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普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#24

先日病院に行ってきました。胃カメラやったことがないと話したところ、じゃあやりましょうということで来週人生初胃カメラです。ドキドキです。
税理士試験挑戦中であれば良くはないけどこの時期検査はしていないですね。やはり試験が気になってしまって・・・。勉強中の方は直前模試期間中でしょうか。連日テストテストで理論も覚えなくてはいけないし間違えたところの確認もしなくちゃいけないし、週二科目を土日ロングで受講している方はほんときつい時期ですよね。安易に頑張ってと言うのは無責任な気もしますが今は頑張ってとしか言えない時期ですね。ご無理なさらないように。

単位、確認してね

財表でよくありました。円単位なのか千円単位(ごく稀に万円単位だったり)なのか。普段講師の先生にも言われていましたが、忘れた頃にさりげなく解答単位変えてきたりして。そこに何の論点があるの?と当時思っていましたし、今でも税理士試験での論点ではない気がします。ですが実務上はこれ間違えると全然違う書類になってしまいますし、この訓練があったから普通に単位気にするようになったとは思います。全バツの可能性もあります(「わたし」ならバツにすると思う)。ほんと気を付けてください(最近そんな意地悪しないのかな?)。
財表あるあるでは回答すべき財務諸表を計規(会社計算規則)で作成するのか財規(財務諸表等規則)で作成するのか(20年以上前の話なので今はこの論点ないのかな?)これも間違うと終わりです。問題は背表紙まで必ず確認しましょう。最後の1ページに重要な指定があることがあります。こういう意地悪、会計科目の時に多かった印象があります。

,(カンマ)と.(コンマ)

消費税を受講した際、最初の講義できちんと「,(カンマ)」をうつように、これを「.」のようにしてしまうと解答した金額が変わってしまう。会計人としてそこは注意すべきでその講師の方ははっきりしない場合はバツにします。とお話しされていました。こんな風に書いていしまうケースは稀ですが
1,000,000円 と
1,000.000円  意地悪なら百万円と千円です。
あるあるだけど数字は丁寧に。「わたし」字が汚いのでよく6と0、9と4、酷いと6と5、特にメモから転記したい時、電卓の数字にメモの金額を足して解答みたいな時にあれ?これ4?9?みたいなことありました。解答欄にはそれなりに奇麗に書くんですけどちょっとしたメモが雑でもう1回電卓たたくはめに、なんてことよくありました。職場でも人の書類チェックすることあるんですけど数字はもう少し丁寧に書いて、と言いたくなる書類結構あります。きれいである必要はありませんが丁寧に書いて欲しいですね。
関係ありませんが、子供ごころになんで1万円って1,0000円って書かないんだろう?と不思議じゃなかったですか?「わたし」小学校の頃からこれがずっと不思議で分からなくて。4桁にカンマがあった方が圧倒的にわかり易いですよね。5億円だって5,0000,0000円なのでカンマの前の数字とカンマをうった回数ですぐわかりますよね。数字読んでカンマ1回で万円で1万円、ああわかり易い。
英語を習ってわかりました。英語で1,000はワンサウザント。数字+サウザント。6,000,000はシックスミリオン、数字+ミリオン。昔シックスミリオンダラーマンていうアメリカドラマがあって(邦題は「600万ドルの男」)バイオニックジェミーっていう人気ドラマの次にやってた。懐かしい。話が飛びましたが英語圏では3桁にカンマがあった方が読みやすいので国際的にこれに合わせたということなんでしょうか。今では全然慣れましたが。

ファッションと同様流行があります

ただ単なる数字の羅列のように思いますが財務諸表(会計)って長い歴史の中で流行ってあるんですよね。この先はえらい昔の記憶を呼び起こして書いてますし間違いがあると思います。また、現代では古い理屈もあると思いますので息抜きの読み物程度に読んでください。
貸借対照表と損益計算書、時代によってどちらが重視されていたのかってトレンドがあるんですよね。
あながが初めての相手と売買をする時、100万円のものを売る時何を心配しますか?おそらくちゃんと払ってくれるかな?ですよね。人生の最大の買い物である家を注文住宅で建てる場合に依頼する建築会社が途中で倒産するような弱小な会社だとしたら引渡し完了までドキドキですよね。だから相手がどれだけ支払い能力があるか、負債を抱えていないか、安全に取引できるかが重要視されていたので貸借対照表の方が重要視されていました。
投資の時代に入ると儲かっている会社にお金を預けたいので儲けの状況を知りたくなります。よって損益計算書の方が重要視され始めます。会社の損益は会社が誕生して解散するまでで計算するのが最も正しいのですがあまりにも長いスパンになってしまうので、もっと短いスパン(一般的には1年)にスパッと区切って損益を計算します。おそらく適正な期間損益計算なんて習ったかと。この適正な期間損益と期間損益を結ぶ連結体が貸借対照表なんて言い方習ったのではないでしょうか(例えば前払家賃。翌期に地代家賃に振替わって経費になりますよね)。
さらに、「わたし」の受験時代は資本取引と損益取引を明確に区分(企業会計原則の7大原則。今でも残っているのでは?)していたので配当について資本剰余金を原資にすることはできませんでした。その後金融ビックバンといわれる大改革(当時天文学で超新星爆発、ビックバンが話題になっていて会計上の大改革を金融ビックバンと名付けた。韓国のアイドルグループにもビックバンなんてグループもあった気がする)が行われ配当の原資について資本剰余金を充てることもできることになりました。会社法が成立して有限会社がなくなったのもこのタイミングだった気がします。文献読みながら確証をとってないので間違っていたらごめんなさい。
キャッシュフロー計算書も一時期非常に流行った時代があります。キャッシュフローの考え方は定着しましたが計算書はぱったり見なくなった気がします(「わたし」だけ?)。昔勤めてた事務所でエクセルで手入力したキャッシュフロー計算書を法人税の申告書に添付してましたが生半可に作成するから間違いだらけて添付なんてしなきゃよいのに、と思ってました。
現在は企業価値が重要視されていますので純資産と損益状況などの付加価値を勘案して企業価値を判断するのでどちらが重要ということはありません(この辺は学問的にどうなのでしょう。間違っている気がします。「わたし」の感覚で書いています)が相続税を勉強してみると純資産の金額が株価に反映されますので(ものすごく省略して書いてますので正確ではありません)貸借対照表を気にする機会が多いかな。当然税額計算は損益計算書が重要ですけど。
こうしてみると財務諸表ってただ単位数字が並んでいるだけのようでその時代を反映して変化していくんですよね。そのためにルールも色々追加されたり変化したり。税法科目より会計科目が大変な所以です。税法は改正がなけば前年の知識がそのまま使える(国税徴収法は大きな改正があまりなかったなぁ)けど会計科目はちょくちょく変わるので前年の知識を毎年ブラッシュアップしないといけない。資本取引は今勉強している人に教えてもらわないとわからないですね。恥ずかしい。

