二人目が産まれる前の赤ちゃん返り
赤ちゃん返りって。
ママから離れられない!
みたいな感じだと思ってた。
でも、
我が家の場合は全然違う。
元々パパ大好き息子なのだが、
私の妊娠が分かってからというもの、
以前に増してパパにべったりになった。
出産が近づくにつれてそれは加速し、
情緒も不安定で、
少し気に入らないことがあると物を投げたり喚き散らしたり。
少しおさまってたイヤイヤが、
以前に増して現れていた。
抱っこしよ。
ハグして。
と、こっちが求めても、
パパのところへ行ってしまう。
寂しい。
精神的にもイライラすることが多かったし、
身体的にもしんどくてお世話ができなかったり。
そんなことが重なって。
嫌われちゃったかも。
もう私なんて必要ないのかも。
なんて。
そんな気持ちが沸き起こってきたりすることもあった。
いよいよ、明日入院という今日。
夕方、相変わらず情緒不安定な息子にスキンシップを求めたら、ものの見事に拒絶され。
トイレでしくしく泣いた。
私も大概、情緒不安定なのだ。
どうしても、
「母ちゃんが一番!」
って思って欲しい。
そんな傲慢さが顔を出すんだ。
息子なりに、
今は我慢する時、とか。
その反動でパパに甘えたい、とか。
いろいろ感じて行動しているように見えるのに。
心と体がついてこなくて思い切り向き合えてないことに、
私の中の罪悪感が拭えないのだろう。
だから、
息子に「一番!」と言ってもらって、
安心したいのだろう。
夜。
明日から母ちゃんは病院にお泊まりするんだよ。
と、お話した。
毎日電話するよ。
大好きだよ。
そんな私の言葉を、
小さい体で精一杯受け止めていた。
寝かしつけのときに、
「たこ焼き食べたい」
と言ってきたので、
「めんめ瞑ったら夢の中でたこ焼き食べられるよ」
と言って、
家族三人で目を閉じながら、
「タコがぷりぷり〜!熱々〜!
ふぅふぅして食べよ〜」
なんて小声で言いながら。
スヤスヤ眠る息子の寝顔を見て、
今もちょっと涙が出そう。
出産で離れるのが寂しい気持ちは、
実は母のほうが大きいんだよ。
赤ちゃん返りと一言で言っても、
その子その子で感じるものは違うのだから。
今目の前に居る大好きなこの子が、
何を思い、
何を感じ、
行動しているのか。
産後、私の心と体がどうなるか分からないけど、
精一杯向き合っていけたらいいな、と思う。
そして。
今の自分の心と体をありのままに受け止めて。
そのとき出来る全力の大好きを届けよう。
そこに、
出来なかったことを責める気持ちや、
それに対する罪悪感はいらない。
大好きだ!
っていう、
心の底から湧き出るもの。
それがすべてだ。
私のその気持ちを信じよう。
入院前夜のそんな気持ちをここに残して。
明日の私にエールを!!
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