見出し画像

新規事業を考える~同年代の友人が悩みを打ち明けてきた②

これは、この記事の内容を含みます

大山君の「悩み」は、40代以上のサラリーマンは特に思い当たるところが多いと思います。私も聞いていて耳が痛かったです。
彼から話してきた内容を要約するとこうなると思います。

-新卒から 鉄道会社で転職もせず長年勤めている
- 家庭では妻と二人で暮らしで妻も働いている。娘は一人暮らしで大学に通っている。
- 社内調整が得意で、社外に誇れるものはなく、肩書だけはある。
- 趣味は接待できるレベルのゴルフ。定年後に言えるような活動は何もしていない。こんなのでいいのかと悩んでいる。

大山君の悩みを要約

特に、「社外に誇れるものはなく、肩書だけ」というところ。彼は肩書がついているだけましで、肩書がない方のほうが多いです。だから、彼の理論からすると、肩書もないと何も誇れるものがなくなってしまう。

これはおかしいですね。

長い社会人人生で、もっと多くのことをやってきているはず。
大山君に特化してみると、得意としている社内調整は大変な仕事です。
彼が勤める会社は従業員が数万人おり、グローバル展開もしています。
ステークホルダーが多く、日程調整はもとより、調整のための説明内容を人に合わせてカスタマイズする、世界中に支社もあり、世界中飛び回らなければならないこともある。WEBで調整できたとしても根回しだけで3か月、下手すると1年かかる社内調整を毎日のようにやっていると想像できます。本当に大変な業務です。

ですが、本人はそれを大変なことだとは思っていません。
棚卸をせずわかりやすい肩書でしか誇れないと言っています。

肩書の「課長をやってました」は十分いいことですが、新しく出会う人に過去の話をされても「そうなんですね」の一言で終わることが多いと思います。要するに、自分の肩書などわかりやすいアイコン?というかタグ?は、正直、昔話の一つにしかならないと思うわけです。

これからは大山君の悩みを分解し、そこから課題を引き出していく作業をしたいと思います。
彼の悩みの本質を探った後に彼が望んでくれるソリューション(新規事業)を考えていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?