
ジョージア・オキーフが見ていたもの/一日一微発見194
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最近、超小型の、携帯から直接つなげるプロジェクターを買った。
授業やプレゼンの時に、簡単に画像が見せられるように、と思っての事だが、この旅のしにくいコロナ期に、けっこう夫婦ではまっている。僕らはテレビのない生活をしている(TVがあると面白いので、つい見てしまうから)。
2人で見たいものだけを相談し、探し出して見る方が楽しいのである。
昨日は晩飯の後に、画家ジョージア・オキーフの動画をいくつか見た。
ちょっと前に『SとNの旅と暮らし』のYoutubeライブで、2人で「コロナの時期の読書」というのをやったのだが、その時に、僕は「伝記を読むのがいいんじゃないか、特に女性の」ということで、草間弥生さんの自伝や小説、石岡瑛子さんの自伝風回顧録『私デザイン』などをピックアップしたのだ。
その時は紹介できなかったが、ポルトガルのファドの歌姫、アマリア・ロドリゲスやジョージア・ オキーフの伝記も本棚から探し出した。
この時期に「伝記」を読み直すというのは、我ながらいいアイディアだと思っている。
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浜松と京都、東京の3拠点で暮らしながらアートプロデュース、編集、大学教授などをやっています。新刊 「超写真論 篠山紀信写真力の秘密」(小学館)「現代写真アート原論」(フィルムアート社)など発売中です。「自己編集(リエディット)」のためのスーパースクールも開講中。