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IN&OUT of TOKYO 14「いまここは、すばらしき新世界?」/一日一微発見139

長く延びた前線が、広域に雨を降らせつづけている。

天気予報は、ずっと雨マークで、九州地方で起こった洪水の被害は、九州全域に拡大されているし、岐阜でも大規模な土砂崩れが発生した。

これは日本だけの話ではなく、中国の状態はもっとひどい。
コロナの発生地だった武漢など、揚子江エリアも記録的な豪雨で、ダムは放水を続けざるをえなくなり、上海までもが浸水している。

この雨もまた、異常気象なのだろうか。

昨日は、その東京で朝から仕事だった。

山手線もかなりの混みようになり、昼食の店の混み方は戻りつつある。
しかし、この数日は毎日感染者は100人以上。9日は220人以上という、過去最高となった。

世界も1200万人に達し、5日間で100万人増と、過去最悪のペースを更新している。
アメリカは300万人台、ブラジルは170万人超、インドとロシアが70万人台。

浜松への帰りの新幹線で『WIRED』の最新号『BRAVE NEW WORLD』を拾い読みながら。
サブタイトルに「SFがプロトタイプする未来」とある。

内容はSFが描く予見である。
オルダス・ハクスレーの『BRAVE NEW WORLD すばらしき新世界』を予見のシンボルとして、タイトルをつけているのだ。

SFとは、Sci-Fiだが、近年、クローズアップされているのは、Cli-Fiつまりclimateつまり気象をテーマにしたサイエンス・フィクションである。

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