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大好きな漫画の中に見える価値観の宝物

『スラムダンク』

私も夫もミレニアル世代(1980年、もしくは1981年〜1990年代なかばごろまでに生まれた世代)なのですが、この世代の人で読んだことがないという人はいないのでは?という程の名作漫画ですよね。

私も高校生の時、読みました。
授業中読んでいて、泣きそうになったこともあります。笑

夫は好きすぎて、完全版で全巻持っています。
そんな夫と、先日スラムダンクのあの名シーンについて話す機会がありました。

それは、山王戦の後、桜木と流川がハイタッチする、あの名シーンです。

画像はAmazonさんからお借りしましたm(_ _)m

スラムダンクの名シーンの裏側に価値を感じる

読んだことがある人なら、きっと誰もが記憶に残っていると思われるこのシーンですが、夫の琴線に触れたのはこの裏側だそうです。

この二人がハイタッチしている後ろで、ゴリとみっちーがグータッチをしているのだそうです。

それは、かつて小暮くんが入部した時に、「この二人がいたら本当に全国制覇できるかも」とワクワク夢を抱いていたことが、実現した瞬間を現している。

そして、湘北バスケ部のこれからを担っていく桜木×流川と、
バスケ生活を終えるゴリ×みっちー。
二組の対比が素晴らしい。

そう、夫が熱く語ってくれました。

この話を聞いて、同じ漫画を読んでいても、心に触れる箇所は人ぞれぞれ、そしてそれは、価値観は人それぞれなのだと改めて感じさせられました。

以前、こんなつぶやきをしたのですが、正に夫は視覚の人。
ビジュアルから物事の本質をつかむ性質を持っているのだな、と感じました。

ワンピースの大好きなあのシーンのあの言葉

私に置き換えた時、何かあるかな?と考え思い浮かんだのが、大好きなワンピース。

ワンピースと私との出会いは10歳の時。
妹が友人から借りてきたのをきっかけに、今でも捨てられず全巻揃え続ける愛読書です。

ワンピースの中でも特に大好きな「アーロン編」。
端々で、心に留まる言葉たちが散りばめられているのですが、その中でも特に私の価値観に大きく影響しているのが以下のシーンです。

ONEPIECE 10巻より

「何もできねェから助けてもらうんだ!!!

俺は剣術を使えねェんだコノヤロー!!!
航海術も持ってねェし!!!
料理も作れねェし!! ウソもつけねェ!!

おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」

私は言葉の人なので、漫画や映画、音楽などの「言葉」が心に触れることがよくあります。
そして、上のセリフが私の価値観に影響を与えているもの。

弱くてもいい。
弱い自分を認めて、助けてもらって、そして自分が貢献できる精一杯を与える。
ひとりではないと思い、思われる存在に。

そんな価値観に繋がっています。

昔、高校の友人3人の中で「一番弱い」と言われた記憶が、「弱い」自分はダメなのだと、「強く」ならなければいけないのだと、常に声をかけてきます。

そんな私の考え方を変える手助けをしてくれたセリフ。
(初めて読んだときはまだ小さかったので、この言葉が琴線に触れたのはきっと大人になって読み返した時だと思います)

今、改めてこのシーンを振り返ってみて、忘れかけていた大切な気持ちを思い出させてくれました。
きっと、この心に留まる言葉たちが、これから心をワクワクさせながら前に進む私の土台となってくれるのだと思います。


それにしても、アーロン編は大切なことがぎゅっっと濃縮されたお話で、パラパラとめくっただけでも心を揺さぶられます。
また読み返したいなぁ。

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