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【SEO】自然検索流入を2.5倍にするために気を付けた3つのこと

こんにちは。坂井建設/ディテールホームの古川です。

このnoteは中小企業の工務店で働く私が、自然検索流入による月間セッション数をおよそ「3,500」から「9,000」へと約2.5倍に増やすために行ったことのまとめです。

SEOのテクニカルなお話も一部含まれますが、考え方・フレームワークがメインとなっています。

(考え方とかいいから、テクニカルなノウハウが欲しい!という方はここで離脱いただいた方が良いかと思います。せっかく覗いていただいたのに、すみません)

なおこちらのnoteでアクセス数を公開しているサイトはこちらです。
https://www.detail-home.com/
新潟で住宅建築を生業としている工務店のホームページです。

そして成果がこちら。

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入社直前(2016年8月)の自然検索流入(Organic Search)セッション数は3,585でしたが、2020年1月には9,144を記録しました。

約3年でアクセス数を倍に出来たわけですが、この期間に心掛けていたことをお伝えしたいと思います。

では早速、いってみましょう。

はじめに

SEOのためには

良いコンテンツが必要だ! とか、

被リンクが必要だ! とか、

そういった類のお話は飽きているかと思いますので、

当記事では私が行ってきたことを参考情報としてお伝えできればと思います。

1、技術的に気をつけたこと

Googleウェブマスター

まずはGoogleが理解しやすいサイト構造にしてあげるよう心掛けました。

具体的には以下のようなことです。

・ディレクトリ構造は分かりやすい状態になっているか?
・サイトマップの登録・更新は行っているか?
・構造化データのガイドラインに準拠しているか?
・検索結果の上位に表示したいキーワードはタイトルに含まれているか?

私の周りにはよくGoogleAnalytics(以下、GA)を見て数字の上下に一喜一憂される方が多いんですが、

SEOを考えるうえで、GAなんて、ぶっちゃけ見なくていい。

まずは土俵(検索結果の1ページ目)に立ってから、GAを眺めることをオススメします。

土俵に立つためには、サーチコンソールを確認する方がはるかに役に立ちます。

サーチコンソールを確認することで、Googleがちゃんと自社サイトを理解してくれているかを知ることができます。ダメなポイントがあれば指摘してくれます。

サーチコンソールをどうやって活用したらいいか分からないという方は、Googleウェブマスターのサイトをご覧いただくことをオススメします。

Google ウェブマスター - サポート、学ぶ、つながる
https://www.google.com/intl/ja_jp/webmasters/
Google ウエブマスター向け 公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/

検索エンジンには各種ありますが、日本では約70%がGoogle検索で、約25%がYahoo検索が利用されています。

参考: statcounter.com
https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/mobile/japan/

そして現在、Yahoo検索はGoogleの検索技術が利用されているため、検索順位・SEOを考えるうえではGoogleのみ見ていれば良いです。

よって、まずはGoogleが理解しやすいサイトにする
というのがSEOの第一歩になると思います。

サーチコンソールを確認して、サイトを健康な状態にしておきましょう。

2、コンテンツ的に気を付けたこと

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「良いコンテンツを提供しましょう」

・・・

・・・

なんて、言うつもりはありませんが、究極にして本質はここになっちゃうんですよね。

でも「良いコンテンツ」って、どうやって作ったらいいのかよく分からないですよね。 私が実践した方法を踏まえて、オススメの方法をお伝えしたいと思います。

以下の質問にお答えいただければ、おのずと「良いコンテンツ」とは何かが見えてくると思います。

1、あなたがお客様になってほしい人はどんな人ですか?
2、その人はどんな情報を欲していますか?
3、今のホームぺージでその情報は提供できていますか?

まずは想像する力が必要ですが、ここを膨らませていくことでコンテンツが出来上がってくると思います。

私も常に想像し続けていますが、ここでもサーチコンソールがヒントを与えてくれます。

以下は弊社のサーチコンソールの画面です。

サーチコンソール(見づらいかな・・)

サーチコンソールから「検索パフォーマンス」を覗くと、実際にサイトに流入してきた際の検索キーワードを知ることができます。

弊社の場合「新潟 冬着工」「ディテールホーム 坪単価」のようなキーワードで流入していることが分かりましたので、実際にそのキーワードで検索してみてヒットするページを確認しました。

実際にそのページ内を覗いてみて、そのキーワードで検索してくれたユーザーに対して、欲している情報が提供できているかを確認します。

もし十分な情報出なかった場合は、それを補完するようにコンテンツを直したり、新たにコンテンツを作ったりします。

いずれにしても・・・最も大事な事は

「魂を込めてコンテンツを作る」

ことだと思っています。

魂が込められたコンテンツは必ず読み手に伝わるものと信じています。

3、導線的に気を付けたこと

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せっかくご覧いただいたお客様には、気持ちよくサイト内を回遊してもらいたいですよね。

そして忘れてはならないのが、ホームページはコンバージョン(成果)を得るために存在しているということです。

※ブランディングなども目的かもしれませんが、何より成果を最優先すべきというのが私の考え方です。

私は以下のようなポイントで導線に気を配っています。

・流入元を意識した着地ページ・導線となっているか?
・迷いなく操作できているか?離脱されていないか?
・成果(弊社の場合はリード獲得)に至りやすい導線か?
・成果を測定できる状態になっているか?
・フォーム(入力項目やUI)は最適であるか?

これはCRO(Conversion Rate Optimization)という考え方になりますが、SEO対策を行う前にまずはCRO対策を行うべきというのが私の持論です。

繰り返しになりますが、どんなに訪問者数が増えようとも、コンバージョンが生まれなければホームページの存在価値はありません。

まずはコンバージョンが生まれやすい状態に最適化したうえで、(もしくは平行して)SEOに注力する方が成果数を最大化しやすいかと思います。

私は一例として以下のような対策を行いました。

事例①:スマホでの閲覧時にはフッターにコンバージョンへ至る導線を設置
(工務店のサイトでは、出来ていないところも多くあります)

図1

事例②:リード獲得(資料請求)ページでは、どんな資料がもらえるのか出来るだけ分かりやすく表現。

図2

話がコンバージョンに偏ってしまいましたが、

回遊していて気持ちの良いサイトを意識することで再訪者が増え、結果的にサイト全体の訪問者数が増加するサイトになると思います。

まとめ

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最後までご覧いただき、ありがとうございます。

今回のnoteではSEOを行ううえで、3つのポイントを意識すると良いよ。ということに触れました。

1、技術
2、コンテンツ
3、導線

どれか一つだけ飛びぬけていても、SEOは成功しないと思います。

それぞれをバランスよく改善していくことで徐々にアクセス数があがっていくものと思います。

それでは、また。


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