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400万円奨学生 偏差値58からのICU国際基督教大学逆転合格!

I 私のICU受験体験編(1)

キャンパスと入試システムに惹かれて第一志望に!


私がICUを受験しようと思ったのは高校2年生の夏です。友達に誘われて東京都三鷹市の国際基督教大学(ICU)のキャンパスを訪れました。キャンパスの広さとICUの先生や学生の親切な対応がとっても印象的でした! キャンパスツアーはICUのきれいな教室、学生寮、全自動書庫を備えた図書館などを案内してもらい、運動不足気味の自分には足が痛くなるくらいでした(笑)


また、入試の説明会もあったのですが、他の大学とは違ってICUの先生が直接入試に関して説明しくれる機会がったのが不思議な感覚でした。とっても充実した「入試問題を全部自作している大学は珍しいです」という内容はとても参考になりました。ICUは入試の資料の論文まで自作しているんですね!


ICUはアットホームな感じで、入試問題にも独自性や問題を自作するなど、丁寧な教育な姿勢が感じられました。


また、説明会でも、ICUの入試は読解が一番大事で、普通の大学入試と違って暗記は重視されてないので、皆さんに挑戦してほしいという言葉に惹かれました。



暗記に限界を感じていた!


本格的にICUの勉強を始めたのは高3の春です。この時の偏差値は英語が58、国語が65、世界史が50前半でした。ICUを受験する上でポイントになったのが世界史だったと思います。


英語は洋画や海外ドラマが好きで、英語の字幕で見るなど、昔から英語には関心を持っていて、科目としても好きでした。しかし高3に入ってから周りが勉強し始めたせいか、偏差値58から60前半ぐらいでとどまっていました。


一番得意だったのは現国で、両親が読書家で、子供の頃から本をよく読んでいました。高校生になってからは小説ばかり読んでいましたが(笑)。


また、元々歴史は好きで、高校の定期試験の成績も上位だったのですが、定期試験直前に暗記をしてすぐに忘れるというパターンを繰り返し、大学受験で通用するレベルにはなっていませんでした。大学受験用の参考書を買って、スタディサプリで世界史の授業を見たりもしたのですが、高3の夏の全国模試でも世界史の偏差値が53にとどまり、ここから先は膨大な時間を世界史に投じるか、政治経済など別の社会科に転向するか、ICUなどのような教養型の入試に切り替えるかの選択をする必要がありました。


世界史から政治経済へ転向すると、世界史と変わらず利用できるのは立教大学や明治大学など、特定の大学に限定されますし、今までやってきた歴史科目が無駄になるような気がしてそちらには踏み込めませんでした。


その一方で、ICUの問題は教養をベースにしていて、読解が重視されているため、自分にはあっているような気がしていました。


ICUの赤本で初めて問題を解いて情報不足に気がつく


高3の夏に始めてICUの赤本を買って、問題を解いてみたところ、やはり読解が中心で、対策をすれば合格できるのではないかという感覚がありました。しかしながらATLUS(総合教養)や英語リスニングは赤本には掲載されていませんでした。ICUを第一志望とする場合は対策講座を受けなくてはいけないと感じるようになりました。



Web情報から専門対策講座を見つける


ICUの合格者がどのような勉強をしているかを調べている内に、自分の出身高校の先輩が合格体験記を書いているBUCHOのICU受験対策さんというサイトを見つけました。このサイトはICUのOBさんが運営している有名なサイトさんで、「ICU 合格体験記」で検索するとこのページが出てきます。https://icu.bucho.net/

そのサイトで膨大な合格体験記を読む内に、自分には過去問を実際に解きながら勉強をしているスタイルがあっていると分かってきたので、同じサイトで公開されているオンラインレクチャーという講座を受講したいと考えるようになりました。

ちなみにICUが夏にやっていたオンラインのオープンキャンパスで、ICU生から直接相談を受けられるZoomのコーナーがあったのですが、案内役のICU生の方もこのサイトの読むことをオススメされていました。

しかしこの講座を取るには両親を説得する必要がありました。

通っていた高校の授業と予備校

高校は関東の自称進学校だったのですが、浪人を含めて数年に1度東大に合格する人が出るという程度でした。MARCHの推薦を狙っている人が多かったと思います。成績上位の人が早慶に合格するというイメージでした。

英語だけは比較的やる気と進学意識がある先生達が担当していました(笑)。単語帳のユメタンと文法書のVintageが指定されていて、授業でも使われていました。高2くらいから予備校に通う人と高校の授業をしっかりやる推薦派に分かれていたと思います。私も高2の夏から予備校に通っていたのですが、電車での移動に時間がかかりすぎるのと、コロナの影響もあって、高3に上がったくらいでやめました。結果的に高3からは自宅で勉強していました。


ICU専門講座に関して、親との相談


ICUの受験を決意してからは再び予備校の授業が必要だと感じたので、志望校について両親と話し合いました。父は母の方針に口を出さないので実質は母との話し合いですが(笑)。


親戚にICUに進学した人がいて、母もICUの評判はよく知っていたので、ICUを第一志望とすることには賛成してくれたのですが、ICU対策の予備校に関しては母から待ったがかかりました。


