いちころ主任
普通に塗ったつもりなのに、ボカシパネルがザラザラしたり、またはムラになる。その他に、大きなパネルを塗った時にとにかく肌が高くなってしまって、困ったことはありませんか?それは、ドライスプレーが原因かもしれません。今回のマガジンでは、それらを改善するための方法を、皆さんの不具合の改善のお役に立てるように、僕の経験を踏まえて詳しく解説しています。
次は、具体的な改善方法について説明していきます。 第1部と2部で解説した、状態と原因を踏まえて 読み進めてください。 この改善方法を理解することで、 ドライスプレーが起こる可能性は、格段に落ちます。 そして、もし起こったとしても原因が分かるため、 その対策も容易に取ることができるでしょう。 今から解説する方法は、 僕が色々と工夫してたどり着いた、独自の方法です。 では解説していきますね。
では次になんですが、 ドライスプレーが起こる原因について 深堀っていこうと思います。 失敗するのには必ず原因があり、 その原因を知るのと知らないのとでは、 技術の理解に差が出てしまいます。 原因を知らなければ、 なんとなく出来るようになるだけで終わってしまいますが、 原因を知ることができれば、 違う技術にも応用することができます。 ドライスプレーも同様で、 理解すれば、肌調整など、 色んな応用が効くようになります。 『何でザラザラになるんだろう?』 その疑問を改善す
いちころです。 塗装の現場で 『どう塗っても肌がザラザラになる』 『綺麗にボカしたはずなのにムラになった』 そういった経験はありませんか? それはもしかしたら、 『ドライスプレー』 が原因かもしれません。 ドライスプレーというのは、塗料が均一に馴染まず、 ザラついた仕上がりになる現象のことで、 これは油断していると、ベテランですら起こしかねない 厄介な不具合の1つです。 特徴としては、 肌がザラザラになり、そのまま塗り進めると 必ずムラになります。 そして、ガサガ
ごあいさつ こんにちは、いちころです。 今回のnoteは、タイトルにもある通り、 『色ムラが起こる理由と改善方法(前編)』 ということで、 ・なぜ色ムラが起こるのか ・起こった場合どうすればいいのか ・起こさないためにはどうすればいいのか この3つを軸にして解説していきます。 実際の所、夏・冬を問わず、 色ムラに悩んでいる人は多いんじゃないでしょうか? 例えば ✅目の粗いシルバー ✅隠蔽性の悪い色 ✅淡色系 ✅パステルカラー ✅3コートパール …もうほ
いちころです。 今回のnoteは、タイトルにある通り 『パステルカラー』 の調色と、塗る時の注意点について書いて行きますね。 パステルカラー・・・ これはどんな色なのか、一応解説しますが、 要はメタリックに白が多めに入っている、 パステル(クレヨン)で塗ったような、そんな感じの色です。 ダイハツのクルマに多く採用されていて、 キャンバスやタフトなどで見る機会があると思います。 緑系、ピンク系、ベージュ系など、種類も豊富です。 この色は、実は結構厄介な色で、 ✅色が合
いちころです。 色ムラが起こる理由と改善方法の 前編に引き続き、後編をお届けしますね。 前編では、 ・色ムラの種類について ・ムラが出た後にやってしまったこと(失敗例) ・解決策は基本的なことだった この3つを中心に解説しました。 色ムラに関して、その種類と やらかしがちな失敗例。そして最後に改善策。 技術がある人なら、この前編だけ読んでも 改善出来ることは多くあると思います。 では、この後編では何を解説するのかというと、 具体的な作業方法です。 前編では
いちころです。 近頃国産車でも外車でも、塗りにくくて 調色しにくい色がどんどん出てきてますよね。 マツダの46G。マシーングレー。 スズキのZFT チャンピオンイエロー。 その他、キャンディカラーのようなクルマが 各メーカーからどんどん発売されています。 本音を言うと、 『コレ、合うのか?』 という色もいっぱいあるし、作って採用した人に 本気で文句を言いたくなることも実際あります。 皆さんもそんな感じではないですか? いや、カッコいいし、綺麗なのは認めるんですけどね
いちころです。 今回のnoteでは 自動車の塗装の時、時折現れる 『ハジキ』『ヨゴレの浮き』 の問題について、 その原因と対策方法を、解説して行きますね。 実際、なぜこれらの問題が起こるのかというと、 まず考えられるのは 脱脂がキチンと出来ていない というのが、誰でも最初に 思いつくところだと思います。 油分が少し残っている状態で、 塗装してしまっているということですね。 ですが、キチンと拭いたにもかかわらず、 まるで拭いていないかのように 無数にハジキが発生する