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自殺の値段
希死念慮はずっとある。
毎日、死にたいと思ってる。
朝起きて、仕事のミスに気づき絶望を感じながら仕事に行った。
仕事中も自殺の方法や僕がいなくなったらということをずっと考えていた。
今まさに自殺を企てている。
午前中の仕事が終わり、コンビニに寄った。
お酒と薬でオーバードーズして死のうと考えたのだ。
アルコール度数の高いお酒の棚を眺めて、思った。
割とストレートのウイスキーとかジンとかって安いんだな。
僕は499円のアルコール度数40度ウイスキーを買った。
499円なんて死を連想させるから縁起が悪そうと元気な時の僕は思うだろう。
でも、今は逆に縁起がいいわと思ってしまう。
家には処方されてる薬がまだあるから、それを全部、ウイスキーと飲めば終了だ。
値段にして、499円(酒)+1280円(薬)で1779円。
これが僕の自殺の値段だ。
産まれてくる時はいくらかかたったんだろうな。
これまで自分にどれだけのお金がかかったんだろうな。
たった2000円もしないで死ねるんだぜ。
生と死、重さは生の方が重いのかな。
捉え方にもよるか。
死が生を超えることもあるだろう。
僕の場合はどうだろう。
あーあ、人生終わりか。
そんな風に今考えてる。
死にたいけど、生きたいを繰り返す毎日。
この葛藤はいつ終わるんだろうって苦しむ毎日。
家族には本当に申し訳ない気持ちしかない。
でも、まだ行きたい気持ちは少しはある。
今、家族のことを考えてたら涙がでてきた。
生きたいという涙なんだろうか。
本当に自殺するかは自分でもわからないのが正直なところ。
トリガーになるのはきっと明日現れるだろう。
遺書なんて書いてないけど、希死念慮が物凄い時に書いた小説が遺書みたいなものになるのかな。
こんな小説です。
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