電卓にボールペン、弘法筆を選びまくる

何かのテレビ番組で弘法筆を選ばず、というのは嘘で思いっきり選んでいて、良い筆がないときは書かなかった、みたいなこと言ってました。ピアニストも演奏する楽曲でタッチ等ピアノの調律したり、そもそものピアノ替えたり、その道のプロってやっぱり道具を選ぶと思います。
「わたし」も電卓とボールペンは沼にはまりました。ボールペンは普通の油性ボールペンから細身の0.38→ハイテックCの0.4(これを長く使ってた)→ジェットストリーム(これは滑りすぎるのですぐやめた)→ブレン→SARASA→SARASAの筐体に無印のジェルインクフィル(0.38だったかな?)を入れて。ハイテックCは2回連続して使い始めてすぐに突然インクが出なくなり、製造元のパイロットに聞いてみました。するとインクの性質上、一度出なくなると復活することはほぼ無いとのこと。またハイテックCがちょうどこの頃入手しにくくなり、別の製品に乗り換えるため沼りました。
理論は字が汚いうえにジェルインクだと滑って余計汚くなる、いきついたのは万年筆でした。プラチナのセンチュリー#3776というものとプレジールというものを使ってました。パイロットのカクノも良かったのですがパイロットのインクが若干裏うつりしたのでプラチナのブルーブラックに落ち着きました。よって、計算はボールペン、理論は万年筆、どちらもブルーブラックを使ってました。万年筆はペン先が乾くと書けなくなるので計算問題には向いていないので使い分けていました。因みに万年筆は使わないとキャップをしていてもペン先が乾いて書けなくなるのですがプラチナの万年筆はキャップが特殊でしばらく使わなくても書くことができます。万年筆は今でも使っています。
電卓はCASIOを使っています。大原の人はCASIO、TACの人はSHARPを使う人が多い、学校がそう勧めるから。「わたし」はDS-12ecoというモデルを使っています。電卓には時間計算ができるモデルと検算機能がついているモデルがあって検算機能のものの方がちょっと高い。検算できた方が便利かな?と思って買ったこともありますが結果その機能を使わなかったので今では時間計算モデルを使ってます。試験会場には普段使っている電卓と同じモデルのものを予備として持って行ってました。突然使えなくなったときに予備が違うモデルでキータッチが違うと困るから。古くなったので最新のものにしようかとDS-20DBというモデルも買いました。メモリー機能が3回分あったり高機能なのですがキートップがテカテカしてるんです。一度試験に使いましたが悪いことに照明の真下の席でキートップが照明の映り込みでひかって非常にやりにくく。またちょっと重いんですこのモデル。普段の仕事では使いやすそうですが結局使い込んだものをそのまま使ってます。皆さん電卓は結構思い入れがあるようでキーの反応が悪くなっても何とか使っている人多いかな。

この写真も左の電卓のキートップが若干テカってる

あとがき

ちょっと試験あるある的なこと書いて息抜きしてもらおうかと思いましたが書きすぎです。余計なお時間取らせてごめんなさい。初めて受ける方、土地勘がない受験地であれば息抜きに下見しに行くと良いですよ。「わたし」、武蔵大学が試験会場だった年があって、偶然職場に武蔵大学出身の方がいたので事前に聞けて良かった。歩けなくないけどバスを使う必要があって時間が読めずドキドキでした。早稲田大学が受験地の方は教室によってエアコンの効き方が違う気がしますので薄めの長袖シャツ持って行くと良いです。大正大学もちょっと寒かった気がします。外が熱いので汗をかく→エアコンが効きすぎているとえらい寒い。たしか7月上旬に受験票が届くと思いますのでチェックしてください。すみません、東京会場の方限定情報となっています。会場の雰囲気の飲まれないように普段どおり粛々と問題解いてきてください。

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