新規事業を考える~同年代の友人が悩みを打ち明けてきた②
これは、この記事の内容を含みます。
大山君の「悩み」は、40代以上のサラリーマンは特に思い当たるところが多いと思います。私も聞いていて耳が痛かったです。
彼から話してきた内容を要約するとこうなると思います。
特に、「社外に誇れるものはなく、肩書だけ」というところ。彼は肩書がついているだけましで、肩書がない方のほうが多いです。だから、彼の理論からすると、肩書もないと何も誇れるものがなくなってしまう。
これはおかしいですね。
長い社会人人生で、もっと多くのことをやってきているはず。
大山君に特化してみると、得意としている社内調整は大変な仕事です。
彼が勤める会社は従業員が数万人おり、グローバル展開もしています。
ステークホルダーが多く、日程調整はもとより、調整のための説明内容を人に合わせてカスタマイズする、世界中に支社もあり、世界中飛び回らなければならないこともある。WEBで調整できたとしても根回しだけで3か月、下手すると1年かかる社内調整を毎日のようにやっていると想像できます。本当に大変な業務です。
ですが、本人はそれを大変なことだとは思っていません。
棚卸をせずわかりやすい肩書でしか誇れないと言っています。
肩書の「課長をやってました」は十分いいことですが、新しく出会う人に過去の話をされても「そうなんですね」の一言で終わることが多いと思います。要するに、自分の肩書などわかりやすいアイコン?というかタグ?は、正直、昔話の一つにしかならないと思うわけです。
これからは大山君の悩みを分解し、そこから課題を引き出していく作業をしたいと思います。
彼の悩みの本質を探った後に彼が望んでくれるソリューション(新規事業)を考えていきます。
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