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CCNPコア試験(350-401:ENCOR)受験記

こんにちは。アイシーティーリンクの平井です。

この業界に入って約15年になります。
専門はネットワークになりますが、
最初は何の経験もなかったのでとりあえず資格をということで
CCNAというネットワーク機器ベンダ資格を取得しました。
この時点ではそれで仕事が取れたのですが、数年後リーマンショックが来てしまいました。
これによりCCNAだけではなかなか仕事が取れなくなり、
そのタイミングでCCNAの更新時期にもなったので
上位資格であるCCNP取得で更新して今に至ります。

で、今年また更新したので、どんなふうに勉強したかを書いていこうかと思います。

まず問題になったのは試験内容が大幅に変更されたことです。
今までは下記3種の試験のうち一つ合格すればよかったので、
私の場合はレイヤー2の業務が多かったのでSWITCHで更新していました。
・ROUTE:ルーティングプロトコル等レイヤー3が中心
・SWITCH:STPやVLAN等レイヤー2が中心
・TSHOOT:トラブルシューティング

しかし変更後は以下の条件になります。
・コア試験の 1 つに合格する
・コンセントレーション試験の 2 つに合格する
・エキスパートレベル筆記試験の 1 つに合格する
・エキスパートレベルラボ試験または実技試験の 1 つに合格する
試験の種類については下記
https://www.infraexpert.com/info/ccnpz01.html

一番費用が安くつくのが「コア試験1つに合格」なのでこれを選びましたが、
内容がネットワーク全般だけでなく仮想化やら自動化やら
新しく覚えることが多くて大変でした。
で、さらに問題があって、日本語の資料がほとんどないんです・・・

日本語でまとまっているのがPing-Tというサイトくらいしかなかったので、
まずはそこの問題集を解くことにしました。
実務で使ったことがある内容ならすぐ理解できたのですが、
実務経験がないものについてはただ問題だけ解いていても頭に入ってきません。

原因は情報が系統的にまとまってないのだと推測し、
回答の解説をジャンルごとにまとめる、ということをやってみて
ようやくある程度理解できるようになりました。

他には
Kindle unlimitedで読める英語の問題集→こちらは正解はあるものの解説がないので調べる必要あり
Kindleで英語の教科書を購入→最初の数ページを読んだが、英語の翻訳に時間を取られるのでPing-Tを優先したところ、最終的に手が回らなかった
といった感じです。

勉強期間は3か月弱ですが、仕事やら家庭の事情やらがあり
真面目に勉強したのは最後の半月くらいでした。

受験1回で合格できたのでよかったです。

勉強してて思ったのは、
物事を理解するなら実物を確認するのが一番早い、
ということです。
文字情報だけでは理解できたという感覚にはなりませんし、
参考図があれば多少ましになりますが、
それでも実際に使ったことがあるものに対する理解度には届きませんでした。

理由については以前ブログで書いた内容が当てはまるのかな、と思います。
https://note.com/ictlink/n/nafabd8243d5c

よくよく考えれば最初にCCNA合格した時も
当時所属していた会社からスクールに通わせてもらい、
そこで実機に触らせてもらえました。

という訳で、資格を取るならある程度実務経験があるものを選ぶことをお勧めします。

どうしても実務経験がないものの資格を取る場合は、
本を読んだりネットで調べたりしてインプットしたものを
何らかの形でアウトプットするようにする
ということを意識すればある程度何とかなると思います。
今回でいえば「解説をジャンルごとにまとめる」というところになりますが、
人に説明する、ノートに書き出すなど他にもやり方はあるので
自分に合うやり方を見つけられれば良いと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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