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春よこい/一日一微発見191

夜中には、目が覚めてしまうほど強い雨が降っていたが、早朝に起き出して、シャワーをしている間に、すっかりあがった。

雨が上がったときの、空の色や空気の感じが好きだ。濃厚な水分が大気中に残っていて、きれいな空気と一緒に深呼吸するのはなんと清々しいことか。

家を出て、バス停まで行って待っていたら、小さな鳥が何羽もうれしそうに飛びまわり、路上に降りてきて、餌を探すわけでもなく踊るように遊んでいる。

今の人間のセンサーでは、はっきりと触知できないが、浜松に棲む動物たちは、もう春がそこまで来ていることを知っているのだ。

まだ季節としては、冬のど真ん中。
今年は、東北や北陸で雪がひどいというが、つい「もう少しで春ですよ」とフライングしたくなってしまう。

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