【持ち家vs賃貸】結局どっちが得? 購入価格から金利、年間維持費なども踏まえて比較してみた



前提条件

家族構成:夫、妻、子供(3人家族)
想定期間:70年間(30~100歳)
※詳細:30~55歳(子育て)、65歳(退職)、65~100歳(老後)




まず、戸建て・マンションを購入した場合を見ていきましょう!




戸建て・マンションを購入した場合



平均所有資金

土地付注文住宅:4,397万円
建売住宅:3,495万円
分譲マンション:4,545万円
中古戸建住宅:2,480万円
中古マンション:2,971万円

https://www.jhf.go.jp/files/400353155.pdf


平均年間維持費

戸建て:40万円 (税金、修繕費用、保険料)
マンション:70万円 (税金、修繕積立金、保険料、管理費、駐車駐輪費用)

https://sumai-step.com/column/article/2135/


平均頭金

土地付注文住宅:440万円
建売住宅:247万円
分譲マンション:758万円
中古戸建住宅:198万円
中古マンション:343万円

https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf


平均借入金

土地付注文住宅:3,765万円
建売住宅:3,032万円
分譲マンション:3,606万円
中古戸建住宅:2,144万円
中古マンション:2,479万円

https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf


最頻金利

年1.300% (固定金利:返済期間:21~35年)

https://www.flat35.com/loan/flat35/


【購入】 総支払い額(70年間)

土地付注文住宅:7,741万円
建売住宅:6,671万円
分譲マンション:9,969万円
中古戸建住宅:5,561万円
中古マンション:8,206万円

※計算方法:平均借入金 x 最頻固定金利 + 平均頭金 + 平均年間維持費 x 70年
※ボーナス払いなし、元金均等返済、固定金利(年1.300%)、返済期間30年間
※住宅ローンシミュレーション:https://loan.mamoris.jp/index.html



ちょっと待ってください!!!
鉄骨構造の戸建の耐久年数は「平均30~60年」
20代・30代で戸建を購入したら建て替えが必要になるかも…!?



もし仮に建て替えが必要となった場合

建て替え費:2,500~4,500万円

https://www.sakura-inc.net/blog/column/cost/



仮にフルリフォームの場合でも

フルリフォーム費:400~2,500万円

https://www.onoya.com/knowledge/other/fullreform/

が、追加でかかるケースも、、、



仮にフルリフォーム費が1,500万円の場合

土地付注文住宅:9,241万円 ← 7,741万円
建売住宅:8,171万円 ← 6,671万円



中古戸建を3,500万円で建て替えた場合

中古戸建住宅:9,061万円 ← 5,561万円



次に、賃貸を70年間継続した場合を見ていきましょう!




賃貸の場合

賃料は
「7万円」
「10万円」
「13万円」
「16万円」
「19万円」
のケースで想定します!


平均引っ越し費用(3人家族)

123,358円

https://hikkoshi.suumo.jp/oyakudachi/8635.html#2


【賃貸】 総支払い額(70年間)

家賃7万円:5,964万円
家賃10万円:8,484万円
家賃13万円:1億1,004万円
家賃16万円:1億3,524万円
家賃19万円:1億6,044万円

※計算方法:家賃 x 12ヶ月 x 70年 + 平均引っ越し費用 x 7回
※10年に1回引っ越し想定




最後に購入・賃貸を組み合わせたパターンも見ていきましょう!



購入と賃貸を組み合わせた場合

【パターン1】
子供が中学生になる前(42歳時点)に建売住宅を購入
【パターン2】
退職(65歳時点)後に老後を考え中古戸建住宅を購入
※家賃は共に12万円とする



【購入&賃貸】 総支払い額(70年間)

【パターン1】9,931万円・・・建て替え(リフォーム)費考慮
【パターン2】9,201万円

※計算方法:家賃 x 居住年月 + 引っ越し費用 + 借入金 x 最頻金利 + 頭金 + 年間維持費 x 居住年数 
※1回引っ越し想定




総額まとめ(安い順TOP5)

1. 家賃7万円:5,964万円
2. 家賃10万円:8,484万円
3. 建売住宅:8,171万円・・・リフォーム費考慮
4. 中古戸建住宅:9,061万円・・建て替え費考慮
5. 【パターン2】9,201万円・・・老後まで賃貸、老後から中古戸建



個人的感想

老後は民間企業から借り難くなる事を考慮すると、生涯賃貸で住み続けるのはリスキー。だからといって20代・30代と早めに戸建を購入すると、転勤や大きな自然災害などが発生した時に柔軟な対応が出来ず、その場に留まる選択肢しかない。戸建を売却するという選択もあるが、売却金額が購入金額を下回るのはほぼ確実で、住宅を売却しても負債が無くならない、という事は決して珍しいことではないとのこと。
これらを踏まえると、ライフスタイルに変化がある子育て期間は柔軟に対応できる賃貸。老後、終の住処として中古戸建を購入するパターンが個人的には最も低リスクだと感じた。
(人口が減少傾向なので、家賃相場が下がる可能性もあるしね)


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