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IN&OUT of TOKYO 07「静かな、自己革命の時」/一日一微発見126


コロナの緊急事態解除が、せまってきた(このテキストを書いているのは5月18日)。
現在、アメリカの死者が8万人に対して日本はそれより2桁少ない、
このことは、世界の新聞でもとても奇妙なことと報道されているが、虚偽ではないだろう。


日本のコロナによるダメージ感は、経済はもちろん大きいが、欧米とは異なった体験として語られるようになるかもしれない。
奇妙な空白期として。

しかし、僕らはオンラインを通じて、世界の友人たちが、どんな境遇に置かれて、日々なにを考えているか、今後どうしようとしているのかを、リアルタイムで知っている。
それは決して、人ごとではない。

僕はその事態にとても興味がある。
全ての人が、孤島に置かれ、しかし、繋がっている事態に。
はたして、それは今だけの異常事態なんだろうか。
強制的にやって来た、来るべき未来なのではないか。
僕らは未来をテストしているのだと思う。

世界は変わっていく。そして不可逆的なニューワールドへの渦の中に巻き込まれていくのだ。

BTJ(ブリティッシュジャーナルオブフォトグラフィー)のニューズレターは、このコロナの時代に、ずっと見ていたひとつである。

写真は時代の最も早いセンサーの一つだ。それは報道という機能以上に、変化を人間がどう感応するかということを示してくれる。

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