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組織力ってなんなんだ?-Part1

このnoteでは、アイコミのコンサルタントが日々のお客様との関係性の中で気づいたこと・学んだことを通して組織が変わるヒントを発信していきます。

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常に生まれ変わりチームの力を高めていく

 去る2021年6月12日、ラグビー日本代表が、この日のために再結成されたサンウルブズと戦い、2023年ワールドカップに向けた強化がスタートしました。日本代表としては601日ぶりの試合。メンバーも入れ替わりがあり、試合運びやプレースタイルも当然ながらまだぎこちなさを感じる状態ではありましたが、しっかりと勝利。これからへの期待感は(私的には)高まるばかりです。


 2019年大会に続いて指揮を執る、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチのインタビュー記事を見ましたが「最初のフォーカスはチームを結束させること」「そして、明確なゲームプランを選手に落とし込んでいく」と語っていました。

 集団スポーツの「日本代表チーム」は、当然ながら監督が変わり、メンバーが変わり、その時々で異なる特徴を持った組織が形成されます。常に生まれ変わりながらも「チーム(組織)としての力を高める」ことを求めていく。会社組織も、時間軸や頻度は異なるものの、その点は同様ですね。

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見えない組織力を、意図して高める 

この「組織としての力=組織力」って、いったい何なのでしょうか?
「あの会社は、新製品を生み出す開発力が高いよね」・「△△社なら、実行力あるからスピード対応してくれるよ」・・・企業においても組織としての力は認知され、ブランドとして想起されるレベルに至ることもありますね。


 様々な捉え方がありますが、私たちはこの「組織力」を3つの重要な力によって構成されるものと定義。これを可視化することにより「結果としてそういう組織になっている」というものでなく、意図して組織力を高める・育むことができる仕組みを、パートナー企業と協働でつくろうとしています。


浸透力・展開力・変革力の3つの力

 3つの力の一つは、「浸透力」。理念やビジョンが、組織・個人の目標や価値観に連鎖できているかを見ます。ジェイミーの語る、チームの結束には欠かせない力です。
 二つ目は「展開力」。戦略や課題が、日常業務の中にしっかりと組み込まれ、マネジメントが機能しているか。ラグビー日本代表も、ゲームプランが落とし込まれ、選手一人ひとりがそれを体現した戦いを展開していけるかが重要になります。
 三つ目は「変革力」。前ワールドカップ大会では、エディージャパンからジェイミージャパンへの、チームとしての大きな進化・新化がしっかりと図られ、その結果として初の決勝トーナメント進出。史上初のベスト8で大会を終えました。これを支える力が、変革力です。

 皆さんの会社(ご自身の部署でも)、この3つの力はどのような状態だと思われますか?この「組織力」をどう可視化し、どう高めていくのかについては、また次回お話ししたいと思います。


このnoteの投稿者:チーフコンサルタント/立石 裕美

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運営:株式会社アイ・コミュニケーションズ/広報担当

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