいかな。

僕が幼稚園の時に初めて読んだマンガが石ノ森先生の「仮面ライダー」で(テレビ版の再放送がきっかけ)、以後、009、キカイダー、イナズマンと読んでいった。キカイダーがいちばん好き。2000年代に「アンドロイドV」を本屋で買う小学生は全国で絶対に自分だけだと思う。

水木しげるは鬼太郎のアニメ(90年代版)と、妖怪図鑑で幼稚園の頃から好きだった。

僕は性の目覚めが早かったんだけど、エピソード的にまだ他人に話せるから、水木しげるの妖怪図鑑と戦隊ヒーロー(オーレンジャー)の絵本が自分の性の目覚めということにしている。

幼稚園の年長の時に同じ組のSちゃんが家に遊びに来た。

Sちゃんもませていて「エロ本持ってこーい!」といきなり叫び始めるから、僕は親にバレないように慌てて口を押えて、言わないでと懇願した。

彼は余計に興奮して喜んでしまい、僕は押し入れに彼を連れ込んで、水木しげるの妖怪図解と戦隊ヒーローの絵本にあるヒロインの水着を見せた。

妖怪図解は妖怪の脳や内臓まで解剖図のようにしてあって、女の妖怪だとおっぱいまで見える。たぶん「二口女」だと思う。「でっち」という長い乳房を左右の肩にたすき掛けしてる老婆の妖怪ではないはずだ。二口女は髪の毛の中にもう一つの口があって、内臓が強いからとにかくご飯を食べて亭主を困らせる妖怪だけど、美人だからいいじゃんと思っていた。「雪女」だったかもしれない。雪女は美人なのに、寒いからとお風呂に入れると溶けてなくなってしまうらしく、かわいそうで泣いたことがある。

戦隊ヒーローは水着の下が透けていた。笑

そんな秘密の本を見せたところ、Sちゃんはパンツを脱いであることを教えてくれた。僕も同様にパンツを脱いだ。

水木しげる作品をマンガで読むようになったのは小3だ。名前を「しげる」に改名したいくらい好きで、小学生の間は熱が冷めず、本屋に注文に行くんだけど、欲しいマンガや妖怪事典がことごとく絶版で、後から電話がかかってきてそのたびに泣いた。

「小学館の入門シリーズ」は絶版だったけど復刻されてこれは買った。


水木しげる作品は絶版ばっかりだから図書館に頼っていた。鬼太郎は少年誌だけではなく青年誌にも連載されていて、びっくりする話もあった。買ったのは古本屋で見つけた「河童の三平」くらいで、代わりに藤子不二雄Aの「怪物くん」を集めることにした。藤子Aは「ブラックユーモア短編集」「笑うセールスマン」を幼稚園の頃から読んでいるから、これが今のブラックユーモア好きにものすごく影響を与えている。「魔太郎が来る」「ブラック商会変奇郎」のおかげで小学校の高学年には、水木しげるより藤子A派になっていたかもしれない。

「魔太郎」「変奇郎」は少年チャンピオン。僕は1970年代の少年チャンピオンが大好きで、手塚治虫の「ザ・クレーター」「ブラックジャック」、山上たつひこの「がきデカ」、横山光輝の「バビル二世」つのだじろうの「恐怖新聞」、永井豪の「あばしり一家」。小学生の時に好きだったのはチャンピオンばっかり。

手塚先生は町の図書館だけじゃなくて学校の図書館でも読める漫画家だ。笑 「火の鳥」と「三つ目がとおる」が好き。「メトロポリス」「漫画大學」「ロストワールド」「リボンの騎士」とか初期の作品も読んでいた。

永井豪は幼稚園の時に親の目を盗んで「キューティーハニー」を読んでいたから人生で二番目のマンガ家だ。中学の時は塾をさぼって図書館で「デビルマン」を読破しようとしていて、この件で塾と親が揉めて、塾を辞めることになった。笑

横山光輝は「コマンドJ」というスパイ漫画を集めていた。これも絶対に2000年代の小学生では全国で自分だけだと思う。鉄人28号は「ブラックオックス」というロボットが好きで、この巻だけ買った。60年代のマンガ家たちがリレーで忍者マンガを描いた「忍法十番勝負」も買いました。笑 松本零士の忍者マンガも載っててすごい本だ。忍者だと白土三平の「サスケ」が好きで絵柄を真似していた。

「がきデカ」はあまりにも下品で親に怒られると思って、ジップロックに入れて小学校の物置に隠して置いたら、後日落とし物で1年生から順に6年生まで回されてきて、名乗れず、ずっと職員室にあった。石ノ森先生の「009ノ1」という成人向けマンガも同じ袋に入れてた。たぶん先生にはばれている。学級文庫に先生が石ノ森章太郎の日本の歴史を置いていて、僕は声高らかに、石ノ森作品への愛を語っていたからだ。

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