スプラトゥーンから見る任天堂ヤバすぎワロタ

任天堂。ご存知ですか?そうです。今話題の「どうぶつの森」シリーズや、誰もが知っている「マリオブラザーズ」シリーズの生みの親、世界中で楽しまれているゲームを作っているやべー会社です。

今回はその中でも「スプラトゥーン」というシリーズについてお話します。なぜか?僕が今ハマっているからですが・・・

「スプラトゥーン」シリーズは、先日5周年を迎えました。「マリオ」シリーズが35年を今年の9月に迎えることに比べると、新しいシリーズであることがわかります。ていうか2015年が5年前だということに衝撃が隠せない。紹介映像がコチラ。

まったくとんでもないゲームだよ。聞いてるか?任天堂。お前はキッズの時間を何年奪ってきたんだ。ありがとう。

それでは、なにが「やべー」のか?ちょっと考えてみたい。

"塗る"楽しさ

子供の頃、塗り絵で遊びませんでしたか?あるいはプールや海で水をかけあってみたり。結露で濡れた窓ガラスにお絵かきだってしちゃう。水たまりに飛び込んでみたりもする。これらはすべて、本能的に感じる「楽しさ」のままに行われている。

スプラトゥーンもそう。インクを塗ることによって勝敗を決める。本能的な「楽しさ」とゲーム的な「楽しさ」が全く同じ。だからそもそも、ゲームのシステムからして楽しくないわけない。基本的な動作である「塗る」という行為が楽しいからね。もし呼吸が楽しかったら人生バラ色なのは間違いない。このゲームは呼吸が楽しい。任天堂ふざけてんのか?(ごめんなさい)

”デザイン”の完璧さ

デザインと一口に申し上げても色々あるわけだが、ここでは見かけ上のことについて話したい。スプラトゥーンのデザイン、やべーよ。

画像1

はい。こちらが任天堂のホームページから持ってきた画像です。わかりますか?

まず、かわいい。そんで、かっこいい。くわえて、おしゃれ。

え・・・・・・そんな両立できるんですか・・・・・・普通どれか一つじゃない?欲張りすぎだろ・・・・・・

すごくないですかこれ。COOLとPOPが同居してる。ちなみに、このゲームのキャラクターが着ている服ですが、それぞれの服ごとにブランドがあります。15種類以上。もうスプラトゥーンの世界で暮らせんじゃん。

このゲーム、只者ではない。余談ですが、服のブランドがデザインした武器がありまして、「ベッチュー」という名前が付きます。別注ておま。まぁそうか。

実は、スプラトゥーンに使われている文字フォントは、このゲームのために新しく作られています。それに、配色。目に痛いようで痛くない。実はコレ、影の部分に工夫があって・・・おっと、続きはコチラで!

「人殺しゲー」の壁を越えたスプラトゥーン

このゲーム、ジャンルとしてはシューティングにあたるんですよね。シューティングゲームっていうと、少し怖いイメージありませんか?銃を持って相手とやりあう。多く他人を殺したほうが勝ち!そんなイメージ。

このゲームもそういうゲームなんです。ただ、任天堂の手によって、魔改造されている。もはや別ゲー。「塗る」ことによって自分たちの支配領域が可視化されている。塗りたい!そのために相手を倒す。倒すことが目的ではなくなっている。このゲームの中には「キル」や「デス」という言葉は出てこない。「やられた」と「たおした」があるのみ。英語でも「Splatted」という造語が使われている。家庭で遊ぶゲームを作る、という任天堂の気持ちが込められている。

ゲームに一貫するアイデア

マリオはジャンプですべてを解決する。スプラトゥーンはインクですべてを解決する。

アイデアというものは複数の問題を一気に解決するものである

これは任天堂のゲームクリエイター、宮本茂の言葉であるが、まさに通じるものがある。

やべー企業任天堂、これからもお世話になります。

K氏


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