自然農法って?

一口に自然農法といっても、
その方法は色々です。

そもそも、自然農で作物を育てている所は
全農家の1%未満だそうですから、
一般に馴染みがないのは当たり前です。

いわゆる有機農法と混同している人も多く、
「◯◯だから自然農法だ」という定義が
とてもあやふやなようです。

私が目指す自然農法は、
畑に何も持ち込まない農法です。

肥料も農薬も一切、入れません。

それでも過去に勉強して試してみたら
何年も作物ができ続けました。

周りの畑では慣行農法をされていて、
害虫などが大発生した時にも
私達が育てていた野菜や果物は収穫できました。

化学肥料や有機肥料(の原料)に問題があって、
農薬はもっと大きな問題があるとして、
その全てを使わなくて農業ができるのなら…

健康や環境のダメージを
心配しなくてもよくなりますね。

もちろん、肥料や農薬のコストも、
散布する手間も不要になります。

第二次世界大戦後の食料危機には
作物を早く大きく育てる必要がありました。

その後、スーパー等の流通の都合で
同じサイズの作物が喜ばれるようになりました。

結果、畑や地下水が汚染されて、
農家も健康被害に苦しむようになったようです。

以前にも書きましたが、
欧米では完全に禁止されているものが
日本では手軽に買えてしまいます。

新規就農しても農協から苗や種とセットで
農薬や肥料を買わされます。

美味しい
甘い
味が濃い

消費者が求める作物を開発している業者さんは
農薬や化学肥料の配合も含めて
新しい品種を作っています。

私は自分の大切な人や
その大切な人から続く次の世代のために
環境にも人体にも安心安全な作物をつくる、
そんな農家になりたいと思っています。

もちろん、私の意見は
疑わしいところもあります。

国が安心、安全と言っている肥料や農薬だから
何も心配することはないという考えがあるのも
理解しています。

だから既存の農家さんを否定しているのでも
慣行農法を危険視しているのでもありません。

ただ、私が子供の頃より
アトピーや化学物質過敏症などの
アレルギー性疾患が増えたように思います。

だから新しい選択肢として、
環境や健康に意識を向けている方々に
自然農法で収穫した作物を届けたいのです。

繰り返しになりますが、
既存の農家さんを否定していません。

むしろ、本格的に就農されている方々に
色々と教えていただきたいことが
たくさんあります。

ご理解いただけたら幸いです。

次回は自然農法での就農と同時にしたい
アクアポニックスについて
書いてみたいと思います。

山奥でトラフグとトマトやわさびを
同時につくる事業をやりたいと思っています。

海水で養殖されている魚と野菜を同時につくる?

とても面白いと思っています。

今日も最後までお読みくださいまして、
ありがとうございました。

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