杉本博司の光の浄土へ/一日一微発見103
写真というものは、どこかに預言的な力を持っている。
杉本さんが京都市京セラ美術館ではじめる大規模個展「瑠璃の浄土」(©Hiroshi Sugimoto)を、開館前にプレスで見た時にも、そう思った。
詳しくは、展示を見てのおたのしみだが、たとえば高山寺の神泉苑図が掛け軸で出ている。杉本コレクションの「宝物」の1つである。
これは古美術の目利きでありコレクターである杉本さんの所に、いろんな「縁」があって、来たものだ。
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