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6月の終わりを仙台で

初めて東北に行くことになりました。
旅行は好きだけれど、これまでは西の方面へしか出向いたことがなかったみたい。東京駅から東北新幹線に乗るのは初めてでした。

はやぶさに乗ろうと思っていたのだけれど、はやぶさって全席指定なんですね。ホームに上がってから気づきました。あらら。
ご存知でしたか?

はやぶさだけではなくはやて、こまち、スーパーこまちなども全席指定。はやぶさは、東海道新幹線の「のぞみ」みたいな感覚でいたので慌てました。

そりゃ、はやぶさに自由席あったら皆、それに乗りますもんね。本数も少ないし、同じ料金でずいぶん早いなら乗客が集中してしまうそうで。

予定変更してやまびこに乗車。
スーツケース持って小学生の娘の手を引きホームを登ったり降りたり。
新幹線の中で食べるおやつをもっとゆっくり選びたかったのに、慌ててホームの売店で購入。今日のチョイスはじゃがビーと梅昆布でした。

東京駅発の車内は余裕があり、
梅こんぶとじゃがビーと持ってきたカンデミーナを順番に食べていたらあっという間に着きました。仙台って思ったより東京から近いのですね。

所要時間1時間46分、途中停車駅は大宮と福島のみ。
なんと私たちがたまたま乗ったやまびこは、東京〜仙台間を一日一往復しかしていない、最速やまびこ号だったのです。

6月末の仙台は爽やかに晴れていました。
仙台駅は想像していたよりもずいぶん大きく、大きなバスロータリーの上にペデストリアンデッキ(歩道橋)が多方向に広がっています。国内最大級の規模らしく、明るい茶色の駅舎に仙台駅の赤文字が、少しレトロで可愛らしい感じです。

仙台駅

街は大きな街路樹の通りがいくつもあり、青々と茂って日陰を作っています。街路樹並木を超えて仙台城の方面へと歩いて行くと、右手に突然大きなこけし。仙台・西公園は本当にゴミひとつ落ちていない、とても綺麗な公園でした。

私たちはそのまま仙台城の本丸跡まで歩いて登ったのですが、細切れながらも結構な距離。もう少し暑ければ無理だったかな。ぜひ観光スポット巡回バス、るーぷる仙台や地下鉄を活用されると良いですよ。

仙台城のあたり一体は青葉山公園となっており、本丸の跡からは仙台の街が一望できます。仙台は杜の都と称されるだけあって緑多く、ゆったりとした綺麗な街でした。

一日歩き回って、仙台市内からバスで30分ほどのところにある秋保温泉へ。
人口100万人以上の大都市の中心部から、こんなに近くに温泉地があるのも珍しいですよね。宿で美味しいものを食べて、何度も温泉に浸かり、部屋で伊坂幸太郎さん原作、仙台が舞台の「ポテチ」を鑑賞しました。

仙台は東京からさほど遠くない、緑の多い、温泉まで備えたゆったりとした都会でした。梅雨真っ只中のこの時期に計画した旅でしたが、奇跡的に雨に降られず堪能することができました。

さてまた明日から頑張ろう。
どんどん厳しくなる暑さに負けないように。
思いのほか爽やかな6月の終わりを、仙台で過ごしてチャージできました!

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