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【映画感想】私の弾くショパンは私だけだ。

 アメリカ版『最強のふたり』
黒人差別を題材の王道ストーリー。

11月にしては都内はまだまだ暖かいですね。
どうもくらひろです。

本日は『グリーン・ブック(Green Book)』です。
前々から見ようとは思っていたのですが、題材が題材なだけに日を選んでたら今になりました。

『最強のふたり』を見たことある方は、だいたいあんな感じのイメージです。

今作の『グリーン・ブック』は黒人差別を始めとした差別問題・時代背景があるので全体的に色々考えさせられます。

普通に良い映画です。

『グリーン・ブック』とは

2018年のアメリカ合衆国の伝記ヒューマン映画。ジャマイカ系アメリカ人のクラシック及びジャズピアニストであるドン"ドクター"シャーリーと、シャーリーの運転手兼ボディガードを務めたイタリア系アメリカ人のバウンサー、トニー・ヴァレロンガによって1962年に実際に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーにインスパイアされた作品である。

監督はピーター・ファレリー。主演はヴィゴ・モーテンセン。共演はマハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニら。第91回アカデミー賞では作品賞・助演男優賞など三部門を受賞した。

Wikipediaより

アカデミー賞作品賞であり、実話を元にした作品です。
黒人差別が色濃く残る1962年のアメリカを舞台にピアニストと運転手の物語。

レビュー

すごく良いです。

ストーリーとしては実話を元にということもあり、王道中の王道。
差別主義者である運転手トニーと黒人ピアニストのシャーリー。
コンサートツアーを周りつつ、地域ごとの様々な差別などに立ち向かい、二人の心情の変化が現れてきます。

キャラを極端に表しすぎというくらいはっきりとしたキャラ設定がある。
(個人的にトニーのキャラが最初しんどかった。)
そのおかげで構図的にはすごくわかりやすい。

トニーは良くも悪くも純粋な性格で、あの時代に白人世界で育ったなら仕方ないよなとも思う。
本当の悪人では無いというところが随所に見られますしね。

ピアニストの話なのでもちろん演奏の場面も出てきます。
演奏は役者さんご本人では無いようですが、とても良い感じです。
詳細は省きますが、最後の演奏シーンなんか最高。

賛否両論あるようですが、それも仕方ないのかなと。
全体的に黒人差別の描写がステレオタイプなこと。
「差別されていない側が考える差別ってこういうことだよね」という感じ。
わかりやすさとかの観点から仕方ないとはいえ、まあ批判は出るよなと。

とはいえすごく良い映画です。
随所随所で心がえぐられるようなシーンであったり、刺さるシーンが多いです。
休日などにしっかり時間をとって観たい作品です。


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