母の意見ではICU専門の予備校に通ってしまうと、ICUの対策しかできないので、リスクが大きいのではないかという事でした。


そのリスクは私自身が一番感じていたのですが、以下の3つの点から今年はICU専門の講座を取りたいと意見をいいました。



3つの理由!?親の承認は得られた


私が家族会議(!?)で説明した、今年はICUに集中する3つの理由はこのようなものでした。


1.他の教科に比べると明らかに歴史が伸び悩んでいて、暗記の勉強に限界を感じている。無理に続けても伸びない感覚が自分の中である。それだったら得意な英語などを伸ばすことにもっと時間を使いたい。また、歴史科目だけのせいで受験校のレベルを下げることはしたくない。

2.読解と英語が中心のICUは自分の得意科目にマッチしている。また、勉強したい内容と入試問題の内容が自分の中であっているので、もっとやりたいという意欲が出ている。得意な部分をいかしたい。

3.ICUの問題は独自性があるので、専門対策をするメリットが大きい。第一志望であるなら特に総合教養や英語リスニングは専門対策をしておきたい。


最終的には母親が納得してくれて、無事に講座を受けることができました。


ただし、ICUの対策は特殊であることを踏まえて、ICU以外の併願校も今後きちんと考えるという方向にもなりました。この時点では具体的にどこを併願するか決まっていませんでした。


父は、「高3で予備校をやめて心配していたけど、自分から講座を受けたいと言ってくれたので安心した」といってくれました。

このような会議(?)を経てBUCHO.NETさんのオンラインレクチャーでICUの専門対策を始めることになりました。

ICU対策に始めたオンレクは持っていたスマホやiPadでも利用できましたが、やっていくうちにパソコンがあった方が便利だと気がつき、主に母親が使っているノートパソコンを借りて使うようになりました。


しかし毎回借りると気を遣うし、デザイン関連の仕事をしている母親と利用時間がかぶってしまうことがありました。


一方、父は出張などの機会がなくなっていたため、父のノートパソコンは使わない状況になっていました。


結果的に、父のノートパソコンを私の受験専用にしてもらいました。勉強専用のパソコンがあったのはとても便利でした。


ICUの入試を受ける際は、パソコンからICUの願書に志望理由などを入力する必要があったり、入試要項もパソコンで読む前提で書かれているので、どちらにせよパソコンが必要な場面が出てきます。


スマホやiPadではSNSやゲームの誘惑がありましたが、パソコンは受験専用にしていたので、余計なアプリが入っていません。


パソコンでは勉強以外をしないようにしていたため、パソコンに向かっている時は常に大学受験向けの勉強や作業ができている体制ができたので、結果的にはとてもよかったです。


ICU対策講座オンレクの利用開始


BUCHO.NETのオンラインレクチャー(オンレク)の問題を解いたのは高3の5月でした。オンレクではICUの過去問を次々に解いていくシステムですが、1年度分の一通りの問題を解いてみたところ、偏差値は以下のような感じでした。


5月11日の偏差値

英語リーディング:48

英語リスニング:46

人文・社会科学:52

総合教養:50


オンレクはICU志望の人ばかりが受講していて、過去の成績には実際のICU合格者も多いので、合格の目安としては各教科で偏差値50以上を取るということになっています。


比較的よくできたのが人文・社会科学で、一部の資料がわかりにくい箇所もあったのですが、やはり読解は得意だなと感じました。この教科はなんとかなるという感覚がありました。


微妙だったのは英語リーディングです。全体で3問と穴埋めが1問でしたが、時間切れで全部は解けませんでした。スピードが課題だと思いました。以外に穴埋めは得意でした(笑)。


一番まずいと思ったのは英語リスニングです。全般にミスが多かったのですが、とにかく後半の講義は難しく感じました。これは相当量をこなさないといけないなと思いました。



一番ふわっとしていたのは総合教養ATLASです。なんとなく解いて英語よりは良い成績が取れていました(笑)。出題範囲が広いのですが、やはり読解が中心で得意な科目だと感じました。講義を聴いてメモを取ったりする総合教養の要素に関してはまだ伸びる余地があると思いました。また、最後のパート四に出題される自然科学の部分は課題だと思いました。

ICUは割とえっぐい得点調整(中央値補正による得点調整)が全教科で行われてしまう!


ここまで駄文を読んで下さった方に私が遅ればせながら悟った超重要で多分見過ごされている情報を書きます。

ICUの対策の基本は過去問ではあるのですが、実際にWeb講座で演習をやると各種統計の出るオンレクをやってみると、偏差値で自分の得点を知っておくことがすっごく重要だとわかりました。

ICUに受かり受かりたい人は単に過去問をやってるだけではだめで、過去問を解いたときの他の受験生の得点の平均や他の受験生、合格者の点数を知らないまま勉強を進めると地雷を踏みます(笑)。なのでやっぱり講座は受けといてよかったです。

ICUは得点調整が選択科目だけじゃなくて英語や総合教養を含めて各科目、全教科で行われてしまうこと、それが実質的には合否を左右するので平均や偏差値が超重要だけど、それをは把握するためにオンライン講座を受けるのが超効率的だったことは大事なのでここで書いておきたいと思います。
ICUの過去問と答えだけ入手していると、ICUの場合、えぐい全教科の得点調整の存在があるので、問題を解いてもできばえは全くわからないので、かえって不安になります。だったら最初から専門対策講座を受けた方が私の場合は大正解でした。奨学金もいただいたので笑

次回は科目別の体験記を書いていきたいと思います。

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