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新規事業を考える~同年代の友人が悩みを打ち明けてきた①

「大山さん、俺の年齢と同じぐらいこの会社に勤めていますが、やっぱ(この会社が)楽しいからですか?」

私こと大山(仮名)が4月に入社した新入社員の三栖(仮名)から聞かれた。長く勤めている理由など考えてもなかったので、返答に困り、とりあえず「そうだね」と答えた。
それから三栖の発言が頭から離れなかった。そういえば俺は何してたんだ?今までのキャリアや家庭のことを振り返った。

鉄道会社に新卒から勤め続け25年。転職は考えたこともなく、順調な会社人生を歩み、4月から沿線都市開発課課長に就任。
家庭では娘が今年から大学生となり、一人暮らしを始めた。家には夫婦二人の生活が始まった。
問題のない人生を送っているが、特徴のない人生だ、と気が付いた。そこで、改めて自分がどんな人間なのか、短くまとめてみた。
〇趣味は?
→Youtubeでライフハック系動画を観ることと、接待で始めたゴルフ。
〇会社での顔は?
→社内調整のうまさが認められここまで来たが、何か外に出てアピールするほどのことはしてきていない。
〇家庭では?
→食器洗い、洗濯、掃除が当番。娘の学費がかかるので、申し訳ないが妻にも働いてもらっている。土日は二人ともへとへと。

現状はこんなもん。このまま定年になったら誇れるものは何か?と聞かれた場合、会社名と肩書ぐらいなのか、とへこんでしまった。

大山君との会話から抜粋

昨日、久しぶりに、学生からの友人の大山くんに会い、他愛もない話をしていました。一人娘の大学進学と彼の昇進はとても喜ばしいのですが、自分にぶれがなく温厚な彼がこのようなことを考えていたとは、正直意外に感じました。
私も近いことを考えているので、もしかしたら新規事業に関係する「課題」になるのでは?と考えています。
明日以降、この点を掘り下げていくことにします。

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