こちら警視庁捜査一課「殺竜」係
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こちら警視庁捜査一課「殺竜」係

 世界各地の首都の上空に突如出現したUFOから竜型異星人が現れ幾数年。
 竜族達の謙虚な態度(挨拶する、ゴミ出しを守る等)から人々は彼らを受け入れた。
 問題もあった。竜の戦闘力を利用し、ヤクザが竜騎兵を配備、軍隊をも凌ぐ力を獲得した。
 これに対し警視庁は対竜犯罪組織を作る。それが捜査一課竜殺係。魔剣グラムやゲオルギウスの槍だのも持っているという噂だ。
 まあ俺とは関係のない話。花の捜査一課に名を連ねているが、タダ飯喰らいと揶揄される窓際部署。
 その名を――

「山多さん! 仕事ですよ!」
 大声で俺は目を覚ます。唯一の同僚の須佐が呆れ顔でこちらを見ていた。
「山多さん、頭8個もあるのに交代で寝るとか出来ないんスか?」
「こっちのが気持ちいいんだよ。仕事ってなんだよ? 課長に言われた机掃除なら終わったろ」
「事件ですよ!」
「おい事件ってまさか……」
 一般人に竜は殺せない。だが万が一のために作られたのが俺達の部署。

「殺竜」係だ。

【続く】

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居石信吾

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いっぱいちゅき……
ニンジャヘッズ。現在逆噴射小説大賞 投稿作「ポスト・ポストカリプスの配達員」の続きを連載中。