2023年の振り返りと今年の展望。
いつもnoteをご覧くださりありがとうございます。喪中のため（昨年12月に妻の母が逝去しました）、新年の挨拶は差し控えさせていただきますが、本年もどうかよろしくお願いします。
2023年もほんとうにたくさんのご縁に恵まれた年でした。昨年ほど周りの方々に生かされているなと感じた年はありません。
家業であるハンコ事業では「呪術廻戦」や「HUNTER×HUNTER」といった日本にも海外にもたくさんのファンを抱える人気アニメタイトルとのコラボが実現しました。僕たちのグッズを通して、たくさんのファンの方に喜んでいただけたことに大きなやりがいを感じています。また昭和レトロブームの火付け役である「アデリアレトロ」とのコラボ商品もたくさんのメディアで取り上げていただき、新たなファンの開拓につながりました。
キディランドやLOFTといったリアル店舗での販売も加速しました。コロナ禍が明け、オンラインからリアルへという消費の流れの中で、お客様に喜んでいただきながら自分たちのブランド露出を上げることができたと感じています。
また「日本のハンコ文化を海外へ」というミッションのもと、2016年からずっと目標にしていた北米向け販売でも、日本の「ゴジラ」や「僕のヒーローアカデミア」といった人気タイトルとのコラボ商品を展開。ゴジラの新作映画「ゴジラ-1.0（Godzilla minus one）」の北米での大ヒットも追い風となり、北米最大規模のアニメニュースサイトで取り上げられたり、北米のビジネスニュースサイトから取材依頼をいただくなど、認知獲得が進んでいます。
ハンコ事業の方でもプレスリリースやSNSを中心にPRを展開。2023年の1年間でもヤフーニュースなどさまざまなWEBメディアや、朝日新聞社系列の中小企業向けメディア「ツギノジダイ」、中小企業の経営者向け雑誌「理念と経営」をはじめ、数えきれないほどのメディアで紹介いただきました。
僕たちはこれまでのハンコメーカーとは一線を画す、ハンコ部門とPR部門のハイブリッド型の経営を目指しています。ハンコ事業の方では2016年から、商品企画の立案やPR戦略の策定、PR施策の実施を繰り返し、斜陽産業と言われるハンコ業界で累計15万本のヒット商品に育ててきましたが、その実践の中で得たノウハウを活かして様々な業種のクライアントの認知拡大・売り上げアップに貢献していくのが僕たちのPR部門です。
そんなPR部門でも数多くの成果を残すことができました。僕たちはクライアントに伴走するパートナーとしてPR活動を実施。クライアントの製品やサービスはたくさんのTV番組やネットニュースで紹介され、認知拡大＆売り上げアップに貢献することができました。
他にも神戸新聞社が運営されている「120 WORKPLACE KOBE」やNTT西日本のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE（クイントブリッジ）」などで数々のPRセミナーに登壇させていただいたり、プレスリリースの専門家として、PR TIMES社「プレスリリースエバンジェリスト2023」にも認定いただきました。
ハイブリッド型経営の成功事例として、富士フィルムは既存事業であるカメラ・フィルム事業だけでなく、新規事業としてスタートした化粧品・医薬品事業でも成功を収めています。フィルムの主原料はコラーゲンであり、フィルムの劣化を防ぐ抗酸化技術はアンチエイジングにも活用可能。一見、非連続なもののように見えるフィルム事業と化粧品・医薬品事業ですが、じつは既存事業と新規事業の親和性が高く連続性があります。
家業であるハンコ部門と新規事業であるPR部門も一見非連続なもののように見えますが、ハンコ部門で培ってきた商品企画やWEB広報のノウハウが、僕たちのPR部門の根幹となっており、やはり密接につながっています。
2024年はいくつかの強みを持ち、その強みを掛け合わせてさらなる強みを創造していくハイブリッド型の経営を追求しながら、そこだけにしかないオンリーワンの価値を磨き、自分たちの存在意義を高めていく年にしたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いします。
※令和6年1月1日に発生した能登半島地震により被害を受けられた地域の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。1日も早い復興と皆さまのご安全を心より祈念しております。
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