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社員の幸せと成長を願い、寄付を推奨する。

今回は「寄付」について投稿します。

最近、経営者に限らずスポーツ選手や芸能人、若いアイドルが多額の寄付をした、というニュースを見かけることが増えたように感じています。

一昔前まで寄付は海外の大手企業家やハリウッドスターがするもの、というイメージでしたが徐々に寄付文化が日本にも浸透してきたと言えるのではないでしょうか。

このような世界の潮流に合わせた価値観を持つことは、企業経営者だけではなく、会社で働く社員の皆さんにも、生きづらさをなくし幸せで豊かな暮らしをしていく為に大切な要素の一つであると思っています。

弊社では数年前から社員に寄付を推奨しているのですが、全世界と比較すると日本は先進国の割に寄付率が非常に低いそうです。

〜抜粋〜
イギリスの慈善団体「Charities Aid Foundation」(CAF)が発表している「世界寄付指数ランキング」では、世界140ヵ国中、日本は114位 〜

おそらくこのランキングの上位国では「寄付=普通」という文化形成がなされていますが、日本ではまだまだ「寄付=珍しい」と言う感覚が大半であると思います。

実際に弊社の社員が寄付していることをその友人が知ると「偉いね!」でも「他に使うことは?」「偽善なのでは?」「意味があるの?」といった反応がほとんどであると聞いてます。

ではそのような中で、なぜ私は社員たちに寄付を推奨するのか。

今回はその理由についてお伝えしたいと思います。
         
結論から言うと社員の幸せを考えてのことです。

事実、寄付をする効果については様々な研究が行われており、例えばカナダのブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)の心理学者エリザベス・ダン氏の研究によると、チャリティーなど他人のためにより多くのお金を使った人はそうでない他の人に比べ「幸せ指数」が高いことが立証されました。こうした研究結果は米科学誌サイエンス(Science)にも発表されています。

もちろん、このようなデータだけをもとに安易に推奨しているわけではありません。世間一般の多くの方が、寄付は「素晴らしいこと」であると認識しているのにもかかわらず、総論賛成・各論反対で、ほとんどの方は実際に寄付をしていないのが実情です。そこに私は課題、つまり社員の成長の伸び代を感じています。

若い頃はそこまでお金に余裕がある訳ではないので、「お金をたくさん稼いでいる人がすればいい」「そこまで今は、余裕がないから」としない選択をする理由はたくさんあるかと思います。

ただ、コンビニでお菓子を買うのを月に1回だけ我慢する。飲み会で酔っぱらった時の最後のお酒のおかわりのもう一杯!をやめて、その分の500円を寄付に回すなど、余裕がない時でもやろうと思えばできることはたくさんありますよね。もちろん無理はしてはいけません。

もし仮に同じ給与をもらっている新入社員が2人いたとして、給料の全てを自分の為に使っている人と、小額でも社会の為に寄付をしている人であればどちらの方が心の余裕があると言えるでしょうか。

ただ単に自分の生活費を稼ぐことが仕事の全ての目的であれば、今の時代たくさんの職業があります。弊社のミッションは「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出する」です。自分のことばかり終始するのではなく、少しでも良いので誰かの役に立つ人間を目指してほしい。弊社に入社する社員には、大きなことを掲げるよりも、自分が正しいと思うことを小さくてもいいので実際に行動できる人になって欲しいと願っています。

自分の為ではなく、人の為に行動ができる人へ。そのために若いうちから誰かに与えるという経験をしてもらいたいと思っています。行動すれば経験になり、経験すれば必ず結果が変わるからです。

それが社員の幸せにつながり、結果社会の役に立つ立派な人間になることにつながっていくと私は信じています。

最後に少しだけご紹介をさせてください。

弊社では『社会貢献をあたりまえに』を掲げ、本業とは別に有志のメンバーでNPO法人を立ち上げています。

*NPO法人 CANDY ACTION

もし共感いただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも皆様のお役に立つことができますと幸いです。

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