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書く日々

早いもので、もう11月。
今年も色々なことがあったなあとしみじみ思う。
夏に事務の仕事を辞めて、北海道の離島へ働きに行ったかと思えば、秋にはこうして青森で転職し、新しい環境で奮闘する毎日だ。
ふと、花を買いに行きたいと思った。
私の記憶が正しければ、夏前くらいから生花を買っていない。
自室のテーブルにある小さな花瓶には、今はもう無い雑貨屋さんで見つけたミモザのドライフラワーが飾ってある。
ドライフラワーとはいえそろそろ寿命かな、と思うほど元気がなくなってきたので、新しい花を飾りたい。
生花でもいいし、やっぱりドライフラワーでもいいな。
連勤を終えて2連休に入った今日、雑貨屋さんを覗いてみよう。
それとも近所にあるお気に入りの花屋に、久しぶりに顔を出してみようか。
花を飾りたいと思うのは、心に余裕がある証拠だと思う。
いっぱいいっぱいな時は、部屋が荒れる。
身だしなみを整えることも、どうでもよくなる。
辛かった時期を思い出すと、過去の私を抱きしめたくなる。
花を買ってきて、毎日の私の癒しになってもらおう。
2連休の天気はあまりパッとしないようだ。
確かに目覚めたとき部屋が暗くて、アラームが朝だと知らせているのが嘘みたいだった。
「冬季うつ」という言葉を最近よく耳にする。
気温が下がって日照時間が減ることにより、幸せホルモンであるセロトニンの分泌が減ってしまうことにより起きる、気分の低下。
ただ寒いというだけで感じるストレス。
結婚や妊娠、昇進や転職というポジティブな出来事すらも、この時期は注意しなければならないという。
適応障害の発症率も、10月から12月にかけて増えるのだと、とある精神科医の先生が仰っていた。
新しい私の仕事は、年末年始にかけて繁忙期を迎える。
「大変だよ」と職場の人から念押しされた。
身構えてしまうし、今から不安になって取り越し苦労だってしてしまう。
でも、なんとか乗り越えたい。
乗り越えて、遅め正月休みと称して貰える4連休を晴々とした気持ちで満喫したい。
そのためにも、心と身体の健康は守りたい。
無理せず、休むこと。
忙しい時こそ、それを忘れずにいたい。
規則正しい生活と、バランスの取れた食事、そしてたっぷりの睡眠。
当たり前のことを丁寧に、繰り返していけたらいいなと思う。
最近の食生活といえば、朝は納豆と味噌汁、昼は手作りのお弁当、間食にナッツ、夜は具沢山なスープやサラダという、相変わらずなメニューだ。
それが、私の心と身体の安定を守ってくれる。
とはいえ、今日は休日。
1年以上前に1度だけ、行ったことがある定食屋さんのオムライスを食べに行こうと思っている。
その後は、カフェでケーキを食べる。
2連休のうちどちらかの日は、好きなものを食べていいことにしている。
こうやって心身のバランスをとりながら、心も身体も元気に過ごせたらいいと、私は思う。
時間にゆとりのある時はノートを広げ、気持ちを書き出すようにしている。
それでも、何かと不安の尽きない日々だ。
誰かが言っていた、「人間みんないつもちょっと不安」という言葉を思い出した。
不安が全く無い状態もまた、不安なのかもしれない。
そんなことを思いながら、2連休が始まる幸せを噛み締めた。


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