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まるクル4年目に突入🏥だれもが安心して過ごせる医療機関を目指して

2023年10月1日をもって、プロジェクトとしての活動を初めて、4年目に突入しました「まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクト」です。
いつからか、略して「まるクル」と呼んでいます。

「まるクル」のロゴのようなもの
MARUCLU
まるっとインクルーシブ病院の実装プロジェクト

「だれもが安心して過ごせる医療機関の実装」を目指して、日々「学び」と「もの作り」をキーワードにして取り組んでいます。

みなさんは、次のような経験はないでしょうか。
体調を崩して病院に行こうかな…と思っても、色んな理由で、安心して病院に行くことができない。

実際にそんな声を聞きますし、調査もあります。
たとえば、仕事休んだら次の仕事に影響するとか、診療代がいくらかかるか分からないとか、移動の介助やコミュニケーションに支援が必要である等の段階を要する人もいたり、受診先の医療スタッフの対応で辛い思いをしたことがあってためらう...とか。

医療機関に辿りつけるというのは、環境によっても影響されることであり、まるクルでは、そんな環境要因の中でも医療機関が取り組めることや、ひとりでも実践しやすいようなことをメンバーみんなで考えています。

実際には、月1のオンライン定例会で、それに関連した時事的な話題について話したり、日常での出来事や経験を共有したりすることで学びの場としています。
学びから実践にするため、「実装支援ツール」という資料を作成したり、アウェアネスリボン(ピンクリボンやオレンジリボンのような)をモチーフにしたピンバッジを作ってみたり、現場で見える化するような取り組みをしています。

いろいろな立場の人が、様々な理由で医療機関へのためらいを感じることが知られてますが、現状は、ご縁やタイミングもあり、セクシュアリティに焦点をあててプロジェクトをおこなっています。
ピンバッジのデザインもそれに関連して、LGBTQsのシンボルとされる「6色レインボー」と「トランスジェンダーフラッグ」のカラーの2タイプで展開しています。

まるクルのメンバーは、医療機関で働く人が6~7割で、それ以外の方もいます。医療機関で働くメンバーには、医療専門職も事務職もいます。そして、一般のひとたちがいることで、医療現場で慣習になっていて気づきにくいことが検討の場に出てきたりするので、医療職な私にとっては、学びにつながることが多いです。

先日のワークショップでの様子

先日の医療者向けワークショップにおいても、医療者も一般の人も混ざって、学びを実践につなげる検討をしました。
医療者側の気づきや学びの深まりも感じることに加えて、一般の人たちにとっては、医療者が熱心に学び、実際になにかできないかと取り組んでいる様子を知ることを感じ入るようです。

体調を崩していった医療機関での対応、同行援助のために同席した医療者の言動など、過去の経験から受け取っている医療機関や医療者とのギャップもあるようです。

そうした声を聞く度に、傷つけたいと思っているわけではない医療機関のスタッフや医療者で、まだまだ取り組めることがあると、取り組みはじめた当初の気持ちをおもい返します。

知識だけではないけれど、知らないことで、知らぬ間に傷つけているかもしれない…。
知識は得たけど、どう表現し、現場の取り組みにしていけばいいのか分からない…。
かつての私がそうであり、今もまだ道半ばだけれど。

そんなことを全国各地から集まるメンバーでオンラインサロンのようにワイワイとやっています。

年一回くらい現地集合するメンバー
写真は2022年度のセミナースタッフと参加者

ご興味のある方は、ぜひともご参加ください。
第13期は、2023年10月1日~12月31日までの3か月で、もう少しメンバーを募集しています。参加については、こちらからご確認ください。

まるクルは、だれもが安心して過ごせる医療機関を実装する取り組みをしています。現在は、LGBTQsフレンドリーな取り組みを医療機関で具体的に行うことを主軸にした活動を展開しています。

自己紹介:まるっとインクルーシブ病院

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